11ページ 10ページのつづきです。 発達障害、知的障害、精神障害 発達障害、知的障害、精神障害のある人は、共通して「コミュニケーションが苦手な傾向」にあり、自分ではコントロールできないために周囲の人のサポートや配慮を必要としている場合があります。ここに掲げた特徴がある人には、「ゆっくり」、「ていねいに」、「くりかえし」、を意識して接しましょう。 ゆっくり、ていねいに、くりかえし の3つが大切、と話す「すみダック」のイラストがあります。 発達障害 子どものころにわかることが多い、脳機能の障害です。親のしつけや教育、本人の努力不足による問題ではありません。大人になって診断を受ける人も増えています。 ・じっとしていられなかったり、休みなく動いている人もいるよ。 ・「読む」、「書く」、「計算する」ことが苦手な人もいるよ。 ・自分の意思とは関係なく、急に大きな声を出したりする人もいるよ。 知的障害 18歳までに発達期にあらわれ、知的な能力が年齢に応じて発達していない状態です。そのため、普段の生活に困難が出てきてしまう場合があります。 ・「読む」、「書く」、「計算する」ことが苦手な人もいるよ。 ・話の内容を理解できなかったり、自分の考えや気持ちを表現できない人もいるよ。 ・困ったことが起きても自分から「助けて」と言えない人もいるよ。 精神障害 意識、記憶、感情、意欲などに障害が生じ、日常生活や社会生活が困難になる場合があります。本人の「あまえ」や「気の持ちよう」といった誤解をされてしまう場合があります。 ・ストレスに弱く、緊張したり、疲れやすい人もいるよ。 ・人と話をすることや、仲の良い関係を作ることが苦手な人もいるよ。 ・幻覚や妄想の症状のある人もいるよ。 人それぞれ違いがあるんだね と、話す「すみピヨ」のイラストがあります。