すみだ区報（墨田区のお知らせ「すみだ」）　2018年6月1日号

墨田区長　山本　亨

　今年は東京で民生委員制度が始まって、100周年にあたります。委員の方々の活動を多くの皆さんに知っていただきたいとの思いから、5月12日の「民生委員・児童委員の日」の前日に“一日民生委員・児童委員”としてPR等のお手伝いをさせていただきました。
　今回の体験を通して、区の様々な福祉サービスが委員の方々の熱心な活動に支えられていることを強く実感いたしました。改めて委員の皆様に敬意を表し感謝を申し上げます。
　さて、自転車に関連する事故が交通事故全体の約3割を占める中、安全・安心なまちづくりを進める上で放置自転車対策は大きな課題のひとつとなっています。区では、これまで自転車駐車場の利用を促す啓発活動や放置自転車撤去の徹底、1時間単位で利用できる自転車駐車場の設置拡大などに力を入れてきました。その結果、東京都が実施した都内各駅周辺の調査における錦糸町駅の放置自転車台数は、平成28年度に437台（ワースト3位）だったものが、29年度には214台と大幅に減少しました。また、区内の交通事故全体の件数も、29年は前年の28年に比べて18件減少し536件となり、5年前の24年と比較すると444件減少しています。
　安全・安心なまちづくりを進めている中で、放置自転車や交通事故が減少していることは大変喜ばしく、全ての関係者の皆様、そしてルールやマナーを守っていただいている区民の皆様に深く感謝を申し上げます。
　今後も、誰もが安心して便利に暮らせるよう、快適な駅前環境の整備をはじめ様々な取組を進めていきますので、引き続き皆様のご理解・ご協力をお願いします。

“一日民生委員・児童委員”として、区役所でPR活動のお手伝いをしました。