すみだ区報2019年12月1日号

特集

つながる すみだ(びと)

概要

すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第18回は、墨田区青少年委員として、地域の子どもたちの成長を見守り、健全育成に向けた活動を行っている早川和宏さんです。特に思い入れのある「サブ・リーダー講習会」について伺いました。

早川和宏さん(立花在住)

Q. すみだでどのような活動をしていますか?

東吾嬬小学校選出の青少年委員として活動しています。青少年委員は、区内25校ある小学校と墨田区少年団体連合会から選出され、学校や地域でのお祭り・イベントの手伝い、区教育委員会とともに青少年教育の振興事業に取り組んでいます。すみだまつりや各小学校のイベントでは、子ども向けのゲームを企画したり、ブースを出展したりと盛り上げています。

数ある活動の中でも、特に思い入れがあるのは、サブ・リーダー講習会です。これは、区内の異なる小学校に通う子どもたちが班を作り、グループ活動を通してリーダーとして必要なことを学ぶ宿泊を伴う講習会です。私は、子どもの成長がより感じられるこの講習会が大好きです。また、講習中は各自で決めた「キャンプネーム」で互いを呼ぶのも面白いですね。

サブ・リーダー講習会での様子。大人も子どもも、キャンプネームでお互いを呼び合います。
シャツの袖には、早川さんのキャンプネームが印字されています。

Q. 現在の活動を始めたきっかけや、やりがいは何ですか?

青少年委員となったきっかけは、子どもの通う小・中学校で、PTA本部役員と会長を務めたことから、お声掛けいただいたことです。子どもたちの成長や無限の可能性を間近で見て実感することができる青少年委員の活動に大きなやりがいを感じています。

特にやりがいを感じるのが、サブ・リーダー講習会。初対面の子どもたちが、同じ班になって一緒に課題を達成していく中で、最初はぎこちない関係から、どんどん仲良くなり、宿泊講習後には涙の別れをするほどの関係になっています。宿泊講習に行く前と後では子どもたちの顔つきも全く違います。そのくらい、子どもたちは講習会での経験を素直に吸収し、短期間で成長します。普段は異なる学校に通う子どもたちが講習会を機に仲良く遊んでいるところを見かけることもあります。また、小学校を卒業しても私のキャンプネームを覚えていてくれ、声を掛けてくれることもあります。とても(うれ)しいことです。そんな地域の子どもたちとのつながりを実感できるところもやりがいの一つです。

Q. 早川さんは、すみだのどんなところが好きですか?

様々な活動を通して知り合ってきた、すみだの人たちが大好きで、その関係が財産となっています。幼少期から区内に住んでいるので、幼なじみの友人も地元にいます。学生時代に知り合い、大人になってから、子どもを通じて、また再び良い関係でつながることもあります。

私は、子どもの頃に地域の大人がしてくれたことを、今度は地域の子どもたちにしてあげたいと思って活動しています。同じ思いで活動されている方々が地域には多くいらっしゃり、互いに協力し合っています。それが子どもたちの成長に少しでもつながれば、とても嬉しいです。

次回登場してくださるのは・・・

早川さんの中学時代の後輩で、現在、吾嬬立花中学校のPTA会長をされている、小川政美さんです。

問合せ広報広聴担当 TEL:03-5608-6223