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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2022年2月11日号

 消防防災活動を行っているのは、消防署だけではないことをご存じですか。今回は消防署とともに、あなたのお住まいの地域を支える消防団の活動をご紹介します。
 また、一緒に活動してくださる団員を募集中です。あなたの力を地域で役立ててみませんか。
[問合せ]防災課防災係 電話:03-5608-6206

 消防団は、全国の区市町村に設置されている組織で、会社員や公務員、自営業、学生、主婦などの地域の様々な方が所属しています。区では、2つの消防団があり、地域により本所消防団または向島消防団に属します。そして、本所が8分団、向島が9分団に分かれて活動しています。
 地域で火災や大規模災害などが発生したときには、自宅や職場から現場に駆け付け、消防署と連携して消火・救護活動を行います。

地域で火災や大規模災害などが発生したとき

 火災発生時には、消火活動や後方支援など、その場に応じた活動を行います。

 大規模災害発生時等に地域をよく知る立場から、各機関と連携し、捜索・救助活動、避難誘導などを行います。

 台風などの風水害の際は、河川の水位の警戒、土のう作り・土のう積みのほか、排水、浸水防止などに迅速に対応します。

 1年を通じて消火・防災訓練や救命講習などを行い、災害時に備えています。活動の一例をご紹介します(令和3年度より前に撮影した写真を含む)。

 新年を迎え、地域の安全を祈願するとともに、消防団長による訓示や消防団員への表彰などを行います。写真は、普段の活動服ではなく正装の新入団員が、壇上で紹介される様子。



 消防署と合同で首都直下地震を想定した訓練を実施し、大規模災害に対する総合的な対応能力を強化します。写真は、分団の小型ポンプ車からホースを取り出す様子。



 消防団員が、消防活動技術の習熟度を競う大会です。各消防団の活動技術の向上と士気の高揚を図ることを目的として実施しています。



 花火大会や地域の催事などで、火災や急病人が発生した際の対応や災害を未然に防ぐための警戒活動を行います。写真は、国技館で行われた東京2020大会での警戒活動の様子。



 日頃の訓練の成果や、消防団員としての規律などを点検者が確認します。また、地域の方などに消防団への理解を深めてもらうため、消防団の活動を紹介しています。



 春と秋の火災予防運動期間中は、消防署と連携して広報活動を実施します。消防車両による巡回などを行い、地域の皆さんに「火の用心」を呼び掛けています。



 区が主催する総合防災訓練に参加し、応急救護や初期消火等の訓練指導、車両や資器材の展示、消防演習などを行います。写真は、倒壊した建物の下敷きになった人を救出する演習の様子。



 地域の皆さんが明るい新年を迎えられるよう、車両による巡回や火災予防の呼び掛けを行います。写真は、「火の用心」の呼び掛けを行うために集まった様子。

 新入消防団員の中から、4人の方をご紹介します。

 募集チラシにあった「いざというときに地域の力になる」という言葉に()かれ、入団しました。メリハリのある組織で、訓練等は厳しく真剣に行いますが、普段は優しい“普通の人”ばかり。とても親しみやすく、居心地の良い場所です。世代を越えた交流ができるのも良いですね。
 印象に残るのは、地震で大通り沿いの水道管から漏水し、深夜0時頃に参集して、交通整理に当たったこと。無事に任務を終えてほっとしたのはもちろん、自分と同じような人が各地にいると思うと、私たちは守り守られているんだと感じました。
 現在はまだ先輩方について行くばかりですが、自ら率先して動けるように、これからも頑張りたいです。

本所消防団第8分団団員
田中 千紗都さん(3年8月1日入団)

 私は仕事柄、救急車を要請することがあるので、地域と円滑な連携を図れるようになりたいと思い、勤務する地域の消防団に入りました。住まいは区内ではないので、疎外感があるのではないかと心配しましたが全くそんなことはなく、地域のことをよく教えてもらい、今では第二の家族のようです。
 自分の可能な範囲で活動できる点も良いですね。私は急な深夜の参集などには対応できませんが、年末には特別警戒として「火の用心」の呼び掛けを行いました。「ご苦労様!」と声を掛けてくれる地域の皆さんの温かさには感動しました。
 救急救命士等の資格を持っているので、今後はそれをもっと()かしたいです。

本所消防団第8分団団員
中嶋 千絵さん(3年9月1日入団)

 区内にある実家の近所の方が消防団員で、20年位ずっとお誘いをいただいており、“断り切れず”入団しました。でも、実際入ってみると、様々な体験が新鮮ですし、仕事以外での仲間もでき、充実しています。そのご近所の方に感謝ですね。
 私の分団では、皆が参加できるように訓練等は日曜日に設定されます。消防ポンプを扱うとその水圧に驚きました。
 昨年は地域で火災があり、消火後のホースの片付けなど、消防署をサポートしましたが、私たち消防団が特に求められるのは大規模災害のときです。「消防署の職員が足らない」「地域の消火器では十分に消火できない」そんなときに素早く対応できるようにしたいです。

向島消防団第9分団団員
森田 和哉さん(2年12月1日入団)

 私は66歳まで企業で働いていました。体を動かすことが大好きなので、退職後も何かできることはないかと思ったときに消防団の募集を知り、入団しました。その後、学校への再就職も決まり、第二の人生が始まった、という感じです。
 今は少しずつできることを増やしている段階です。まだ防火服を着るのも一苦労で時間がかかりますね。でも、コロナ禍で中止が続き、やっと開催できた10月の消火訓練では、消火ポンプの扱いなどが体験でき、「あ、これなら私にもできる」という感触を得ることができました。
 消防団には様々な年齢、バックボーンの方がいるので、消防活動に詳しくなるだけでなく、視野も広がります。真剣に、楽しく、活動できていますね。

向島消防団第3分団団員
廣瀬 仲子さん(3年3月15日入団)

 まずは、お近くの消防署にお問い合わせください。
対象 区内在住在勤在学の18歳以上で健康な方
消防団の処遇制度 年額報酬や出場手当の支給あり、活動服や制服等の支給あり
問合せ

  • 本所消防署(横川四丁目6番6号) 電話:03-3622-0119
  • 向島消防署(東向島六丁目22番3号) 電話:03-3619-0119

機能別団員制度
 機能別団員制度は、限られた時間でも、救急訓練や広報活動など、あなたが持っている知識や技術を地域のために活かすことができる制度です。

学生消防団活動認証制度
 認証証明書は、消防団活動を行った功績として、就職活動に活かすことができます。

このページは広報広聴担当が担当しています。