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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2022年6月11日号

 区では、区民の皆さんが納めた税金等がどのように活用されているのかをお知らせするために、区の予算と収入・支出の状況を年2回公表しています。今回は、3年度下半期の財政状況をお知らせします。
[問合せ]財政担当 電話:03-5608-6232

*各表・グラフ中の数値は、四捨五入により合計額が合わない場合があります。

 3年度下半期の景気は、持ち直しの動きが続いているものの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が残りました。こうした中、区では、特別区民税をはじめとする歳入の一部が、人口増等により前年度に比べ増収となりました。
 新型コロナウイルスワクチン接種事業費の追加や子育て世帯等臨時特別支援事業費の新規計上などについて、補正予算で対応したうえで、予算に計上した事務事業を計画的・効率的に執行することができました。

備考1:収入・支出ともに( )内の数字は、一般会計予算額に占める比率です。
備考2:一般会計予算額のうち、人件費は196億1,027万円(区民1人あたり7万846円)です。
備考3:歳入・歳出予算額のいずれも、前年度からの繰越明許費分を除いています。

[一般会計]3年10月1日以降、下表の補正を行った結果、最終予算額は1,469億8,856万円となりました。
[特別会計]当初予算に必要な補正を行うことにより、最終予算額は、国民健康保険特別会計が270億3,842万円、介護保険特別会計が238億6,275万円、後期高齢者医療特別会計が60億7,037万円となりました。

11月・12月議会補正…124億1,472万円の追加 2月議会補正…79億2,732万円の追加
・財政調整基金積立金追加
・協治(ガバナンス)まちづくり推進基金事業費追加
・北斎基金事業費追加
・すみだ北斎美術館管理運営費追加
・生活困窮者自立支援事業費追加
・心身障害者福祉手当支給事業費追加
・自立支援給付事業費追加
・すみだステップハウスおおぞら管理運営費追加
・障害児通所支援事業費追加
・新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事 業費追加
・新型コロナウイルスワクチン接種事業費追加
・商工業融資事業費追加
・観光協会運営補助費
・子育て世帯等定住促進事業費追加
・子育て世帯等臨時特別支援事業費
・非課税世帯等に対する臨時特別給付金給付事業
・職員退職手当追加
・財政調整基金積立金追加
・公共施設等整備基金積立金追加
・住民基本台帳事務費追加
・協治(ガバナンス)まちづくり推進基金事業費追加
・北斎基金事業費追加
・すみだ北斎美術館管理運営費追加
・私立保育所等整備助成事業費追加
・職員給与費追加
・区民、文化およびスポーツ施設管理運営費追加
・高齢者福祉施設管理運営費追加
・産業会館管理運営費追加
・各種事務事業の不用額の減額

 4年3月31日現在の3年度各会計の予算現額と収支の状況は、下表のとおりです。一般会計の予算現額に対する執行率は、歳入が89.6パーセント、歳出が76.8パーセントとなっています。
 なお、事務処理手続等の関係で3月31日までに執行できなかったものについては、出納整理期間中(4月1日から5月31日まで)に執行しました。

区分 予算現額 収入額 支出額
一般会計 1,476億7,144万円 1,323億2,828万円(89.6パーセント) 1,133億6,694万円(76.8パーセント)
国民健康保険特別会計 270億3,842万円 256億1,254万円(94.7パーセント) 244億7,414万円(90.5パーセント)
介護保険特別会計 238億6,275万円 231億4,428万円(97.0パーセント) 210億6,855万円(88.3パーセント)
後期高齢者医療特別会計 60億7,037万円 60億1,453万円(99.1パーセント) 59億4,961万円(98.0パーセント)

備考1:予算現額とは、最終予算額に2年度からの繰越分を加えたものです。2年度からの繰越額は、一般会計で6億8,288万円ありました。
備考2:収入額・支出額欄の( )内の数字は、それぞれ予算現額に対する割合です。
備考3:各会計の収入・支出はともに出納整理期間中に執行・整理を行い、いずれも予算計上額をほぼ達成しています。

 区の施策を実施するために必要な財源として、区民の皆さんに税や各種使用料、手数料を負担していただいています。このうち、特別区税の予算現額と収入額は、下表のとおりです。

内訳 予算現額 収入額 収入率
特別区民税 242億4,900万円 215億5,480万円 88.9パーセント
軽自動車税 1億1,200万円 1億2,071万円 107.8パーセント
特別区たばこ税 19億7,600万円 21億2,486万円 107.5パーセント
入湯税 1,100万円 821万円 74.6パーセント
合計 263億4,800万円 238億 858万円 90.4パーセント

備考1:上記の収入額に加え、出納整理期間中にも収入がありました。

 4年3月31日現在の区有財産の現在高は、下のグラフのとおりです。

 学校施設の整備や、まちづくり事業などには、多額の経費がかかります。このため区は、区債を発行し、その財源を確保するとともに、区債の償還を通じて現在から将来にわたる区民の皆さんの世代間の負担の公平化を図っています。
 各年度末における区債の残高は、下のグラフのとおりです。

 一時借入金とは、収入と支出の時期の違いにより、事務事業を執行するうえで一時的に資金が不足する場合に、年度内償還を条件として市中銀行などから借り入れる資金のことです。
 3年度は、この借入れを行う必要がありませんでした。

 4年度予算は、長引くコロナ禍において、「新しいつながり、新しい暮らしを創出する予算 持続可能な"すみだ"の未来へ」として編成しました。
 我が国の景気の先行きについては、感染対策に万全を期し、経済社会活動が正常化に向かう中で、景気が持ち直していくことが期待されていますが、ウクライナ情勢等による不透明感がみられる現状において、原材料価格の上昇や急速に進む円安、供給面での制約等による下振れリスクが懸念されています。
 一方、区財政においては、納税義務者数の伸びや大企業を中心とする企業収益の回復等を背景に、4年度予算では特別区民税や特別区交付金の増収を見込んだところですが、引き続き景気の先行きは不透明であり、その動向を十分に注視する必要があります。
 こうした状況においても、区民の皆さんの安全・安心の確保に努めるとともに、今年度は基本計画後期4年間の初年度となることから、将来のまちの姿や社会の動きを見据えながら様々な課題やDX(デジタルトランスフォーメーション)、SDGs(エスディージーズ)、区民福祉の向上につながる緊急性・優先性の高い需要に対し積極的に取り組みます。また、これまで以上に行財政改革を推進し、予算計上した施策の目的が最少の経費で確実に達成されるよう予算執行していきますので、区政へのご理解とご協力をお願いします。

このページは広報広聴担当が担当しています。