33ページ。 第4章、重点整備地区の選定(バリアフリー基本構想)では、検討対象地区の整理、各地区の現況等、重点整備地区の選定について説明しています。 1、検討対象地区の整理。 (1)重点整備地区選定の考え方。 重点整備地区の要件は、バリアフリー法第2条第24号において、次のように定められています。この定義に沿って評価項目を設定し、地区別の状況を整理します。 重点整備地区の要件。配置要件。生活関連施設の所在地を含み、かつ、生活関連施設相互間の移動が通常徒歩で行われる地区であること。課題要件。生活関連施設及び生活関連経路を構成する一般交通用施設について移動等円滑化のための事業が実施されることが特に必要であると認められる地区であること。効果要件。当該地区において移動等円滑化のための事業を重点的かつ一体的に実施することが、総合的な都市機能の増進を図る上で有効かつ適切であると認められる地区であること。 (2)地区の設定方法。 「移動等円滑化促進方針・バリアフリー基本構想作成に関するガイドライン」を参考に鉄道駅を中心とした半径500mの範囲を検討対象地区に設定しました。なお、一部の鉄道駅については、駅間を考慮して一体的な地区として設定しました。半径500mを越えた位置にある生活関連施設については、施設利用者の特性等を考慮した上で、地区の評価に含めていきます。また、区民の日常生活を勘案すると、隣接区の駅も多く利用していることが考えられますが、区単位での基本構想等の策定であることから、区内の駅のみを対象としています。 1、両国駅周辺地区。両国駅(JR・都営地下鉄)。2、錦糸町駅周辺地区。錦糸町駅(JR・東京メトロ)。3、本所吾妻橋駅周辺地区。本所吾妻橋駅。4、押上駅周辺地区。押上駅(京成電鉄・都営地下鉄・東京メトロ・東武鉄道)、とうきょうスカイツリー駅。5、菊川駅周辺地区。菊川駅。6、曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区。京成曳舟駅、曳舟駅。7、八広駅周辺地区。八広駅。8、東向島駅周辺地区。東向島駅。9、鐘ヶ淵駅周辺地区。鐘ヶ淵駅。10、小村井駅周辺地区。小村井駅。11、東あずま駅周辺。東あずま駅。 34ページ。 (3)評価項目の設定。 重点整備地区の各要件について、下表のとおり評価項目を設定しました。 配置要件。①駅別乗降者数。1日当たり駅別乗降者数(出典:東京都統計年鑑(令和5年))。②バス運行本数。駅周辺に位置するバス停に停車するバスの平日運行本数(出典:各バス事業者ホームページより作成(令和6年4月時点))。③主要施設数。駅を中心とした半径500mの範囲に位置する生活関連施設数(出典:墨田区ホームページ、各施設ホームページより作成)。 課題要件。④施設等に関する満足度。④の1、駅の利用のしやすさ及び駅周辺の歩行者空間から駅構内への移動に対する評価「とても利用・移動しやすい」「利用・移動しやすい」と回答した割合。④の2、区立公園の利用のしやすさに対する評価「とても利用しやすい」「利用しやすい」と回答した割合。④の3、公共施設の利用のしやすさに対する評価「便利(利用しやすい)」と回答した割合(出典:区民アンケート調査結果)。 効果要件。⑤高齢者人口割合。駅中心半径500mの範囲に大部分が位置している町丁目の総人口に占める65歳以上人口の割合(出典:墨田区ホームページ、町丁別年齢人口(令和6年4月時点))。⑥乳幼児人口割合。駅中心半径500mの範囲に大部分が位置している町丁目の総人口に占める3歳以下人口の割合(出典:墨田区ホームページ、町丁別年齢人口(令和6年4月時点))。⑦障害者人口割合。駅中心半径500mの範囲に大部分が位置している町丁目の総人口に占める障害者手帳所持者数の割合(出典:墨田区資料)。 ⑧まちづくり等の動きがある。再開発事業・道路整備等の基盤整備事業が計画・予定されている、まちづくり方針の策定・検討や、住民や地域等と連携したまちづくり等の動きがある(出典:墨田区資料)。 35ページ。 2、各地区の現況等。 (1)各地区の現況・特徴。 ここでは、各地区の現況や特徴と、地区の位置、主要な施設の状況を地図で示しています。配置要件の「施設名」(外)は、駅を中心とした半径500mの円外にありますが、各地区に近接している施設です。重要な主要施設は、支援を要する方の利用が見込まれる福祉、保健、医療、子育て、就労関係施設、区役所及び出張所、様々な属性の利用が見込まれる大規模な商業施設等としています。課題要件の満足度が区平均と比べて±10%未満の場合は区平均程度としています。 ①両国駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり101,112人。バス運行本数、1日あたり357本。主要施設数、22件。駅別乗降者数、バス運行本数が多く、重要な主要施設も多く立地しています。重要な主要施設。緑出張所・みどりコミュニティセンター(外)、江戸東京博物館、国技館、同愛高齢者支援総合センター・同愛高齢者みまもり相談室、みどり高齢者支援総合センター・みどり高齢者みまもり相談室、両国子育てひろば、同愛記念病院、山田記念病院(外)。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、56%。区立公園、58%。公共施設、64%。駅・駅周辺の歩行空間、区立公園、公共施設の満足度は区平均程度です。 効果要件。人口割合。高齢者、15.0%、乳幼児、12.6%。障害者、2.6%。高齢者人口割合と障害者人口割合は区平均より低く、乳幼児人口割合は区平均程度です。 まちづくり等の動き。両国駅北側において、良好な開発を誘導し、公的空間の整備促進を図るため、地区全体のまちづくりの考え方の取りまとめを予定しています。隅田川沿川地区(蔵前橋から駒形橋周辺エリア)においては、大規模な民間開発事業が予定されており、併せて周辺の公共施設整備を予定しています。備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として、「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」が挙げられています。自由記述では、JR両国駅東口前の歩道の幅員や西口前のガードレールの設置に関する意見があります。また、緑図書館周辺の歩道の幅員や自転車置き場のスペースや段差に関する意見があります。 36ページ。 ②錦糸町駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり288,660人。バス運行本数、1日あたり1,237本。主要施設数、21件。駅別乗降者数、バス運行本数が非常に多く、重要な主要施設も多く立地しています。重要な主要施設。ハローワーク墨田、すみだ障害者就労支援総合センター(外)、墨東病院、賛育会病院(外)、商業施設(アルカキット錦糸町、テルミナ、マルイ、オリナス錦糸町、楽天地ビル)。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、48%。区立公園、49%。公共施設、84%。駅・駅周辺の歩行空間の満足度は区平均程度、区立公園の満足度は区平均より低く、公共施設の満足度は区平均より高いです。 効果要件。人口割合。高齢者、17.4%、乳幼児、2.4%、障害者、2.2%。高齢者人口割合、障害者人口割合、乳幼児人口割合は区平均より低いです。 まちづくり等の動き。2030年代半ばの地下鉄8号線(有楽町線)豊洲から住吉間の延伸に伴い、錦糸町駅周辺のまちづくりの検討が進められています。 備考。区民アンケート結果。錦糸町駅や錦糸公園の利用者からの回答割合が多いです。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」が挙げられています。自由記述では、錦糸町駅及び各施設周辺の歩道の狭さについて意見があります。 37ページ。 ③本所吾妻橋駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり20,405人。バス運行本数、1日あたり731本。主要施設数、17件。バスの運行本数が多いです。押上駅周辺地区と一部の区域が重なっています。重要な主要施設。墨田区役所・すみだリバーサイドホール、すみだ消費者センター・すみだ共生社会推進センター・すみだ人権同和・男女共同参画事務所(外)、すみだ福祉保健センター(外)、こうめ高齢者支援総合センター・こうめ高齢者みまもり相談室(外)、賛育会病院(外)、東京スカイツリータウン。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、31%。区立公園、58%。公共施設、56%。駅・駅周辺の歩行空間の満足度は区平均より低く、区立公園と公共施設の満足度は区平均程度です。 効果要件。人口割合。高齢者、20.8%。乳幼児、2.5%。障害者、2.9%。高齢者人口割合、障害者人口割合、乳幼児人口割合は区平均より低いです。 まちづくり等の動き。特になし。 備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」、「ガードレールの設置」が挙げられています。自由記述では、墨田区役所前の歩道、入口やエレベーターに関する意見があります。 38ページ。 ④押上駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり715,260人。バス運行本数、1日あたり1,348本。主要施設数、27件。駅別乗降者数、バス運行本数が最も多く、重要な主要施設も多く立地しています。重要な主要施設。すみだ消費者センター・すみだ共生社会推進センター・すみだ人権同和・男女共同参画事務所、墨田区役所・すみだリバーサイドホール(外)、すみだ福祉保健センター、こうめ高齢者支援総合センター・こうめ高齢者みまもり相談室、なりひら高齢者支援総合センター・なりひら高齢者みまもり相談室、ぶんか高齢者支援総合センター・ぶんか高齢者みまもり相談室(外)、すみだ保健子育て総合センター(外)、賛育会病院(外)、東京スカイツリータウン。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、43%。区立公園、59%。公共施設、60%。駅・駅周辺の歩行空間、区立公園、公共施設の満足度は区平均程度です。 効果要件。人口割合。高齢者、21.3%。乳幼児、2.5%。障害者、3.3%。高齢者人口割合が区平均より高く、障害者人口割合、乳幼児人口割合は区平均より低いです。いずれの人口も他地区より多いです。 まちづくり等の動き。地区計画等により押上駅北側のまちづくりを推進しており、東武伊勢崎線連続立体交差事業とともに、補助114号線(言問通り)の拡幅事業が実施されています。今後は(仮称)押上駅北口線(交通広場を含む)を含め周辺の街路整備事業が予定されています。 備考。区民アンケート結果。押上駅の利用者からの回答割合が多いです。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題としては「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」、「案内標識、案内看板がない」が挙げられています。自由記述では、東京スカイツリー周辺の歩道の幅員や歩道を通行する自転車に関する意見があります。 39ページ。 ⑤菊川駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり23,203人。バス運行本数、1日あたり250本。主要施設数、8件。バスの運行本数は多いですが、他地区と比べて主要施設数は少ないです。地区の約半分が江東区に含まれています。重要な主要施設。緑出張所・みどりコミュニティセンター(外)、ハローワーク墨田(外)、みどり高齢者支援総合センター・みどり高齢者みまもり相談室(外)、すみだ障害者就労支援総合センター(外)、マルイ錦糸町(外)。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、50%。区立公園、67%。公共施設、33%。駅・駅周辺の歩行空間、区立公園の満足度は区平均程度で、公共施設の満足度は区平均より低いです。アンケ―トの母数を考慮する必要があります。 効果要件。人口割合。高齢者、15.4%。乳幼児、2.7%。障害者、1.9%。高齢者人口割合、障害者人口割合は区平均より低く、乳幼児人口割合は区平均より高いです。 まちづくり等の動き。特になし。 備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」、「歩道と建物の段差や勾配」、「歩道がない」が挙げられています。 40ページ。 ⑥曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり47,257人。バス運行本数、98本。主要施設数、36件。駅別乗降者が多く、重要な主要施設も多く立地しています。重要な主要施設。東向島出張所、すみだ消費者センター・すみだ共生社会推進センター・すみだ人権同和・男女共同参画事務所(外)、すみだ生涯学習センター、すみだボランティアセンター、すみだ福祉保健センター(外)、むこうじま高齢者支援総合センター・むこうじま高齢者みまもり相談室、こうめ高齢者支援総合センター・こうめ高齢者みまもり相談室(外)、東京曳舟病院、東京都済生会向島病院、中村病院、墨田中央病院(外)、イトーヨーカドー曳舟店。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、57%。区立公園、68%。公共施設、73%。駅・駅周辺の歩行空間、区立公園の満足度は区平均程度で、公共施設の満足度は区平均より高いです。 効果要件。人口割合。高齢者、23.7%。乳幼児、2.7%。障害者、3.0%。高齢者人口割合と乳幼児人口割合が区平均より高く、障害者人口割合は区平均より低いです。いずれの人口も他地区より多いです。 まちづくり等の動き。令和7年9月に東武曳舟駅周辺地区まちづくり方針が策定され、今後、市街地再開発事業の都市計画決定とともに補助326号線(曳舟たから通り)の拡幅整備に併せた駅前交通広場の整備が予定されています。 備考。墨田区交通バリアフリー基本構想(平成16年6月)で重点整備地区と定めており、各特定事業によるバリアフリー事業が進められてきました。 区民アンケート結果。曳舟駅と京成曳舟駅の利用者からの回答割合が多いです。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」、「歩道がない」が挙げられています。自由記述では、駅周辺の歩道に関する意見があります。 41ページ。 ⑦八広駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり13,301人。バス運行本数、213本。主要施設数、11件。バスの運行本数は多いですが、他地区と比べて主要施設数は少ないです。重要な主要施設。墨田二丁目出張所(外)、東向島出張所(外)、すみだ生涯学習センター(外)、八広はなみずき高齢者支援総合センター・八広はなみずき高齢者みまもり相談室、東京都済生会向島病院(外)。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、65%。区立公園、41%。公共施設、67%。駅・駅周辺の歩行空間の満足度は区平均より高く、区立公園の満足度は区平均より低く、公共施設の満足度は区平均程度です。アンケ―トの母数を考慮する必要があります。 効果要件。人口割合。高齢者、23.5%。乳幼児、2.6%。障害者、2.7%。高齢者人口割合は区平均より高く、乳幼児人口割合は区平均程度で、障害者人口割合は区平均より低いです。 まちづくり等の動き。特になし。 備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と建物の段差や勾配」、「歩道と車道の段差や勾配」、「歩道がない」が挙げられています。 42ページ。 ⑧東向島駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり18,205人。バス運行本数、1日あたり84本。主要施設数、22件。主要施設として公園と学校が多く立地しています。曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区と一部の区域が重なっています。重要な主要施設。東向島出張所、すみだ生涯学習センター、すみだボランティアセンター(外)、むこうじま高齢者支援総合センター・むこうじま高齢者みまもり相談室、八広はなみずき高齢者支援総合センター・八広はなみずき高齢者みまもり相談室(外)、梅若ゆうゆう館(外)、うめわか高齢者支援総合センター・うめわか高齢者みまもり相談室(外)、東京都済生会向島病院。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、51%。区立公園、17%、公共施設、72%。駅・駅周辺の歩行空間の満足度は区平均程度、区立公園の満足度は区平均より低く、公共施設の満足度は区平均より高いです。アンケ―トの母数を考慮する必要があります。 効果要件。人口割合。高齢者、23.3%。乳幼児、2.6%。障害者、2.6%。高齢者人口割合は区平均より高く、乳幼児人口割合は区平均程度で、障害者人口割合は区平均より低いです。乳幼児人口は他地区より多いです。 まちづくり等の動き。特になし。 備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道がない」が挙げられています。課題のうち、「横断歩道上の誘導ブロックの整備」の割合が他地区より多いです。自由記述では、東向島駅前の歩道の狭さや歩道を通行する自転車に関する意見があります。 43ページ。 ⑨鐘ヶ淵駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり12,332人。バス運行本数、1日あたり38本。主要施設数、15件。他地区と比べてバスの運行本数及び主要施設数は少ないです。重要な主要施設。墨田二丁目出張所、東京都リハビリテーション病院、梅若ゆうゆう館(外)、うめわか高齢者支援総合センター・うめわか高齢者みまもり相談室(外)。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、49%。区立公園、25%。公共施設、43%。駅・駅周辺の歩行空間の満足度は区平均程度、区立公園と公共施設の満足度は区平均より低いです。アンケ―トの母数を考慮する必要があります。 効果要件。人口割合。高齢者、30.9%。乳幼児、2.1%。障害者、3.9%。高齢者人口割合と障害者人口割合は区平均より高く、乳幼児人口割合は区平均より低いです。 まちづくり等の動き。補助第120号線(鐘ヶ淵通り)の拡幅整備事業及び鉄道立体化の早期実現等に向けたまちづくり計画を現在改定中です。 備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道と車道の段差や勾配」、「歩道の幅員や勾配」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道がない」が挙げられています。課題のうち、「ガードレールの設置」の割合が他地区より多いです。自由記述では、鐘ヶ淵通りの歩道の狭さや踏切の通行時に歩行者と車両が通行するため、危ないという意見があります。 44ページ。 ⑩小村井駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり10,795人。バス運行本数、1日あたり134本。主要施設数、21件。他地区と比べて駅別乗降者数は少ないです。主要施設として公園が多く立地するほか、区域内に小学校4校、中学校2校、大学2校、区域外に近接して高等学校が立地しています。重要な主要施設。文花出張所、立花図書館(外)、文花子育てひろば、いきいきプラザ、ぶんか高齢者支援総合センター・ぶんか高齢者みまもり相談室(外)、なりひら高齢者支援総合センター・なりひら高齢者みまもり相談室(外)、すみだ保健子育て総合センター(外)、立花ゆうゆう館(外)、墨田中央病院。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、24%。区立公園、25%。公共施設、71%。駅・駅周辺の歩行空間と区立公園の満足度は区平均より低く、公共施設の満足度は区平均程度です。アンケ―トの母数を考慮する必要があります。 効果要件。人口割合。高齢者、26.5%。乳幼児、2.5%。障害者、3.3%。高齢者人口割合は区平均より高く、乳幼児人口割合と障害者人口割合は区平均程度です。 まちづくり等の動き。地区計画等により、教育・文化・産業が調和するまちづくりが行われています。今後は都営住宅の一部建替えが予定されています。 備考。区民アンケート結果。住まい及び駅周辺の歩行空間に関する課題として「歩道の幅員や勾配」、「歩道がない」、「路面の凹凸や滑りやすさ」、「歩道と車道の段差や勾配」、「音響式信号機の整備」が挙げられています。自由記述では、踏切や北十間川沿いの歩道を通行する自転車に関する意見があります。 45ページ。 ⑪東あずま駅周辺地区。 配置要件。駅別乗降者数、1日あたり7,523人。バス運行本数、50本。主要施設数、16件。他地区と比べて駅別乗降者数、バスの運行本数は少ないです。主要施設としては公園が多く立地しています。重要な主要施設。文花出張所(外)、立花図書館、文花子育てひろば(外)、いきいきプラザ(外)、立花ゆうゆう館、墨田中央病院(外)。 課題要件。アンケートにおける満足度。駅・駅周辺の歩行空間、30%。区立公園、25%。公共施設、50%。駅・駅周辺の歩行空間、区立公園、公共施設の満足度は区平均より低いです。アンケ―トの母数を考慮する必要があります。 効果要件。人口割合。高齢者、25.6%。乳幼児、2.6%。障害者、3.0%。高齢者人口割合は区平均より高く、乳幼児人口割合は区平均程度で、障害者人口割合は区平均より低いです。 まちづくり等の動き。特になし。 備考。賛育会病院と特別養護老人ホームの建設予定があります。   46ページ。 (2)各地区の評価項目の総括。 各地区の状況を、一覧で示しています。 47ページ。 全体図。このページでは、区内の主要な施設や指定避難所、まちづくりの方針や地区整備計画のある地区を地図で示しています。 48ページ。 全体図(道路バリアフリー整備状況)。このページでは、区内の主要な施設や道路バリアフリーの整備状況を整備済み・整備中・整備予定に分けて地図で示しています。 49ページ。 3、重点整備地区の選定。 各地区の現況等の整理・比較結果を踏まえ、公共交通機関の運行・利用状況や主要施設の集積状況、高齢者や乳幼児等の人口割合、歩行空間や施設等に関する要望や関連事業と連携したバリアフリー化による効果が期待されることなどから総合的に判断し、面的・一体的にバリアフリー事業を進めていく重点整備地区として、「押上駅・錦糸町駅周辺地区」と「曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区」の2地区を選定しました。 移動等円滑化促進地区、重点整備地区の位置を地図で示しています。 50ページ。 押上駅・錦糸町駅周辺地区。 (1)地区の現状。 押上駅周辺地区。大規模な商業施設である東京スカイツリータウン、すみだ共生社会推進センター、すみだ福祉保健センター等の福祉施設が立地しています。東武鉄道伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業とその周辺における街路整備事業が実施されています。区民アンケートでは、押上駅の利用者の回答割合が多いことから、関心の高い地区と考えられます。効果要件のとおり他地区と比べて高齢者、乳幼児、障害者の人口が多い地区です。 錦糸町駅周辺地区。アルカキット錦糸町等の大規模な商業施設が複数立地し、ハローワーク墨田やすみだ障害者就労支援総合センターのほか、災害拠点病院である墨東病院が立地しています。区民アンケートでは、錦糸町駅や錦糸公園の利用者からの回答割合が多いことから、関心の高い地区と考えられます。地下鉄8号線(豊洲から住吉間)の延伸に伴い、錦糸町駅周辺のまちづくりの検討が進められています。 両地区共通事項。駅乗降者数及びバス運行本数が他地区より多いことやアンケートで駅周辺等の歩道に関する意見が多いことから、施設間を結ぶ経路のバリアフリー整備の効果が高いと考えられます。両地区の間にすみだ保健子育て総合センター及び賛育会病院が立地しています。 (2)地区の範囲。 各駅を中心とした半径500mの範囲に立地している施設を含み、かつ範囲外に近接している一部の福祉施設等を含めた形で地区の範囲を設定しました。また、両地区の間に、すみだ保健子育て総合センター及び賛育会病院が立地していることから、当該施設までの経路も含めて押上駅・錦糸町駅周辺地区として設定しました。 51ページ。 (3)生活関連施設と生活関連経路。 ア、生活関連施設。 バリアフリー法及び「移動等円滑化促進方針・バリアフリー基本構想作成に関するガイドライン」に示す生活関連施設の分類に基づき、以下の施設を生活関連施設とします。 旅客施設。押上駅、とうきょうスカイツリー駅、JR錦糸町駅、東京メトロ錦糸町駅。官公庁等。本所税務署、墨田都税事務所、本所警察署、すみだ共生社会推進センター、すみだ人権同和・男女共同参画事務所、すみだ消費者センター、東駒形コミュニティ会館、横川コミュニティ会館、ハローワーク墨田、東京簡易裁判所墨田庁舎、本所郵便局、すみだ産業会館、錦糸町公証役場。教育・文化施設等。都立本所高等学校、都立両国高等学校、墨田中学校、横川小学校、小梅小学校、業平小学校、柳島小学校、錦糸小学校、東駒形コミュニティ会館図書室、横川コミュニティ会館図書室、すみだ郷土文化資料館、すみだトリフォニーホール。保健・医療・福祉・子育て施設。すみだ保健子育て総合センター、すみだ福祉保健センター、こうめ高齢者支援総合センター、こうめ高齢者みまもり相談室、なりひら高齢者支援総合センター、なりひら高齢者みまもり相談室、なりひらホーム、さくら橋コミュニティセンター、すみだふれあいセンター、すみだ障害者就労支援総合センター、すみだボランティアセンター分館、江東橋児童館、都立墨東病院、賛育会病院。商業施設。東京スカイツリータウン、オリナス錦糸町、楽天地ビル、テルミナ、マルイ錦糸町、アルカキット錦糸町。公園。隅田公園、大横川親水公園、押上公園、業平公園、おしなり公園、横川さんかく公園、横川公園、錦糸公園、江東橋公園、錦糸堀公園、横川東公園、竪川第一公園、竪川親水公園、柳島児童遊園、小梅児童遊園。スポーツ施設等。ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)、錦糸公園野球場、錦糸公園テニスコート。 イ、生活関連経路。 生活関連経路は、バリアフリー法において、生活関連施設相互間の経路として定められています。本基本構想では、バリアフリー法の定義に則り、鉄道駅と生活関連施設、生活関連施設同士を結ぶ以下の経路を生活関連経路に位置付けます。 国道。一般国道14号。都道。特例都道465号、特例都道319号。区道。墨16号路線、墨22号路線、墨25号路線、墨26号路線、墨29号路線、墨42号路線、墨49号路線、墨55号路線、墨56号路線、墨58号路線、墨105号路線、墨111号路線、墨112号路線、墨119号路線、墨127号路線、横川4004号路線、横川5004号路線、押上1005号路線、押上1020号路線、押上2002号路線、(仮称)南北通り、墨3号路線、墨5号路線、墨8号路線、墨11号路線、墨13号路線、墨43号路線、墨45号路線、墨46号路線、墨104号路線、墨110号路線、墨126号路線、江東橋1011号路線、江東橋4013号路線、江東橋4014号路線。 53ページ、54ページ。 押上駅・錦糸町駅周辺地区の地区範囲・生活関連施設・生活関連経路(区間番号を併記)を地図で示しています。 55ページ。 (4)各施設等における現状の主な取組。 公共交通では、車いす利用者や視覚障害者等への移動支援や職員の教育訓練を実施しています。視覚障害者、聴覚障害者への文字や音声による情報提供を実施しています。窓口等でコミュニケーションボードや筆談による対応を実施しています。各駅にはバリアフリートイレやバリアフリールートが整備されています。ホームドアを押上駅、東京メトロ錦糸町駅、JR錦糸町駅(総武緩行線)に設置しています。 道路では、道路や道路附属物については、定期的に点検し、補修や改修等を行うことで、車両や歩行者等が安全・快適に通行ができるよう適正に維持管理しています。また、積雪時には道路、橋りょうの除雪作業等を行い、道路交通の確保と歩行者の安全確保に努めています。放置自転車の撤去に民間活力を導入し、原則、毎日撤去を実施しています。区内を通行する自転車等の利用者のルール、マナーの啓発を推進しています。墨田区交通バリアフリー道路特定事業計画(平成27年6月)に基づき、墨26号路線(小梅通り:言問通りから桜橋通り)、墨111号路線(浅草通りから横川一丁目16番先)、墨49号路線(浅草通りから業平四丁目10番先)の道路のバリアフリー化をしています。また、ネットワーク路線として、墨46号路線(タワービュー通り:浅草通りから北斎通り)、墨104号路線(北斎通り:清澄通りから四ツ目通り)の道路のバリアフリー化をしています。 建築物では、窓口等でコミュニケーションボードや筆談による対応を実施しています。利用者への適切な支援環境を形成するため、職員教育等を実施しています。施設の改修時等にバリアフリートイレ等のバリアフリー設備の設置を進めています。 都市公園では、トイレが設置されている公園については、1か所以上バリアフリートイレの整備を進めています。 交通安全では、押上駅周辺地区では、墨26号路線(小梅通り)と墨119号路線(曳舟川通り)に音響式信号機が設置されています。錦糸町駅周辺地区では、錦糸町駅北側と南側に音響式信号機が設置されています。また、錦糸町駅南側の国道14号と都道465号の交差点にはエスコートゾーンが設置されています。 (5)基礎調査の結果等における課題。 区民等へのアンケート、まち歩き点検、会議等における意見を踏まえて、以下のとおり課題をまとめました。文章末尾の①から③は基礎調査の際に得られた回答者の属性を参考に付したものです。①は、「車いすを使用している」、「歩行に障害等がある」、「杖や歩行補助具を使用している」、「視覚に障害がある」を示しています。②は、「妊娠中、乳幼児を連れて外出する」を示しています。③は、「聴覚に障害がある」、「言語に障害がある」、「知的障害」、「精神障害」、「発達障害」、「ヘルプマーク・ヘルプカードを所持している」を示しています。 ア、公共交通。 押上駅。区民アンケートでは課題として「ホームの通路幅」、「階段の通路幅」、「エレベーターの整備」、「エレベーターの使いやすさ」について回答割合が高い。利用者増加に伴いホーム幅や階段幅が狭く感じる。改札前が混雑している、①③。スーツケースを持った旅行者等のエレベーター利用者の増加に伴い、エレベーターが渋滞している。A2、B1、B2出口(業平側)にエレベーターがない。ホームや駅出入口に下りエスカレーターがない、②。A3出口のエレベーターは乗り換えが必要である、②。東側出口利用時に車いす使用者は階段昇降機の使用が必須である、①③。雨の日に駅構内の通路や階段が滑りやすい。 56ページ。 A3出口エレベーター前に傾斜があり、車いす使用者は利用しにくいと思う。各ホームの行先方向、乗り換え時の案内が分かりにくい、②。 とうきょうスカイツリー駅。区民アンケートでは、課題として「出入口・駅構内の案内表示」の回答割合が高い。回答総数、5件。北千住方面のホームが狭い。工事中の浅草方面の改札前が狭い。エレベーターまで距離がある。エスカレーターと改札の間で人が滞留している。空港へ向かう外国人観光客が押上駅と間違えて迷っている。工事中の浅草方面の東武線入口が分かりにくい、①②。 JR錦糸町駅。区民アンケートでは課題として「ホームドアの整備」、「ホームと列車のすき間」「エレベーターの使いやすさ」、「エレベーターの整備」の回答割合が高い。総武快速線にホームドアがほしい、②。ホームと電車の隙間が広い。ホームに座るいすがない、③。エレベーターの利用者が多いため、優先利用の表示を分かりやすくしてほしい、②。エスカレーターを歩行する人が多い。トイレ前で待ち合わせをしている人が多く、快速線へのエスカレーターの導線が悪い。北口のベビーカーが通行できる広い改札がない。南口の端の1つの入場改札が混雑している。南口には数段の段差がある。ピアきんしちょう側に車いすやベビーカー用のスロープがほしい、②。北口側と南口側の行き来ができない。東京メトロ錦糸町駅との乗り換えまでの距離があり、ベビーカーや車いす使用者は不便ではと思う。 東京メトロ錦糸町駅。区民アンケートでは課題として「駅構内の通路幅」「ホームの通路幅」「ホームと列車のすき間」の回答割合が高い。混雑時の導線の検討が必要。3番出口、4番出口から券売機まで距離がある。改札と4番出口の間に傾斜があり、車いす使用者は不便ではと思う。JR錦糸町駅との乗り換えまでの距離があり、ベビーカーや車いす使用者は不便ではと思う。 鉄道駅全般。ユニバーサルシートはおむつ替え等に使用できるため、広めてほしい。 押上駅バス停。区民アンケートでは課題として「ベンチがない・少ない」「上屋がない」(40.0%)の回答割合が高い。回答総数、5件。雨の日に3列で並んでいると雨に濡れるため、屋根の拡張をしてほしい。下車する場所が狭く、車道に降りる時があり、ベビーカー利用時は再度歩道に上がる必要がある、②。ベンチを設置してほしい。循環バス停留所に英語表記を充実した方が良い。 錦糸町駅バス停。区民アンケートでは課題として「ベンチがない・少ない」、「上屋がない」の回答割合が高い。雨天時等では路面が滑りやすい。両国方面の乗り場案内が分かりにくい(南側)。外国人観光客がどのバス停を利用すればよいか迷っている(南側)。バス停のどこに並べばよいか分からないため、路面に〇〇行等の表示がほしい(北側)、③。 横川三丁目バス停。屋根、ベンチがない。道幅が狭いので、バス停で待っていると通行人の邪魔になる、②。 57ページ。 傾斜があり、車いすでは乗車が難しい、①。案内表示が高く、行先等の文字が小さい、①。 押上バス停。バス停の道幅が狭く、歩行者が歩きにくい。 タクシーに関すること。ユニバーサルデザインタクシーで車いすを乗せる際の操作等の研修が不足していると感じる。錦糸町駅前タクシー乗り場。バスも通るので道路に降りて乗る時が危ない。段差にあるスロープが急である、①③。タクシー乗り場にあるベンチはいらないと思う。押上駅前タクシー乗り場。バス停とタクシー乗り場が近い、①③。 イ、道路・交通安全。 押上駅周辺地区。区民アンケートでは課題として「歩道を通行する自転車」と「歩道の幅員や勾配」の回答割合が高い。 区間④、墨22号路線。道路を横断する歩行者をよく見かける。 区間⑤、墨25号路線。押上駅A3出口との視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。 区間⑥、墨26号路線。視覚障害者誘導用ブロックの近くに植栽がある。 区間⑬、墨105号路線、春日通り。四ツ目通りからすみだ保健子育て総合センターまでの意見。家の前の段差、切り下げが多い。段差に前輪のタイヤがはまり怖い、①。歩道の傾斜が急なところがあり危ない、③。段差解消が不十分、整備されていない歩道は段差があり歩きにくい。 区間⑭、墨111号路線、言問通り部分。東武橋は狭く、自転車も通るため、子どもと歩くのが危ない、①②。墨26号路線との視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。とうきょうスカイツリー駅高架下の歩道が狭い。バス停もあるので歩道が広がると利用しやすい。歩道が狭いだけでなく、両側3か所にバス停(新橋駅行、上野公園から亀戸間)があり、乗客が並ぶと車いす等では通れなくなる。さらに、この狭くなっている歩道を自転車が通るので危険である、①。車で通過する際も、左側の車線に行こうとしても、停まっているバスを越えてからの車線変更になるので危ない。バスの乗務員がトイレ休憩を取るため、バスが2台つながって停まることも多いので、さらに交通の障害になっている。東側の歩道は東武の駅の改札も近くにあるので、さらに人が滞留しやすい。東武の改札位置はこのまま変わらないのか。 区間⑮、墨112号路線。北十間川沿いの歩道がない箇所にガードレールを設置してほしい。 区間⑯、墨127号路線。東京スカイツリー東側の交差点では、ライフから押上駅前駐輪場へ向かう際2段階で渡る必要がある。 区間⑯、墨127号路線。区間1、都道465号、四ツ目通り。都道463号、浅草通り。押上駅の地上で観光客によく道を聞かれる。南側出口の案内が足りていないと思う。 58ページ。 区間①、都道465号、四ツ目通り。都道463号、浅草通り。京成橋付近の歩道上に植木やコンテナがあり歩きにくい。京成橋の坂が急で車いすでは移動が大変である。車いす利用者にとって横幅が狭い、①③。補足:押上駅のエレベーターがあるB3出口から南側へ移動するには京成橋を越える必要がある。降雪があると車いすでは京成橋を渡り切れないため、勾配や滑りやすさの改善が必要、①。四ツ目通りの幅員が狭い。滑りやすい道や傾斜が急なところが危ない。自転車が通ると車いす利用者と入り乱れて歩道が狭く感じる、③。四ツ目通りの歩道側から押上駅B2出口が確認しづらい。押上駅B1、B2出口との視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。東京スカイツリーの東武線方面の浅草通りに音響式信号機をつけてほしい。四車線の中心に段差があり、ベビーカーが引っかかる。青信号の時間が短い。 地区内の道路に関する意見。東京スカイツリー周辺の交差点、横断歩道等の自転車や歩行者の交通ルールが守られておらず、大きな事故につながる懸念がある。東京スカイツリー周辺の歩道で自転車がスピードを出していて危ない。とうきょうスカイツリー駅前に自転車を降りるように促すポールがあるが、見栄えが悪い。おしなり橋南側のスロープは自転車を降りてほしい。自転車がスピードを出して走っているので取り締まってほしい。自転車の前かごに長傘を入れて走る自転車が多く危ない、②。東京スカイツリー付近で、信号を通過しきれず、横断歩道にまたがって停車する車両が多く、歩行者の妨げになっている。東京スカイツリー周辺道路での路上駐車が多く、大型バスの通行に支障が出ていたり、自転車の通行により事故が起きる可能性がある。横川小学校の周辺の通りに路上駐車が多く、自転車で通行する際に危ない。店舗利用者等の路上駐車が多い。押上駅A3出口には広場がなく、バスも停まらない。待ち合わせもできない、①③。 錦糸町駅周辺地区。区民アンケートでは課題として「歩道を通行する自転車」と「横断歩道で止まらない車両」の回答割合が高い。 区間㉑、一般国道14号。マンホール等で視覚障害者誘導用ブロックが途切れている。視覚障害者誘導用ブロックの近くに植栽や自転車がある。 区間㉕、墨8号路線。ピアきんしちょうエリアの歩道が狭い。 区間㉖、墨11号路線。オリナス前の歩道、オリナスと体育館の間の横断歩道に傾斜がある、①。オリナス前の歩道が狭く、切れ目に段差がある。体育館とオリナスの間の横断歩道に段差があり、ベビーカーが引っかかる、②。オリナス前の点字ブロックの形が歩車境界と異なる。点字ブロックが片側の歩道にしかない。体育館とオリナスの間の横断歩道、錦糸公園に接する北斎通りの横断歩道で車両が一時停止しない。 墨48号路線。錦糸公園東側にトイレ利用のタクシーが多数あり、交通に支障がある。 区間㉛、墨104号路線、北斎通り。北斎通りの段差、凹凸をなくしてほしい、②。錦糸橋の勾配が急で歩いて渡れない、①③。錦糸町駅バスロータリーから四ツ目通りまでの間、歩道の建物側が高い。錦糸町駅前交差点付近で点字ブロックが連続していない箇所がある。点字ブロックの導線の整備が必要である。錦糸公園に接する北斎通りの横断歩道で車両が一時停止しない。錦糸町駅北口、アルカキット錦糸町とバーガーキング前の横断歩道は歩行時間がとても短い、①②。 59ページ。 区間㉝、墨111号路線。江東橋交差点の南東側の歩道と車道に段差があり、ベビーカーが引っかかってしまう、②。 江東橋4030号路線。店舗の駐輪場から自転車がはみ出していて歩道が半分くらいになっている。 太平4012号路線。本所郵便局周辺の細い道の交通標識が木で隠れている。通学中も車やバイクの進入があり、危ない。通学路が狭く、車が通るので安全面を注視してほしい。 都道315号、蔵前橋通り。黄色の点字ブロックに急勾配がある交差点手前で雨天時に転倒した。 区間①、都道465号、四ツ目通り。錦糸町パルコ前の横断歩道は青信号の時間が短い。 区間㉑、国道14号。区間㉜、墨110号路線。歩道同士の視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。 区間㉕、墨11号路線。区間①、都道465号、四ツ目通り。墨11号路線と四ツ目通り付近の歩道と車道の段差が気になる。手動車いすでは大変だと思う、①。上記の歩道の止石とインターロッキングブロックで段差が生じている。 区間㉚、墨104号路線、北斎通り。区間①、都道465号、四ツ目通り。北斎通りと四ツ目通りの交差点東側の歩道が狭く、信号待ちの歩行者が道路にあふれている、①。北斎通りと四ツ目通りの交差点付近の点字ブロックの色が悪いものがある。 区間①、都道465号、四ツ目通り。都道315号、蔵前橋通り。四ツ目通りと蔵前橋通りの交差点の先の歩道が狭く、交差しにくい、①。 地区内の道路に関する意見。江東橋四丁目(墨東病院周辺)の歩道が狭い。建設工事が多く、歩道を確保できていない時が多い。錦糸町駅の南北に向かう歩道が狭い。オリナスからパルコまでの道やJR錦糸町方面の道が狭い、②。自転車撤去をしているが、短い時間止めている自転車が多い。駅周辺で歩道にはみ出して営業している商店が多い。朝の通勤時間帯に自転車がスピードを出して歩道を走っていて危ない、②。歩道を走る自転車やキックボードが危険である。錦糸町駅周辺のタクシーが横断歩道に人がいても止まらない。駅周辺に多くの車が駐車している。 錦糸町駅の駅前広場等に関する意見。東京メトロ錦糸町駅とJR錦糸町駅の乗り換えまでの間、バス停までの間に屋根がほしい。錦糸町駅南口の歩道橋は雨の日にエスカレーターが使えない。錦糸町駅北口から北上する通りの歩道と車道に段差がある、②。錦糸町駅北口バスロータリーにゴミが散乱しており、足を取られる可能性がある。マンホール等で視覚障害者誘導用ブロックが途切れている。 ウ、建築物。 ハローワーク墨田。文字表記を大きくしてほしい。 ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)。区民アンケートでは「利用しにくい」との回答は0%であった。回答総数、20件。階段以外の入口が分かりにくい。1階入口の扉の前後で点字ブロックが離れている。1階入口の点字ブロックとマットが近接しており、車いすではマットの上が移動しづらい、①。 60ページ。 エレベーター籠内の各階の案内やボタンが分かりにくい。人が多く乗っていると見えなくなるため、ドア上部にあると良い、①。2階エレベーター前の入口で扉が片開のため、点字ブロックの幅と通行幅が合っていない。バリアフリートイレ内のベビーチェアとハンドドライヤーが車いすの転回、鍵をかける時に支障となる、①。 東駒形コミュニティ会館(図書室含む)。区民アンケートでは「利用しにくい」との回答は12.5%であった。回答総数、8件。トイレの設備等をもう少し新しくしてよいと思う。 横川コミュニティ会館(図書室含む)。区民アンケートでは「利用しにくい」との回答16.7%であった。回答総数、6件。授乳のためのスペースが少ない、②。 さくら橋コミュニティセンター。全体的に老朽化が進んでいると感じる、②。 すみだ共生社会推進センター。今後施設の大規模改修を行う際には建物出入口の幅の改善、廊下と階段の境や階段の踊り場等への点状ブロックの設置等を行う必要がある。 すみだ保健子育て総合センター。ユニバーサルシートが設置されているトイレの入口にピクトグラムがない、①。トイレの音声が使用している時に早く出るように言われている感じがする、①。ホームページでは、押上駅B1出口からの案内があるが、B1出口にはエレベーターがなく、ベビーカーで行くとエレベーターのある出口を探す必要がある。 なりひら高齢者支援総合センター。廊下が濡れているところがあり、滑りやすい。 すみだトリフォニーホール。ホールまでの通路等にエスカレーターの設置が必要と感じる。 墨田中学校。体育館を利用する時に階段で上がる必要がある。 複数の施設における課題。建物入口と歩道との視覚障害者誘導用ブロックの連続性の確保(すみだ福祉保健センター、すみだ障害者就労支援総合センター、すみだ保健子育て支援総合センター、すみだ共生社会推進センター)。建物内部の視覚障害者誘導用ブロックの設置及び構造の改善、エレベーター外の操作盤下への点状ブロックの設置、バリアフリートイレ内の床下側への緊急呼び出しボタンの設置(すみだ福祉保健センター、すみだ共生社会推進センター)。 61ページ。 エ、都市公園。 隅田公園。区民アンケートでは課題として「ベンチの設置」、「自宅から公園までの歩道や交通」の回答割合が高い。回答総数、11件。なお、「利用しにくい」との回答は0%であった。回答総数、32件。牛嶋神社から公園までの道が舗装されておらず、雨の日は車いすや歩行者が移動しにくいと思う。自転車のスピードが速い。 錦糸公園。区民アンケートでは課題として「ベンチの設置」、「トイレのバリアフリー化」、「自宅から公園までの歩道や交通」の回答割合が高い。回答総数、29件。なお、「利用しにくい」との回答は3.3%であった。回答総数、60件。通路が少なく歩きにくい。トイレの数が少ない。自転車が多い、②③。オリナス側公園入口の車止めの間は車いすで通れるが、四ツ目通り側の車止めはもう少し細いとスムーズに通れる、①。点字ブロックを辿って歩くと出入口のポールに当たるのでは。車いすの通路を示すマークが1か所のみであるため、入口等の数か所に設置した方がよい、①。ひがしんアリーナ周辺にある自動販売機前に段差があり、車いすで近づけない。下側に購入するボタンがない、①。点字ブロックの色が分かりにくい。 大横川親水公園。区民アンケートでは課題として「トイレのバリアフリー化」の回答割合が高い。回答総数、10件。なお、「利用しにくい」との回答は4.5%であった。回答総数、22件。雨の後に大きな水たまりができる。歩道が歩きづらい、①。 業平公園。男性用のトイレにドアを設置してほしい。 竪川第一公園、錦糸堀公園。公園が汚い。バリアフリーでない。 横川公園。蛇口がないので、子どもの手を洗うのが大変であった。 くるみ児童遊園(まち歩き点検実施箇所)。歩道の雨水桝が車いすだとガタガタする、①。バリアフリートイレが狭く、車いすであると利用できない。利用者のため、大きくてまっすぐなシートがほしい、①③。 62ページ。 曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区。 (1)地区の現状。 公共施設や病院、学校が複数立地しています。また、効果要件のとおり他地区と比べて高齢者、乳幼児、障害者の人口が多い地区です。区民アンケートでは、曳舟駅と京成曳舟駅の利用者からの回答割合が多いことから、関心の高い地区と考えられます。令和7年9月に東武曳舟駅周辺地区まちづくり方針が策定され、今後、市街地再開発事業の都市計画決定とともに補助326号線(曳舟たから通り)の拡幅整備に併せた駅前交通広場の整備が予定されています。 (2)地区の範囲。 各駅を中心とした半径500mの範囲に立地している施設を含む形で設定しました。 (3)生活関連施設と生活関連経路。 ア、生活関連施設。バリアフリー法及び「移動等円滑化促進方針・バリアフリー基本構想作成に関するガイドライン」に示す生活関連施設の分類に基づき、以下の施設を生活関連施設とします。 旅客施設。曳舟駅、京成曳舟駅。官公庁等。東向島出張所、向島税務署、向島郵便局、向島公証役場。教育・文化施設等。都立墨田川高等学校、都立日本橋高等学校、寺島中学校、言問小学校、第一寺島小学校、第三寺島小学校、曳舟小学校、ひきふね図書館、すみだ生涯学習センター、曳舟文化センター。保健・医療・福祉・子育て施設。すみだボランティアセンター、むこうじま高齢者支援総合センター、むこうじま高齢者みまもり相談室、東向島児童館、東向島児童館分館、東京曳舟病院、済生会向島病院、中村病院。商業施設。イトーヨーカドー曳舟店、コモディイイダ東向島店。公園。ふじのき公園、ひいらぎ公園、京島西公園、東向島ふじ公園、曳舟さくら公園、ひきふねどんぐり公園、さくらんぼ児童遊園、あすなろ児童遊園、けやき児童遊園、八広一丁目児童遊園。 イ、生活関連経路。生活関連経路は、バリアフリー法において、生活関連施設相互間の経路として定められています。本基本構想では、法の定義に則り、鉄道駅と生活関連施設、生活関連施設同士を結ぶ以下の経路を生活関連経路に位置付けます。 国道。一般国道6号。都道。主要地方道306号王子千住夢の島線、特例都道465号。区道。墨61号路線、墨79号路線、墨83号路線、墨97号路線、墨114号路線、墨119号路線、墨120号路線、墨128号路線、墨129号路線、向島5017号路線、向島5018号路線、向島5024号路線、向島5025号路線、東向島2018号路線、東向島2020号路線、東向島2025号路線、東向島2031号路線、東向島2024号路線、東向島2042号路線、東向島2046号路線、東向島2049号路線、京島1011号路線。 63ページ。 曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区の地区範囲・生活関連施設・生活関連経路(区間番号を併記)を地図で示しています。 64ページ。 このページは白紙です。 65ページ。 (4)各施設等における現状の主な取組。 公共交通では、車いす利用者や視覚障害者等への移動支援や職員の教育訓練を実施しています。視覚障害者、聴覚障害者への文字や音声による情報提供を実施しています。窓口等でコミュニケーションボードや筆談による対応を実施しています。墨田区交通バリアフリー基本構想に基づき、駅構内のエレベーターの設置、バリアフリートイレの整備、視覚障害者誘導用ブロックの敷設をしています。 道路では、道路や道路附属物については、定期的に点検し、補修や改修等を行うことで、車両や歩行者等が安全・快適に通行ができるよう適正に維持管理しています。また、積雪時には道路、橋りょうの除雪作業等を行い、道路交通の確保と歩行者の安全確保に努めています。放置自転車の警告や撤去を実施しています。区内を通行する自転車等の利用者のルール、マナーの啓発を推進しています。墨田区交通バリアフリー道路特定事業計画に基づき、墨119号路線(曳舟川通り)の一部区間、墨114号路線(曳舟たから通り:曳舟川通りから四ツ目通り)道路のバリアフリー化をしています。また、四ツ目通りの路面補修工事に併せたバリアフリー化を進めてきました。 建築物では、窓口等でコミュニケーションボードや筆談による対応を実施しています。利用者への適切な支援環境を形成するため、職員教育等を実施しています。施設の改修時等にバリアフリートイレ等のバリアフリー設備の設置を進めています。 都市公園では、トイレが設置されている公園については、1か所以上バリアフリートイレの整備を進めています。 交通安全では、墨田区交通バリアフリー基本構想に基づき、公共施設、学校、病院等の利用者の多い交差点へのバリアフリー対応信号機等を設置しています。 (5)基礎調査の結果等における課題。 区民等へのアンケート、まち歩き点検、会議等における意見を踏まえて、以下のとおり課題をまとめました。文章末尾の①から③は、基礎調査の際に得られた回答者の属性を参考に付したものです。①は、「車いすを使用している」、「歩行に障害等がある」、「杖や歩行補助具を使用している」、「視覚に障害がある」を示しています。②は、「妊娠中、乳幼児を連れて外出する」を示しています。③は、「聴覚に障害がある」、「言語に障害がある」、「知的障害」、「精神障害」、「発達障害」、「ヘルプマーク・ヘルプカードを所持している」を示しています。 ア、公共交通。 曳舟駅。区民アンケートでは課題として「ホームドアの整備」、「ホームの通路幅」の回答割合が高い。4番ホームに段差がある、①。ベンチを増やしてほしい。ホームに一部狭い場所があるため、ホームドアを設置してほしい。ホームに視覚障害者のための点字、音声案内があるとよい。エスカレーターの上りと下りを同じ場所に設置してほしい。東口から出た歩道が狭く、歩行者や信号待ちの人が多く、歩道を走る自転車も多いため危ない、②。 改札からホームまで遠いため、改札前の行先表示に出発時刻が表示されていても間に合わないことがあるため、間に合わないタイミングで消してしまった方がよい。切符売り場や校内の案内等のサインを大きくした方がよい。 京成曳舟駅。区民アンケートでは課題として「ホームドアの整備」、「出入口・駅構内の案内表示」の回答割合が高い。階段部分のホームが狭い。エレベーターの数が少ない、②。 66ページ。 墨98号路線の改札にエレベーターや下りエスカレーターがなくやや不便。エレベーターが少ない、②。上りエスカレーターのみの場所に下りエスカレーターを設置してほしい、②。明治通りの入口からホームに着くまで5分かかる。雨の日の東口に水たまりがあり、滑りやすい。雨漏りがある。鳩のフンが落ちていたり、犬の散歩をしている人がいる(向島児童館分館側の出入口も同様)、②。 鉄道駅全般(再掲)。ユニバーサルシートはおむつ替え等に使用できるため、広めてほしい。 タクシーに関すること。ユニバーサルデザインタクシーで車いすを乗せる際の操作等の研修が不足していると感じる(再掲)。 イ、道路・交通安全。 区民アンケートでは課題として「歩道を通行する自転車」と「歩道の幅員や勾配」の回答割合が高い。 区間②:都道306号。京成曳舟駅北側出口との視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。 一般国道14号との視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。歩道橋がある部分の歩道が狭く、自転車もよく通るので危ない。 区間⑦:墨97号路線。京島西公園前、救急車が来ても歩き続ける人が多く、子どもが真似して危険である。 墨98号路線。京成曳舟駅高架下のスーパー利用者の路上駐車が多く、横断歩道が途切れているので危険。 区間⑧:墨114号路線。向島郵便局前の道は車両の通行が多い。歩道が狭く、カーブしていて危ない。地蔵坂通りの歩道が駐輪・駐車で歩きにくい時間帯がある。京島2丁目のスクランブル交差点、スクランブルの案内板が古くなっているため、夜に見えなくて危ない。 区間⑰:東向島2018号路線。東武曳舟駅とふじのき公園の間の道に飲食店の看板や商品の陳列があり、通行の妨げになっている。 区間⑨:墨119号路線。東口から出た歩道が狭く、歩行者や信号待ちの人が多く、歩道を走る自転車も多いため危ない、②。(再掲)見通しが悪いので照明があるとよい。 曳舟駅東側出口との視覚障害者誘導用ブロックの連続性確保が必要。マンホール等で視覚障害者誘導用ブロックが途切れている。 区間⑪:墨128号路線、京成曳舟駅前広場。餃子の王将から京成曳舟駅の階段までまっすぐに歩けず、たどり着けない視覚障害者をよくみかける。マンホール等で視覚障害者誘導用ブロックが途切れている。 区間㉔:東向島2049号路線。曳舟駅西口の道路に搬入用の車両が止まっていると、後ろから自転車が出てくる時がある。 地区内の道路に関する意見。東向島出張所周辺の歩道に凹凸がある。京成曳舟駅とURマンションの間の道では、自転車で突進してくる人が多い。曳舟病院があり、身体の不自由な方がタクシーを利用しているので、タクシー乗り場があるとよい。イトーヨーカドー前の横断歩道でよく警察官に立っていただいているが、いない時は横断歩道で止まらない車が多いので子連れだと怖い、②。言問小学校の通学路周辺でスピードを出す車がいる。曳舟駅周辺(ふじのき公園など)に自転車の駐輪がある。 67ページ。 ウ、建築物。 東向島出張所。区民アンケートでは「利用しにくい」との回答は0%であった。回答総数、7件。 すみだ生涯学習センター。区民アンケートでは「利用しにくい」との回答は9.1%であった。回答総数、11件。エレベーターの場所が分かりにくい。トイレの個室が狭い。荷物置きのスペースがない。今後施設の大規模改修を行う際にはバリアフリートイレへの可動式手すりの設置が必要である。 ひきふね図書館。区民アンケートでは「利用しにくい」との回答は14.0%であった。回答総数、43件。入口や書棚スペース等、フロア移動が多い。道幅が狭い。車いす使用者には移動が大変だと思う。借りるだけでなく、図書館内で読みたい人もいるので座席数を増やしてほしい。高齢者では座席の予約が難しい。自習席の場所が自分で選べず、周辺の環境が良好でなく、使いにくいことがある。雨の日に下り階段で滑りそうになった。入口が暗く、分かりにくい。エレベーターの位置も分かりにくい、①③。駐輪場が地下で使用しづらい。図書館前に停めている自転車がある、②。 すみだボランティアセンター。今後施設の大規模改修を行う際にはエレベーター外の操作盤下への点状ブロックの設置、廊下と階段の境や階段の踊り場等への点状ブロックの設置等を行う必要がある。 東向島児童館。本館4階まで階段のみであり、小さい子ども連れには大変である、②。 複数の施設における課題。建物入口と歩道との視覚障害者誘導用ブロックの連続性の確保(すみだ生涯学習センター、すみだボランティアセンター)。 バリアフリートイレ内の床下側への緊急呼び出しボタンの設置(すみだ生涯学習センター、すみだボランティアセンター)。 エ、都市公園。 ひきふねどんぐり公園。自転車が停めにくい、②。 ふじのき公園。公園前に駐車している車が多く、危ない。 68ページ。 移動等円滑化促進地区・重点整備地区の全体図を示しています。   69ページ。 第5章、バリアフリー事業の方針及び特定事業では、区全体で取り組む事項や、各重点整備地区で取り組む事項を説明しています。 1、区全体で取り組む事項。 (1)区全体で取り組むバリアフリー事業の方針。区内では、鉄道駅やバス停、道路、公園、建築物等におけるハード面のバリアフリー整備が行われており、引き続きバリアフリー整備済の施設等を含めて、国の定める基準(移動等円滑化基準)への適合に努めるとともに、関連するガイドライン、条例等に留意した整備を推進していくこととします。また、基本理念の「だれもが自由に出かけられ、互いに助けあい思いやるまち」を目指すためには、生活関連施設と生活関連経路の連続したバリアフリー化が重要となることから、大規模改修等に伴うバリアフリー整備の際には関係する施設管理者等と調整及び協議しながら進めていきます。さらに、関係する施設設置管理者等は、特定事業以外でも調整・協議に応じ、積極的に連続性のあるバリアフリー事業に取り組んでいきます。なお、特定事業の実施目標年度は、基本構想の目標年度に合わせて令和17年度までとします。 (2)特定事業。 ①公共交通特定事業(実施主体:公共交通事業者)。 鉄道。移動経路等に関しては「定期的な点検と施設の補修の実施」を行います。 車両に関しては「車いすスペースや案内表示装置の設置及び更新」、「車両連結部の転落防止設備の更新」を行います。 案内設備に関しては、「出口案内標識・ホーム上の案内標識の設置・更新等」、「触知案内図など、わかりやすい案内サインの維持更新」を行います。 ソフト面に関しては、「サービス介助士等の資格取得の推進、駅係員等の接遇、接客の研修」、「バリアフリー設備の適正な利用推進のための啓発活動の実施」、「ホームページ等を活用した施設内のバリアフリー設備の情報提供」を行います。 バス。案内、情報提供に関しては、「バス停案内表示の多言語化」、「バスロケーションシステムによる情報提供」を行います。 ソフト面に関しては、「車いす、ベビーカー利用等のお客様への乗降介助に関する教育やバリアフリーに関する研修の実施」、「聴覚障害者用の筆記用具や筆談具、コミュニケーションボードの常備」、「ヘルプマーク配布及びポスター掲示」、「バス車内での多言語路線図の配布」、「利用者への乗車マナーの普及啓発」、「車内デジタルサイネージ動画による注意喚起放送」を行います。 タクシー。車両に関しては、「ユニバーサルデザインタクシーの導入促進」を行います。 ソフト面に関しては、「陣痛タクシー、キッズタクシーの周知」、「車いす利用者等の円滑な乗降等に関する研修の継続的な実施の推進」を行います。 70ページ。 ②道路特定事業(実施主体:道路管理者)。 道路管理に関しては、「道路の定期的な点検・維持管理」、「放置禁止区域内、外における放置自転車等の警告・撤去」を行います。 交通安全に関しては、「区内を通行する自転車等の利用者のルール、マナーの啓発の推進(道路管理者及び交通管理者)」を行います。 指導に関しては、「道路の不法占用に対する適正化指導(看板、商品のはみ出し等)」、「植栽の枝の道路へのはみ出しなど、適切な機能の確保のための指導」を行います。 ③教育啓発特定事業(実施主体:墨田区)。 区では心のバリアフリー啓発冊子やヘルプマーク等の配布、「区のお知らせ」点字版・音訳版の発行、バリアフリーマップの掲載等を進めています。基礎調査の結果では、障害者差別解消法における「不当な差別的取扱いの禁止」及び「合理的配慮の提供」に関する認知度が低い状況であったことを踏まえながら、以下の特定事業を実施していきます。なお、ハード面のバリアフリー整備には、予算や時間、施設の構造上の制約等があることから、情報発信や案内設備の充実等のソフト面のバリアフリーに関する事業を併せて進めていくことが重要です。 教育啓発に関しては、「障害者差別解消法における「不当な差別的取扱いの禁止」、「合理的配慮の提供」に関する継続的な周知啓発」、「福祉教育の取組、心のバリアフリー啓発冊子等の配布」、「障害の理解・啓発や心のバリアフリーに関する普及啓発イベントの実施」、「区民へのヘルプマーク、ヘルプカード、ヘルプシールの配布及び活用に向けた周知啓発」、「認知症普及啓発事業の実施」を行います。 情報発信・周知では、「バリアフリーマップや音声ガイド(ことばの道案内)の充実と普及」、「区報やホームページを活用した情報発信」、「「区のお知らせ」点字版・音訳版の発行」、「区ホームページ等における公共施設の案内について、バリアフリールートを考慮した駅出入口等の案内、庁内認識の共有を行います。 71ページ。 2、押上駅・錦糸町駅周辺地区。 (1)地区のバリアフリー事業の方針。 押上駅・錦糸町駅周辺地区のバリアフリー事業の方針は以下のとおりです。第4章で挙げられた課題の内、予算や関連計画、施設の構造上の制約等により、現状対応が困難である内容についても、引き続き事業化の検討をしていきます。また、複合した課題として挙げられている押上駅の業平側にエレベーターがないこと、エレベーターのあるB3出口から京成橋を渡る際に勾配があることについては、駅構造面や周辺道路の状況等から、現状では新たなバリアフリールートの整備が困難であるため、今後関係機関と連携しながら事業化等について検討していきます。 公共交通、主な方針。JR錦糸町駅、とうきょうスカイツリー駅のホームドアの整備を進めていきます。ソフト面のバリアフリー事業として、職員等へのバリアフリーに関する教育や研修を行います。また、鉄道事業者は「バリアフリー設備の適正な利用推進のための啓発活動の実施」、「わかりやすい案内サインの維持更新」等の取組を進め、バス事業者は「バス停案内表示の多言語化」、「ヘルプマークの配布やポスター掲示」等の取組を進めていきます。 道路、主な方針。東武伊勢崎線(とうきょうスカイツリー駅付近)連続立体交差事業とともに、墨田区道墨111号(言問通り)の拡幅事業や(仮称)押上駅北口線(交通広場を含む)を含めた周辺の街路整備事業を進めていきます。四ツ目通りからすみだ保健子育て総合センターまでの区間の道路バリアフリー事業を進めていきます。自転車対歩行者事故の発生リスクを低減させるため、墨田区自転車活用推進計画に基づき、自転車と歩行者の双方が安全、快適に通行できる自転車走行空間を整備します。 建築物、主な方針。ソフト面のバリアフリー事業を継続して実施するとともに、施設の大規模改修時には当事者参画の視点を取り入れながら、トイレの洋式化、バリアフリートイレの整備、エレベーターの設置や段差解消等の事業を進めていきます。すみだ福祉保健センターやすみだトリフォニーホールでは施設の大規模改修に併せてバリアフリートイレの整備や増設等を進め、区立小中学校では施設の大規模改修等に併せて施設のバリアフリー化を進めていきます。 都市公園、主な方針。公園の再整備に併せて施設のバリアフリー化の実施やバリアフリートイレの整備等を進めていきます。 交通安全、主な方針。地区内における信号機の改良や道路標識等の補修、横断歩道及びバス停留所付近の違法駐車の指導取締り等を実施します。 (2)特定事業。 特定事業の実施時期として、短期(令和8年度から令和10年度)、中期(令和11年度から令和14年度)、長期(令和15年度以降)を設定し、今後策定する特定事業計画ではより詳細な期間設定をしていきます。 ①公共交通特定事業「鉄道・旅客施設」。 JR錦糸町駅。項目、ホーム。事業内容、ホームドアの整備(総武線快速)。事業主体、東日本旅客鉄道株式会社。実施時期、短期、中期。 とうきょうスカイツリー駅。項目、ホーム。事業内容、ホームドアの整備。事業主体、東武鉄道株式会社。実施時期、長期。 押上駅。項目、券売機・案内設備。事業内容、訪日外国人向け自動券売機の設置更新。事業主体、京成電鉄株式会社。実施時期、短期、中期、長期。 72ページ。 ②道路特定事業。 区間㉓、一般国道14号。項目、道路管理。事業内容、道路の定期的な点検。実施主体、国土交通省東京国道事務所。実施時期、短期、中期、長期。 区間①、四ツ目通り、特例都道465号。項目、道路整備。事業内容、舗装の段差や劣化の修繕、道路管理、道路の定期的な点検。実施主体、東京都建設局第五建設事務所。短期、実施時期、中期、長期。 区間⑤、墨25号路線。項目、道路整備。事業内容、街路事業(道路拡幅)約100m。交通広場約2,600㎡(押上一丁目1番地先から押上二丁目18番地先)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑤、墨25号路線。区間⑪、墨56号路線。区間㉑、押上2002号路線。項目、道路整備。事業内容、街路事業(道路拡幅)約470m(押上二丁目2番地先、押上二丁目4番地先、押上二丁目16番地先、押上二丁目11番地先の範囲)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑥、墨26号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 450m。実施主体、墨田区。実施時期、中期。 区間⑩、墨55号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 60m。実施主体、墨田区。実施時期、中期。 区間⑫、墨58号路線。項目、道路整備。事業内容、街路事業(幅員構成変更)約330m(押上二丁目13番地先から押上一丁目16番地先)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期、長期。 区間⑫、墨58号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 600m(区間外含む)。実施主体、墨田区。実施時期、中期。 区間⑬、墨105号路線。項目、道路整備。事業内容、道路のバリアフリー化 400m。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 400m。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑭、言問通りから大門通り、墨111号路線。自転車走行空間、自転車走行空間の整備 800m。実施時期、短期、中期。 区間⑭、言問通り、墨111号路線。項目、道路整備。事業内容、街路事業(道路拡幅)100m(とうきょうスカイツリー駅北交差点からとうきょうスカイツリー駅交差点)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間㉒、(仮称)南北通り、墨田歩行者専用道第1号線。項目、道路整備。事業内容、街路事業(道路新設)約30m。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間㉞、大門通りから中之橋通り、墨111号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 450m(区間外含む)。実施主体、墨田区。実施時期、短期。 73ページ。 ③建築物特定事業。 ア、実施施設。 官公庁等。ハローワーク墨田、すみだ産業会館、墨田都税事務所、本所警察署、すみだ共生社会推進センター、すみだ消費者センター、東駒形コミュニティ会館、横川コミュニティ会館。教育・文化施設。柳島小学校、錦糸小学校、横川小学校、小梅小学校、業平小学校、墨田中学校、すみだトリフォニーホール、すみだ郷土文化資料館。保健・医療・福祉・子育て施設。すみだふれあいセンター、すみだ障害者就労支援総合センター、すみだボランティアセンター分館、江東橋児童館、すみだ保健子育て総合センター、すみだ福祉保健センター、こうめ高齢者支援総合センター、こうめ高齢者みまもり相談室、なりひらホーム、なりひら高齢者支援総合センター、なりひら高齢者みまもり相談室、さくら橋コミュニティセンター。スポーツ施設。ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)、錦糸公園野球場、錦糸公園テニスコート。 イ、事業内容等。 バリアフリーに関連した各事業を継続して実施するとともに、施設の大規模改修に併せてバリアフリートイレ、エレベーター、段差解消等の整備を進めていきます。また、すみだ福祉保健センターやすみだトリフォニーホールでは施設の大規模改修に併せてバリアフリートイレの整備や増設等を進め、区立小中学校では施設の大規模改修等に併せて施設のバリアフリー化を進めていきます。なお、各施設の具体的な事業の実施時期については、特定事業計画策定時に定めていきます。 項目、建物全体。 事業内容、移動等円滑化の維持のため、定期的な点検と施設の補修の実施。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、大規模改修、移転等に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、短期、中期。 項目、外構部。 事業内容、視覚障害者誘導用ブロックの整備や段差解消により、道路から受付等への経路の確保。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、視覚障害者誘導用ブロック上に設置されたマットや設置物の撤去。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、車いす対応駐車スペースの確保、周知。実施時期、短期、中期、長期。 項目、屋内。 事業内容、移動円滑化のため、エレベーターの設置を検討。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、階段、廊下、トイレ、エレベーター周辺に手すりを設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、ベンチ等の休憩施設の設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、出入口の開放時、廊下の有効幅員の確保、廊下から利用居室への段差解消。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、階段の踊場等に視覚障害者誘導用ブロックを設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、手すりや有効幅員等の基準を阻害している設置物の撤去。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、授乳や搾乳(乳幼児室)及びおむつ交換(トイレ)のできる場所の設置。実施時期、短期、中期、長期。 項目、トイレ。 事業内容、バリアフリートイレの整備、トイレの洋式化、異性介助等に配慮した構造の整備。実施時期、短期、中期。 事業内容、オストメイト、ベビーチェア、ベビーシート、フィッティングボード等の設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、ユニバーサルシート(大人用ベッド)の整備、事業化の検討。実施時期、短期、中期。 項目、ソフト面、情報発信。 事業内容、レンタル用の車いすの配備などの備品の貸出。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、ホームページ等における利用情報の発信、情報更新。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、障害特性に配慮した、誰もが見ることのできる区政情報等の発信。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、職員教育等を通じた利用者への適切な支援環境の形成。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、身体障害者の支援に関する区民向けボランティア養成講座・講習会等の実施。実施時期、短期、中期、長期。 74ページ。 事業内容、窓口におけるタブレット端末の活用、遠隔手話通訳サービスの提供。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、聴覚障害者用の筆記用具や筆談具、コミュニケーションボードの常備。実施時期、短期、中期、長期。 ④都市公園特定事業(区立公園)。 各公園。項目、維持管理。事業内容、公園内における定期的な点検と施設の補修。実施時期、短期、中期、長期。 隅田公園。項目、園路等。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、短期、中期、長期。 大横川親水公園。項目、園路、遊具、トイレ等。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。バリアフリートイレの整備(2か所)。実施時期、短期、中期、長期。項目、ソフト面。事業内容、ホームページ等における利用情報の発信、情報更新。実施時期、短期、中期、長期。 錦糸公園。項目、遊具。事業内容、誰もが使いやすい遊具の設置。実施時期、短期、中期、長期。 竪川第一公園。項目、園路等。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、中期、長期。 竪川親水公園。項目、園路等。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、短期、中期、長期。 横川公園。項目、園路、遊具等。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、短期。 ⑤交通安全特定事業(東京都公安委員会)。 交通安全特定事業を実施する路線や実施時期等については、別途、東京都公安委員会が作成する交通安全特定事業計画に記載します。 項目、交通安全。事業内容、信号機の改良(音響機能の整備、歩行者用青時間の確保)。道路標識の適切な補修。道路標示の適切な補修。エスコートゾーンの整備。横断歩道及びバス停留所付近の違法駐車の指導取締りの実施。歩道及び視覚障害者誘導用ブロック上の自動二輪車等の違法駐車の指導取締りの実施。違法駐車行為の防止のための広報活動及び啓発活動の実施。 75ページ。 3、曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区。 (1)地区のバリアフリー事業の方針。 曳舟駅・京成曳舟駅周辺地区のバリアフリー事業の方針は以下のとおりです。第4章で挙げられた課題の内、予算や関連計画、施設の構造上の制約等により、現状対応が困難である内容についても、引き続き事業化の検討をしていきます。 公共交通、主な方針。曳舟駅のホームドアの整備を進めていきます。ソフト面のバリアフリー事業として、職員等へのバリアフリーに関する教育や研修を行います。また、鉄道事業者は「バリアフリー設備の適正な利用推進のための啓発活動の実施」、「わかりやすい案内サインの維持更新」等の取組を進め、バス事業者は「バス停案内表示の多言語化」、「ヘルプマークの配布やポスター掲示」等の取組を進めていきます。 道路、主な方針。再開発事業による都市計画道路整備として、道路拡幅、歩道設置、無電柱化、交通広場の整備を進めていきます。自転車対歩行者事故の発生リスクを低減させるため、墨田区自転車活用推進計画に基づき、自転車と歩行者の双方が安全・快適に通行できる自転車走行空間を整備します。 建築物、主な方針。ソフト面のバリアフリー事業を継続して実施するとともに、施設の大規模改修時には当事者参画の視点を取り入れながら、トイレの洋式化、バリアフリートイレの整備、エレベーターの設置や段差解消等の事業を進めていきます。すみだボランティアセンターや区立小中学校では、施設の大規模改修等に併せて施設のバリアフリー化を進めていきます。 都市公園、主な方針。バリアフリートイレの再整備や再開発事業による都市計画公園の整備を進めていきます。 交通安全、主な方針。地区内における信号機の改良や道路標識等の補修、横断歩道及びバス停留所付近の違法駐車の指導取締り等を実施します。 (2)特定事業。 特定事業の実施時期として、短期(令和8年度から令和10年度)、中期(令和11年度から令和14年度)、長期(令和15年以降)を設定し、今後策定する特定事業計画ではより詳細な期間設定をしていきます。 ①公共交通特定事業「鉄道・旅客施設」。 曳舟駅。項目、ホーム。事業内容、ホームドアの整備。実施主体、東武鉄道株式会社。実施時期、長期。 京成曳舟駅。項目、券売機・案内設備。事業内容、訪日外国人向け自動券売機の設置更新。実施主体、京成電鉄株式会社。実施時期、短期、中期、長期。 ②道路特定事業。 区間①、一般国道6号。項目、道路管理。事業内容、道路の定期的な点検。実施主体、国土交通省東京国道事務所。実施時期、短期、中期、長期。 区間②、③、特例都道465号、主要地方道306号王子千住夢の島線。項目、道路整備。事業内容、舗装の段差や劣化の修繕。項目、道路管理。事業内容、道路の定期的な点検。実施主体、東京都建設局第五建設事務所。実施時期、短期、中期、長期。 76ページ。 区間⑧、墨114号路線。項目、道路整備。事業内容、再開発事業による都市計画道路整備(道路拡幅、歩道設置、無電柱化)約160m(東向島二丁目28番地先から31番地先)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑧、墨114号路線。項目、道路整備。事業内容、再開発事業による都市計画道路整備(交通広場整備)約2,200㎡(東向島二丁目28番地先から31番地先)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑨、墨119号路線。項目、道路整備。事業内容、再開発事業による無電柱化整備約170m(東向島二丁目27番地先から30番地先)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑩、墨120号路線。項目、道路整備。事業内容、道路のバリアフリー化 350m(区間外含む)。実施主体、墨田区。実施時期、短期、中期。 区間⑲、東向島2042号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 70m。実施主体、墨田区。実施時期、短期。 区間㉒、東向島2031号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 10m(東向島二丁目33番地先から43番地先)。実施主体、墨田区。実施時期、短期。 区間㉓、東向島2046号路線。項目、自転車走行空間。事業内容、自転車走行空間の整備 200m。実施主体、墨田区。実施時期、短期。 ③建築物特定事業。 ア、実施施設。官公庁等。東向島出張所。教育・文化施設。寺島中学校、言問小学校、第一寺島小学校、第三寺島小学校、曳舟小学校、ひきふね図書館、曳舟文化センター、すみだ生涯学習センター。保健・医療・福祉・子育て施設。すみだボランティアセンター、むこうじま高齢者支援総合センター、むこうじま高齢者みまもり相談室、東向島児童館、東向島児童館分館。 イ、事業内容等。バリアフリーに関連した各事業を継続して実施するとともに、施設の大規模改修に併せてバリアフリートイレ、エレベーター、段差解消等の整備を進めていきます。また、すみだボランティアセンターや区立小中学校では、施設の大規模改修等に併せて施設のバリアフリー化を進めていきます。なお、各施設の具体的な事業の実施時期については、特定事業計画策定時に定めていきます。 項目、建物全体。事業内容、移動等円滑化の維持のため、定期的な点検と施設の補修の実施。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、大規模改修、移転等に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、短期。 項目、外構部。事業内容、視覚障害者誘導用ブロックの整備や段差解消により、道路から受付等への経路の確保。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、視覚障害者誘導用ブロック上に設置されたマットや設置物の撤去。実施時期、短期、中期、長期。 77ページ。 事業内容、車いす対応駐車スペースの確保、周知。実施時期、短期、中期、長期。 項目、屋内。事業内容、移動円滑化のため、エレベーターの設置を検討。実施時期、短期、中期、長期。事業内容、階段、廊下、トイレ、エレベーター周辺に手すりを設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、ベンチ等の休憩施設の設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、出入口の開放時、廊下の有効幅員の確保、廊下から利用居室への段差解消。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、階段の踊場等に視覚障害者誘導用ブロックを設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、手すりや有効幅員等の基準を阻害している設置物の撤去。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、授乳や搾乳(乳幼児室)及びおむつ交換(トイレ)のできる場所の設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、聴覚障害者に火災発生を光で知らせるランプの設置(簡易ランプ)。実施時期、短期、中期、長期。 項目、トイレ。 事業内容、バリアフリートイレの整備、トイレの洋式化、異性介助等に配慮した構造の整備。実施時期、短期、中期。 事業内容、オストメイト、ベビーチェア、ベビーシート、フィッティングボード等の設置。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、ユニバーサルシート(大人用ベッド)の整備、事業化の検討。実施時期、短期、中期、長期。 項目、ソフト面、情報発信。 事業内容、レンタル用の車いすの配備などの備品の貸出。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、ホームページ等における利用情報の発信、情報更新。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、障害特性に配慮した、誰もが見ることのできる区政情報等の発信。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、職員教育等を通じた利用者への適切な支援環境の形成。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、身体障害者の支援に関する区民向けボランティア養成講座・講習会等の実施。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、窓口におけるタブレット端末の活用、遠隔手話通訳サービスの提供。実施時期、短期、中期、長期。 事業内容、聴覚障害者用の筆記用具や筆談具、コミュニケーションボードの常備。実施時期、短期、中期、長期。 ④都市公園特定事業(区立公園)。 各公園。項目、維持管理。事業内容、公園内における定期的な点検と施設の補修。実施時期、短期、中期、長期。 ふじのき公園。項目、トイレ。事業内容、バリアフリートイレの再整備。実施時期、長期。 東向島二丁目。項目、公園全体。事業内容、再開発事業による都市計画公園の整備約3,300㎡。実施時期、短期、中期。 さくらんぼ児童遊園。項目、公園全体。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、長期。 からたち児童遊園。項目、公園全体。事業内容、再整備に併せた施設のバリアフリー化の実施。実施時期、中期、長期。 78ページ。 ⑤交通安全特定事業(東京都公安委員会)(再掲)。 交通安全特定事業を実施する路線や実施時期等については、別途、東京都公安委員会が作成する交通安全特定事業計画に記載します。 項目、交通安全。事業内容、信号機の改良(音響機能の整備、歩行者用青時間の確保)。道路標識の適切な補修。道路標示の適切な補修。エスコートゾーンの整備。横断歩道及びバス停留所付近の違法駐車の指導取締りの実施。歩道及び視覚障害者誘導用ブロック上の自動二輪車等の違法駐車の指導取締りの実施。違法駐車行為の防止のための広報活動及び啓発活動の実施。   79ページ。 第6章、バリアフリー事業の進行管理等では、特定事業計画の策定、墨田区バリアフリー推進協議会による進捗管理、当事者参画による効果的なバリアフリー施策の展開、中間見直しについて説明しています。 (1)特定事業計画の策定。重点整備地区の特定事業を着実に進めていくため、特定事業者(特定事業を行う事業者)は令和8年度中を目途に速やかに特定事業計画を策定します。特定事業者は特定事業計画に基づいた整備等を実施するとともに、特定事業計画に挙げられていない項目についても、対応できるものは積極的な取組を検討します。 特定事業計画のイメージ図を示しています。 (2)墨田区バリアフリー推進協議会による進捗管理。区民や学識経験者、公共交通事業者、施設管理者等で構成する「墨田区バリアフリー推進協議会」により、重点整備地区における特定事業等の実施状況の確認や、事業実施の評価・検証等を行い、継続的なバリアフリー事業を推進します。また、本協議会では、重点整備地区だけではなく、区全体のバリアフリーに関する情報連絡や意見交換等を行っていきます。 80ページ。 (3)当事者参画による効果的なバリアフリー施策の展開。各バリアフリー事業は当事者参画の視点を持って進める必要があるため、特定事業者等は事業実施前や施設設計段階から、区民や当事者の参画によるアンケート調査、ヒアリング、まち歩き点検等を行い、障害者及び高齢者、子育て世帯等の視点を取り入れながらバリアフリー事業を進めていきます。 (4)中間見直し。区は墨田区バリアフリー推進協議会による各事業の評価、まちづくりの動き、当事者参画による意見等を踏まえて、令和12年度に中間見直しを行い、区全体のバリアフリーの実現につなげていきます。 墨田区バリアフリー推進協議会、墨田区移動等円滑化促進方針及び墨田区バリアフリー基本構想、特定事業計画、当事者参画の関連図を示しています。