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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2022年2月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 本作で描かれている畠山 重忠は、石橋山(現神奈川県小田原市)の戦いでは平氏軍に属していましたが、後に源 頼朝に従い、源 義仲追討などで活躍しました。「源平盛衰記」には、一の谷(現兵庫県神戸市)の合戦で重忠が(ひよどり)(ごえ)の断崖の上で、馬を転倒させないように(よろい)の上から担いで、降りたことが記されています。本図でも口をへの字に曲げて歯を食いしばり、力強く馬を担ぐ重忠の様子が描かれています。
 本作は「北斎で日本史“あの人をどう描いたか”」展の後期(2月27日まで)で展示されています。



すみだ北斎美術館で開催中の企画展「北斎で日本史“あの人をどう描いたか”」後期展示の見所を紹介します。

 源 頼朝と弟の義経は不和となり、頼朝が追討軍を出すと、義経は九州へ逃げるため、摂津の大物浦(現兵庫県尼崎市)から船で出発しますが、大風に遭い難破してしまいます。「平家物語」では、大風は平家の怨霊のためとされています。能の「船弁慶」ではこの場面を基にして、荒波の中、かつて壇の浦で倒した平 知盛の霊が現れ、弁慶が数珠を持って経文を唱えて追い払います。本作でも、その様子が描かれています。北斎門人の北為は、「平家物語」に関する三枚続の錦絵を数図残しています。
[とき]2月27日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円
  • 小学生以下=無料

*観覧日当日に限り、常設展・常設展プラスも観覧可
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936



新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、展示の中止や会期等が変更となる場合があります。最新情報は、すみだ北斎美術館のホームページをご確認ください。

[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

このページは広報広聴担当が担当しています。