「すみだの夢」の実現に向け、墨田区基本計画全体をけん引するプロジェクトのことです。「すみだの夢」とは、「すみだで暮らす人、働く人、訪れる人の夢や希望がかなえられている状態」と定義しています。このプロジェクトは、上記の3つのプロジェクト事業と、これら事業をさらに発展させていくための「シティプロモーション戦略」で構成されています。区民や事業者、地域で活躍する様々な団体等と行政が「すみだの夢」を共有し、力を合わせ、それぞれの役割を果たすことにより、その実現をめざしていきます。
今号では、その内容の一部をご紹介します。
[問合せ]政策担当 電話:03-5608-6231
皆さんからの意見を大募集!
3月にパブリックコメント(意見募集)を行う予定です。詳細は決まり次第、本紙や区ホームページ等でお知らせします。
区民と区が共有するまちづくりの基本理念やめざすべき「すみだ」の将来の姿と、その実現に向けた道すじを明らかにしたもので、墨田区基本計画の“柱”となるものです。
詳細は、区ホームページをご覧ください。
“水と歴史のハーモニー”
人が輝く いきいき すみだ
1 「すみだ」らしさの息づくまちをつくる
2 地域で快適に暮らせる「すみだ」をつくる
3 新しい事業が起き、人が集まる「すみだ」をつくる
4 安心して暮らせる「すみだ」をつくる
5 区民と区が協働で「すみだ」をつくる
SDGsとは、人類がこの地球で暮らし続けていくために、令和12年(2030年)までに達成しなければならない世界共通の17の目標です。
今回の計画では、17のゴールに施策と事業をそれぞれ結び付け、区の具体的な取組とSDGsとの対応関係を明らかにしました。世界と地域の抱える課題が関連することを区民や企業・事業者と共有し、区政を推進することで、SDGsの達成につなげていきます。
ICT(情報通信技術)とデータを活用した、利便性の高い区民サービスの提供と効率的な区政運営をめざします。利用者目線でのデジタル化や、公民学連携で地域課題を解決できる仕組みづくり等の視点で、行政の情報化を進めます。
例えば…
- オンライン化の推進で、様々な区の手続をインターネットで行えるようになります。
- キャッシュレス化の推進により、税金などを納めるときに多様な納付方法で、いつでもどこでも納付できます。
1 切れ目ない子育て支援・環境を充実させ、笑顔があふれるまちをつくります!
- 全ての子育て世帯にとって環境が整えられ、仕事と子育ての両立等、自分が思い描くライフスタイルで生活しながら、ゆとりをもって子育てでき、地域が温かく子育てに関わるまちになっている
- 子どもたちが、
Society 5.0時代を主体的に生き、社会で活躍し、地域に貢献できる自立した人に育つとともに、郷土に愛着と誇りをもち、異文化を理解し積極的に交流できる、国際感覚のある人になっている
2 地域力日本一の、住んでいてよかったまちをつくります!
- 区民一人ひとりの自助・共助の意識が高まるとともに、燃えない・壊れないまちづくりが進み、災害対応力が向上している
- 困りごとを相談できる環境が整い、地域の支え合いの中で、人と人、人と地域がつながることで、誰もが安心して暮らしている
- 地域コミュニティの多様な担い手が活発的に活動することで、誰もが地域の中で生きがいを持って生活を送る「地域力日本一」のまちになっている
PICK UP
保健所・子育て・教育の関連機能を集約した区民が利用しやすい総合的な保健施設(横川五丁目7番)の整備を、令和6年度の開設をめざして進めています。保健サービス全般を充実させ、区民の健康づくりや母子保健、災害医療体制の拠点として、複数の部署にわたる課題に迅速・効率的に対応していきます。
施設完成イメージ図
活躍したい人・挑戦したい人たちが、輝くチャンスをつかめるまちをつくります!
- すみだの産業に関わる人たちが、時代の変化に対応し、新しい事業に挑戦するなど、いきいきと働いている
- 環境など「地域課題の解決」に取り組む先進的な事業者が現れている
- ものづくりの技術を培ってきた事業者と連携する中で、新規創業が増加し、既存事業者と新規創業者の交流によって、産業が活性化したまちとなっている
- 誰もが自分に合うワークスタイルで働くことや、地域のために働く、活動するなど、これまでの固定観念にとらわれない働き方や働きがいを感じることによって、充実した生活を送っている
1 多様な産業の集積から、つながりが生まれるまちづくり
2 ワーク・ライフ・バランスを実現し、性別に関わらず誰もが輝き、活躍できるまちづくり
3 夢をかなえたい若者や、年齢や障害の有無に関わらず誰もが活躍できるまちづくり
PICK UP
今までの「商品の認証」から「パートナーづくり」へ範囲を広げ、すみだモダンとしてふさわしい活動を実践する事業者や、その理念に共感する事業者との定期的なコミュニティの運営のほか、デザイナーと区内事業者の共同製作による新商品開発等を行います。これにより、区・事業者等の共創による「ものづくりのまち」のブランド力を向上させ、区内の経済活動を活性化させていきます。
さまざまな交流が生まれる、憧れのまちをつくります!
- すみだならではの歴史や文化、景観等が織りなす「まちの魅力」で、世界中の人が「一度は訪れたい」と思い、訪れた人は「また来たい」と感じる、「国際文化観光都市」になっている
- すみだの人や企業・団体の活動に携わりたいと思う多くの人々が訪れ、参加することで、さらに新しい活動と人の交流が生まれ、すみだの人と訪れる人とのつながりが強くなっている
1 誰もが安心してまち歩きを楽しめる国際的なまちづくり
2 ビジネスなどの活動で関わる人を増やす関係人口づくり
3 ものづくり・歴史・文化を活かした誘客の仕組みづくり
PICK UP
隅田公園をはじめとする水辺空間を活用した、地域主導のイベントが数多く実施されるよう、活用を検討している方への支援に取り組みます。また、舟運とも連携しながら、水辺の賑わい創出に取り組んでいきます。
舟運事業の様子
多くの人が「すみだの魅力」を伝え合い、「すみだの夢」を実現していきます!
- 多様な主体と区との協働によるすみだの魅力の伝え合いが活発に行われ、区民のすみだのまちに対する「愛着」と「誇り」が育まれている
- 育まれた「愛着」と「誇り」が、すみだの地域力を向上させ、まちづくりを推進するさらなる原動力となり、「暮らし続けたい、働き続けたい、訪れたいまち」の実現に近づいている
すみだの地域力が一層高められるように、区民の地域に対する愛着と誇り(シビックプライド)を高めていくことを目的に実施します。
区民、事業者、区などの主体が、互いにつながりを深めて、力を合わせ、ともに支え合う地域力を
PICK UP
「人 つながる 墨田区」というメッセージには、ここに暮らす、働く、訪れる、全ての人につながりの温かさを魅力に感じてもらい、それを地域の力へと変えていきたいという
墨田区は「人と人とのつながり」を大切にしながら、未来への道を歩んでいきます。