9ページ 8ページのつづきです。 目が不自由な人。 視覚障害 視覚障害には、まったく見えない、文字などがぼやけて読めない、ものの一部しか見えない、暗いところや明るいところでは見えにくいなど、人によっていろいろな種類があります。形や色、明るさ、奥行きなどを知ることが難しいため、音や人の声、さわったときの感覚を頼りにしています。歩くときに白い杖、カッコ(はくじょう)を使う人や盲導犬と生活している人などもいます。 困るのはこんなこと ・買い物に行っても、商品がどんなふうに並んでいるかわからず、欲しいものが探せない。 ・レストランなどに行っても、どこに席があるのかわからない。 ・まちの中やデパートに行っても、トイレがどこにあるのかわからない。 ・歩道の点字ブロックに、自転車やものが置いてあると、行き先がわからなくなる。 ・電車が通過しているときの駅のホームなど、音が聞こえづらい環境になると、移動が難しい。 ・お店でのレジや注文時のタッチパネルの操作が難しい。 ・少しの段差でもつまずきやすい。 誘導方法 ひじの上か肩を持ってもらい、半歩前を歩くようにします。歩く速さは自然に。 目の不自由な人を誘導しているイラストがあります。 知っていますか?! 目が不自由な人に、周囲の位置関係を伝える方法に「クロックポジション」があります。目が不自由な人が向いている方向を基準に、時計の文字盤で位置関係を知らせる方法です。例えば、「3時の位置に味噌汁があります」とか、「12時の位置に焼き魚があります」などと、わかりやすく伝えることができます。 クロックは英語で、日本語にすると「時計」って意味だよ と、話す「すみピヨ」のイラストがあります。