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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2022年1月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 源平の争いである治承・寿永の乱の一つ「一の谷の戦い」を描いた作品です。源義経は平氏軍の背後の(ひよどり)(ごえ)の断崖を駆け降り奇襲して、平氏軍に勝利しました。作品の右には断崖を騎馬が連なって駆け降りている様子が描写されています。作品名にある「浮絵」とは、透視図法などの西洋の遠近法を用い、奥行きを強調して描かれた浮世絵のことです。北斎は春朗と称していた若い時期に10作品以上の浮絵を発表しています。本図でも城郭は複数の消失点を使った透視図法で描かれています。
 本作品は「北斎で日本史“あの人をどう描いたか”」展の前期(1月23日まで)で展示されています。



すみだ北斎美術館で開催中の企画展「北斎で日本史“あの人をどう描いたか”」展の見所を紹介します。

 江戸幕府の初代将軍、徳川 家康の肖像画です。当時、浮世絵師が将軍を描くことは非常に珍しく、さらに落款の上部には「(きょう)(こう)(とん)(しゅ)百拝 北斎拝写」とあります。「恐惶頓首」は手紙の末尾に記して相手への敬意を表す言葉で、当時の人々が、幕府に対して敬意をもっていたことがわかります。作者は二代 葛飾 北斎で、北斎の画号を継いでいますが、いまだわからないことが多い人物です。
 本作品は「北斎で日本史“あの人をどう描いたか”」展の前期(1月23日まで)で展示されています。
[とき]2月27日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円
  • 小学生以下=無料

*観覧日当日に限り、常設展も観覧可
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936



新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、展示の中止や会期等が変更となる場合があります。ご来館の際は事前に、すみだ北斎美術館のホームページで開館状況をご確認ください。

[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

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