墨田区長 山本 亨
今号でご紹介した令和4年度予算案は、「新しいつながり、新しい暮らしを創出する予算 持続可能な“すみだ”の未来へ」と位置付けました。基本計画の後期4年間の初年度となることや、感染症の拡大による影響など、社会の変化を的確に捉え、すみだらしいともに支え合うまちづくり「すみだ型共生社会」を推進し、“すみだ”の未来を見据えた区政運営を行っていきます。また、昨年5月に国から「SDGs未来都市」に選定されたことから、様々な区政課題をSDGsの目線で統合的に解決するための取組を進めます。また、行政が抱える課題に対応するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)を強力に推進することで、区民目線で最適な行政サービスのデジタル化をめざし、区民生活の向上を図ります。一方、進展する少子高齢化への対応策として、課題である学童クラブの待機児童解消など、子育てと仕事を両立できる環境の整備や、これまでの自然災害を教訓とした災害対策など、誰もが住み慣れた地域で安心して、いきいきと暮らし続けられるまちづくりを着実に進めていきます。
さて、本区の文花地区には情報経営イノベーション専門職大学(以下、iU)と千葉大学墨田サテライトキャンパスが開学・開設され、区と大学の連携が本格的にスタートしています。千葉大学とは、環境・教育・健康など、様々な分野での連携が始まり、iUには、プログラミング教育や動画制作など、大学の知見を
令和4年度予算案記者発表