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隅田屋商店〜お米を「主食」から「嗜好品」に〜

更新日:2019年12月17日

取材日:2019年12月10日

担当者:産業振興課 高木


隅田屋商店(東駒形1-6-1)

明治38年創業の隅田屋商店の片山さんにお話を伺いました。

隅田屋商店

店先

卓越した「目利き」によるブレンド米と古式精米の技術

隅田屋商店では、お米の状態を見極める「目利き」と時間をかけた精米技術による「墨田区産」のお米を販売しています。その技術が認められ、すみだを代表する付加価値の高い製造品を作る技術を持ち、その技術の普及と後継に努めている方を認定する「すみだマイスター」に認定されました。

Q1.隅田屋商店のこだわりを教えてください。

A1.「目利き」によるブレンドと昭和26年製造の循環式精米機を使った古式精米です。 これは初代から変わらない、ゆるぎないものです。
 江戸時代には、一般に「米屋」=「精米屋」でしたが、現在は自社で精米を行っているお米屋さんは少ないです。隅田屋では、全国の産地・気候などのお米の状態を「目利き」によって選んでブレンドし、古式精米方法という、通常の7〜10倍の時間をかける精米方法で丁寧にじっくり精米しています。全自動の精米と違い、お米の状態に合わせて微調整できるので、本来のお米の良さをより引き出すことができます。

Q2.家業を継ごうと思ったきっかけはなんですか?

A2.生まれも育ちも墨田区で、小さいころから自分の家を継ぐものだという気持ちはありました。学校を卒業したらすぐに家に入るパターンもありますが、あえて業界を外から見ることができる視野を身に着けるために、全く異業種の旅行代理店に就職しました。やはり、異業種を経験したということは現在の仕事に活きています。
「のれんを継承する」ということは、同じことをそのままやることではないと思っています。守るべきものは守り、直すところは直す。その直すところを見つけるためにも、外から見る視点は必要なことですからね。

Q3.隅田屋商店の、守るべきところと直すべきところとは?

A3.精米方法、お米に対する考え方、仕入れについては全く変えておりませんが、販売方法についてはかなりアプローチを変えています。昔はほとんど業務用として販売していましたが、一般の方にもお米を楽しんでもらいたいと思い、パッケージの改良やギフト用商品の開発などにも取り組んでいます。実は「もらって1番嬉喜ばれるギフト」はお米なんですよね。気軽にプレゼントできるよう、2合タイプから用意しています。

Q4.今後の展望を聞かせてください。

A4.お米を「単なる主食」から「嗜好品」に変えたいと思っています。
 毎日食べるものだからこそ、お米を楽しんでもらいたい。そのためにも、ぜひお店に足を運んでいただいて直接お話しして納得して買ってほしいですね。お米を買いに行くことでコミュニケーションが生まれ、最後には地域活性化にもつながると思っています。インターネット通販などで相対商売がなくなりつつあり、自分が子どもだったときの地域コミュニティもなくなっていると感じています。良い意味で、そのあたりは昔に戻したいな、と思っています。

炊飯教室 〜お米は昔から同じではない〜

お米は主食だからといって、昔から変わらないという思い込みがありましたが、銘柄・気候・嗜好の変化によって変わってきているとのこと。よく耳にする「はじめちょろちょろなかぱっぱ…」も、現代においては正解とは限らないそうです。片山さんは、日本米穀小売商業組合連合会主催の「お米の博士号」と呼ばれる、お米の専門知識を持った人物として5つ星お米マイスターにも認定され、その取組として家庭向け、プロ向け等10種類以上の炊飯教室を行っています。

【家庭でお米を美味しく炊くポイントを伺ってきました!】

(1)お米は「研ぐ」から「洗う」へ
 昔のお米は水分が多く柔らかかった上にぬかの切れが悪かったのでしっかり研ぎきる必要がありましたが、現在は水分調整がしっかりできているため、強く研ぐと割れてしまいます。多めの水で大きく優しく10回かき混ぜる×3セット。これだけで十分。研ぎ汁が透明になるまで洗うのは、お米の照りに関わるでんぷんまで落としてしまうことになるので、洗いすぎは禁物です。
(2)2時間以上は水につける
 水の温度などにより一概には言えませんが、基本的には時間を置いた方がお米は美味しく炊けます。家庭でしたら、夜炊飯器にセットして朝タイマーで炊きあがるのがベスト。最低でも30分はおきましょう。
(3)良い炊飯器を選びましょう
 5つ星お米マイスターとして、毎年炊飯器の評価・検討もしています。その年のベストオブ炊飯器やランキングは「家電批評」という雑誌に掲載されておりますので、興味があればご覧ください。

隅田屋のお米ギフト

お話しいただいたとおり、隅田屋では贈り物としてのお米の販売を行っています。隅田屋商店のお米ギフトは、墨田区で生まれた商品やメニューを認証する「すみだモダン」にも選ばれており、スカイツリータウン5階、すみだまち処でも購入することができます。
年末年始など、ご挨拶のお供に「墨田区産」のお米はいかがでしょうか?

江戸米

隅田屋米

片山さんは海外にも積極的に進出しており、先日シンガポールでの密着取材もされたとのこと。

日本の主食であり、文化でもあるお米を世界に広げていただくと同時に、お米が身近な存在であるが故に本来の価値を見出すことのできていない私たち日本人にも、改めてお米の魅力や知識を伝えていただきたいと思います。

片山さん、ありがとうございました。

お問い合わせ

このページは産業振興課が担当しています。

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