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更新日:2017年9月5日
ジカウイルス感染症とは
ジカウイルス感染症(ジカ熱)は、ジカウイルスに感染することで起こる感染症です。主に、ジカウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって感染します。
症状は、軽度の発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛などです。また、感染して全員が発症するわけではなく、症状がないか、症状が軽いため気付きにくいことがあります。
現在、ワクチンはありません。特別な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
妊婦と妊娠の可能性のある女性へ
妊娠中にジカウイルスに感染すると、胎児に小頭症等の先天性障害をきたすことがあることから、妊婦及びの妊娠の可能性がある方は、流行地域への渡航を控えた方がよいとされています。やむを得ず渡航する場合は、主治医と相談の上で、厳密に蚊に刺されないようにする対策を講じることが必要です。
※世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきではないと勧告しています。
発生が報告されている地域について
近年、ブラジルを中心に中南米で感染が拡大しています。オセアニア、太平洋諸島、アフリカ、アジア、米国の一部でも発生があります。やむを得ず渡航する場合は、厳密な防蚊対策を講じることが必要です。
※最新情報に関しては、厚生労働省ホームページ ジカウイルス感染症の流行地域(外部サイト)、をご確認ください。
流行地域へ渡航される方へ
海外の流行地域にでかける際は、蚊に刺されないように注意しましょう。長袖、長ズボンの着用が推奨されます。また蚊の忌避剤なども現地では利用されています。
また、性行為感染のリスクを考慮し、流行地域に滞在中は、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
流行地域から帰国された方へ
流行地域から帰国された際は、症状の有無に関わらず、虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度は特に注意を払って行うことを推奨します。
性行為により、男性から女性パートナーへ感染した事例が報告されています。
流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず少なくとも6か月間、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
※最新情報に関しては、厚生労働省ホームページ ジカウイルス感染症に関するQ&Aについて (外部サイト)をご確認ください。
流行地域で蚊に刺された場合の相談先
すべての蚊がジカウイルスを保有しているわけではないので、蚊に刺されたことだけで過分に心配する必要はありません。心配な場合は、帰国された際に空港等の検疫所でご相談ください。また、帰国後に心配なことがある場合は、墨田区保健所保健予防課(TEL 03-5608-6191)にご相談ください。なお、発熱などの症状がある場合には、医療機関を受診して下さい。
感染症媒介蚊サーベイランス
墨田区では、6月から10月にかけて区立公園2ヵ所で『感染症媒介蚊サーベイランス(調査監視)』を実施しています。(隅田公園・旧安田庭園)
関連情報
都民向け情報リーフレット(ジカウイルス感染症とは?)
(外部サイト)
厚労省ホームページ ジカウイルス感染症について
(外部サイト)
お問い合わせ
このページは保健予防課が担当しています。