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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2018年7月1日号

 すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に、次の方を紹介していただくことで、すみだを愛する人をつないでいきます。
 第2回目は、立花在住の磯貝 延子さん。生まれも育ちも墨田区の、すみだを知り尽くした方です。

磯貝 延子さん(立花在住)

磯貝 延子さん(立花在住)

 吾妻橋でアビアントというギャラリーを運営しています。「アビアント」とは、フランス語で「また会いましょう」という意味です。オープンから今まで、400以上の様々な展示を行ってきました。その中でも、すみだならではの企画展が、毎年1月に行う「墨だ!展」と、7月の「うちわと風鈴展」です。「墨田」という地名にかけて名付けた「墨だ!展」は、墨を用いた作品のみを展示しています。一方、「うちわと風鈴展」は、区内の竹屋さんにご協力いただいてギャラリー内に巡らせた竹に、作家が絵を描いたうちわや風鈴を飾ります。今年で9回目を迎えますが、夏らしさと下町の雰囲気を感じられると毎年好評です。このような地域性のある企画展の開催も、地域に根差したギャラリーアビアントの特徴かもしれません。

ギャラリー入り口

ギャラリー入り口

「うちわと風鈴展」

「うちわと風鈴展」
今年は7月4日(水曜日)から14日(土曜日)までの開催です。身近なアートを感じに、どうぞお気軽にお越しください!

 このギャラリーは、人のつながりと偶然から生まれました。きっかけは、ある作家の作品を広めるため、ギャラリーをやってみないかという知人からの誘いでした。当初は吾妻橋ではなく向島にて、建物のオーナーの協力の下、スタートしました。ギャラリーコンサートも定期的に行っていて、それを通じて人のつながりが広がりました。移転の際は、ギャラリーを続けるか悩みましたが、「街にギャラリーがあったほうがいい」との思いから、区内で場所を探し、知人の紹介で吾妻橋へ移転したんです。日常とは異なる空間だからか、気持ちの切り替えになるようで、ここをオアシスと呼んでくださる方もいて、やりがいを感じますね。知人の誘いからギャラリーを持ち、知人の紹介や後押しで現在の場所に移転して、今度はそこに人々が集うようになる。このように、人のつながりが強く、連鎖していくのがすみだの地域性なのかなと思います。

 裏表のない方が多いところですね。そのため、素直に心を開くことができて、すみだはとても心地の良い環境だと思います。それから、おせっかいを含めた下町の温かみでしょうか。ギャラリーの場所が分からず、迷っているお客さんがいたときに、その方とわざわざ一緒に歩いてギャラリーまで来てくださった区民の方もいたんですよ。このギャラリーをきっかけに、区民の方が作品とじかに触れ合うようになり、そこから人のつながりが新たに生まれればいいなと思います。

 磯貝さんとは、東京マラソンの招致活動で知り合ったという、すみだランRun倶楽部の加藤 寿男さんです。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

今月の1枚

「すみだ活気の始まり、鼓動」
【撮影】横野 雅久さん

 本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細は、問い合わせるか、区ホームページをご覧ください。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

このページは広報広聴担当が担当しています。