すみだ区報（墨田区のお知らせ「すみだ」）　2022年2月1日号

墨田区長　山本　亨

　1月10日、本区で成人を迎えた皆さんが大人としての門出を迎えました。毎年成人の日に開催している成人を祝うつどいは、すみだトリフォニーホールにて午前と午後の2部制で実施しました。新成人自らが企画・運営を行う式の今年のテーマは「想(おも)い“エモい時間、過ごせていますか”」と題し、「成人を迎えるにあたり、一人ひとりが抱いている感謝や自覚・責任、期待など様々な想い」という意味が込められています。昨年に続き、コロナ禍で様々な制約がある中での開催でしたが、新成人たちの柔軟で自由な発想や行動力は素(す)晴(ば)らしく、今後区政にも積極的に参画していただくことを期待しています。
　昨年12月に国内でも市中感染が確認されたオミクロン株は、非常に感染力が強いことが指摘されています。区は昨年末から墨田区医師会や区内医療機関と協力をしながら、第6波に備えた医療提供体制を構築するとともに、3回目のワクチン接種に向けた準備を行ってきました。ワクチン接種については既に開始していますが、先月14日に発行した新型コロナワクチン接種特集号で詳細をよくご確認いただき、接種にご協力をお願いします。
　さて現在、区政運営の羅針盤である「墨田区基本計画」の中間改定とともに、令和4年度予算案の取りまとめを進めています。新年度は、「SDGs(エスディージーズ)の目線に立った政策・施策を展開することで、持続可能な“すみだ”を実現する」、「ポストコロナを見据えた“すみだ”の未来につながる新たな日常にふさわしい政策を推進する」、「あらゆる分野でデジタルトランスフォーメーションを強力に推進し、新しい価値の創出を図るとともに、区民目線で行政サービスのデジタル化を図る」という、3つの柱に沿って区政運営に、全力で取り組んでいきます。
　そして来月には、区民の皆さんの健康づくりの新たな拠点として新保健施設等複合施設（横川五丁目）が、令和6年度のオープンをめざして着工の運びとなります。ポストコロナ時代に対応した施設として整備を進めていきますので、ご理解とご協力をお願いします。

「成人を祝うつどい」実行委員の皆さんと