2007年度「大横川親水公園フィールドワーク秋」
トンボサポーター活動の第3回目の生物観察会です。
今回は最初に生物観察をした後に、トンボサポーターの保全活動として、万華池の生態系に影響を及ぼす一部の特定外来生物および外来生物(植物)の間引き作業を行います。
※外来生物とは?
●外国などから入ってきた生物のことで、農作物や家畜、ペットのように私達の生活に欠かせない生物もたくさんいます。
●種の数は2000種を超えるといわれ、現在も日常的に入ってきています。
●一部には、在来生物の生育環境を奪ってしまったり、えさの奪い合いをする種がいるのも現状です。
※特定外来生物とは?
●生態系、人の生命・身体、農林水産業に悪影響を与えるもの、与える恐れのある侵略的な外来生物のことです。
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生物観察会 1
「大横川親水公園フィールドワーク秋」
日時 2007年10月13日(土)曇り
午後1時から2時20分 観察会
2時20分から4時10分 保全活動
気温22度・湿度48パーセント
場所 大横川親水公園
清平橋から法恩寺橋
(万華池周辺)
参加者 32名
講師 1名
生物観察会 2
池では羽化中のシオカラトンボが、はねを乾かしています。
水面から出ている水草のオオフサモは、特定外来生物に指定され、今回の間引き植物の1つです。
生物観察会 3
ガマの穂に乗っているのは、コバネイナゴのペアです。
上のスマートな方がオス、下のメスは肥えていて、複眼の後ろから胸に黒いすじがあります。
生物観察会 4
アサギマダラのオスを見つけました。
長距離を移動するチョウです。
この時期は南西諸島方面へ向かうと思われるので、その旅の途中だったのでしょうか?
生物観察会 5
小さなウシガエルです。
特徴は目の下に黄色の線があり、他のカエルに比べて、やや目つきが悪い?
ウシガエルは特定外来生物に指定されているため、捕獲して家で飼ったり、他の場所への移動は禁止されています。
生物観察会 6
観察会はここまでです。
これから万華池周辺の生態系を守るために、保全活動を行います。
場所:花紅葉ゾーン:万華池の一部
内容:池を覆っている水草や、生態系に影響を及ぼす外来植物の引き抜き・間引き作業を行う
◎引き抜く外来植物
・アメリカセンダングサ(写真向かって左)
・セイタカアワダチソウ(写真向かって右)
・ミズヒマワリ
・アメリカタカサブロウ
・オオフサモ
◎間引きをする在来植物
・ヨシ
・オギ
生物観察会 7
ミズヒマワリに止まっている、ヤマトシジミです。
ミズヒマワリは南米産、熱帯魚用の水草として販売され、水槽から外へと侵入したようです。
白くてかわいい花が咲きますが、特定外来生物に指定されいて、今回引き抜きをする植物です。
生物観察会 8
さっそく植物の引き抜き作業です。
子ども達はすぐに見つけて、かんたんに引き抜きます。
生物観察会 9
みんな、本当によく働きます。
両手に草!
たのもしいですね♪
生物観察会 10
こちらはオギやヨシをハサミで切ります。
今日は、倒れたり橋にかかっている葉を取り除きます。
オギやヨシは放置すると池全体を覆いつくし、冬には枯れてしまいます。こちらも環境保全のために人の手を加える必要があり、毎年冬になると道路公園課で刈り込みを行っています。
生物観察会 11
池を覆っていた水草は、根っこから引き抜きます。
見た目よりも根が張っていたため、池の中に入って作業を行います。
何度も引き抜き、やっと水面が見えるようになりました。
生物観察会 12
今度は引き抜いた植物をゴミ袋に入れます。
生物観察会 13
歩道に落とした草を、拾い集めます。
生物観察会 14
引き抜いた植物は、45リットルのゴミ袋いっぱいに詰めて15袋になりました。
ゴミ袋は後日、道路公園課に処理をお願いする事にして、作業は終了です!
お疲れ様でした!
生物観察会 15
外来植物の間引きの時期については、種の飛ぶ前の秋頃が最も適しているそうです。
今回は生態系の保全のために、植物の引き抜き・間引きを行いましたが、今後はこの池の生物への影響などを観察して、来年の保全活動につなげていく予定です。
また今後、植物以外の特定外来生物についても、道路公園課と相談の上、対応策を検討していく予定です。
◎最後に今日の観察結果報告です。
観察した生物:
『トンボ』シオカラトンボ・アキアカネ・ベニイトトンボのヤゴ・ショウジョウトンボとヤゴ・ウスバキトンボとヤゴ・イトトンボのヤゴ
『チョウ』アサギマダラ・ヤマトシジミ・ツマグロヒョウモン・チャバネセセリ・ナミアゲハ
『その他』コバネイナゴ・クビキリギス・ナガコガネグモ・アメリカザリガニ・カダヤシ・ウシガエルとオタマジャクシ
観察した植物:
フサモ・タヌキモ・ガマ・セリ・エゾミソハギ・キショウブ・ハンゲショウ・フトイ・アオウキクサ・セイタカアワダチソウ・オオフサモ・アメリカセンダングサ・アメリカタカサブロウ・ミズヒマワリ・ミズカンナ・サクラタデ・ヨシ・オギ・ススキ
観察後、生物は元の場所に戻しました。
これからの季節は生物にとっては厳しい冬ですが、トンボサポーターの活動は始まったばかりです。
次回は2008年度「大横川親水公園フィールドワーク」を継続して実施する予定です。
