1　区議会とは

　墨田区では、区議会議員(くぎかいぎいん)が区民の代表として、まちをより良くするために、予算(よさん)（区のお金）や条例(じょうれい)（ルール）などの区の重要な方針を決定しています。
　本当なら、区民全員が集まって話し合うことが望ましいかもしれませんが、28万人もいる墨田区の区民が全員集まることは難しいですから、区民の代表として32人の区議会議員(くぎかいぎいん)を選んで、その区議会議員(くぎかいぎいん)の集まりである「区議会(くぎかい)」の中で話し合いをしてもらいます。

　区議会(くぎかい)と区長は、お互いに意見を出し合い、議論を重ねながら、区民のために仕事をしています。
　区議会議員(くぎかいぎいん)と区長は対等・平等で、相互にけん制しながら両者の調整が図られます。また、それぞれが住民による直接選挙で選ばれることから、二元代表制(にげんだいひょうせい)といわれています。
　区議会(くぎかい)は、条例(じょうれい)や予算(よさん)を定めたり、一定の重要事項について決定する合議体(ごうぎたい)であることから、「議事機関(ぎじきかん)」といわれています。一方で、区議会(くぎかい)の議決(ぎけつ)に基づき、自らの判断と責任において行政運営(ぎょうせいうんえい)を行うことから、区長などは「執行機関(しっこうきかん)」といわれています。