すみだ文化講座と資料展(緑図書館)のご案内
2009年12月28日 掲載
●すみだ文化講座128―緑図書館主催
「不況をのりこえる下町企業家の社訓・家訓」
「まねされる商品を創れ」と言ったシャープの創業者早川徳次氏を中心として
明治26年生まれのシャープの創業者、早川徳次氏は本所松井町に最初の工場を持ち、バックルの発明やシャープペンシルの発明により企業を成長させました。関東大震災では妻子も家、工場も失いましたが、大阪で再起。ラジオ、テレビなどの電気製品や液晶・電卓・太陽電池等の量産化で日本を代表する企業家となりました。
講師の大塚融氏は最晩年の徳次氏に一度会ったきりですが、たちまち感銘を受けたといいます。早川さんは陰徳の人。早川さんの社訓は、生きたプロセスと内面性がにじみ出ていると講師は氏の魅力を論じています。
講師:大塚融(とおる)氏(経営史研究家・元NHK記者)
昭和16年生まれ、東京都出身。一橋大学経済学部卒業。NHK東京報道局で経済記者として、金融・証券・流通など担当。NHK大阪放送局データー情報担当チーフディレクターを務める。神戸大学講師を経て、現在経営史研究家として大阪をはじめ各地で講演。日本の伝統文化にも強い関心を寄せている。
著書:「関西商法と家訓・社訓」「理念なき経営の無惨」「船場の数寄者・加賀正太郎と『蘭花譜』」『大和證券百年史』など
会場:緑図書館3階学習室
受付:当日会場受付・受講無料
●すみだ文化講座129(予告)
「学童疎開の頃」
日時:3月14日(日)午後2時〜4時
会場:緑図書館3階学習室
受付:当日会場受付・受講無料
2月の緑図書館資料展のご案内
●すみだの印刷産業資料展
墨田区内に大小300社あるという、すみだの印刷産業にスポットをあてた展示です。
すみだの印刷業界から発信されているカラーユニバーサルデザインによる印刷物などへの取り組み、江戸から続く日本の伝統的な印刷文化を再現した作品、カレンダーの印刷で知られ日本唯一の暦展示館を開設した会社など、業界の一端ではありますが、貴重な資料をまじえて紹介・展示します。また、紙加工なら何でもできると現役で活躍する85歳の名工も紹介します。
休館日:2月18日(木)
会場:緑図書館1階展示コーナー
●3階展示コーナー
ミニ文学資料展「すみだの工場で働いていた文学者」
墨田区の工場に働きながら、文学を志していた、アララギの歌人松倉米吉、国民的作家吉川英治、寺島町で大空襲にあった作家早乙女勝元、戦後の代表的な詩人関根弘らを紹介します。
