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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2018年6月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。


 長野県にある中央アルプス木曽駒ケ岳の西の(ふもと)に、古くから知られる小さな滝があります。江戸時代中期に選ばれた木曽八景の一つにも数えられており、(しゅ)(げん)(どう)の霊場でもある小野の滝です。この滝は、葛飾 北斎による「北斎漫画」や歌川 広重・渓斎 英泉の合作による「中山道六十九次」にも描かれています。絵の中では(たき)(つぼ)のすぐ右に不動堂、左に(ほこら)が描かれていますが、現在はその小さな祠が残っている程度です。明治の終わりに滝の真上に鉄道が敷かれ、また滝の脇まで国道が整備されたため、描かれた当時とは周辺の雰囲気は大分変わってしまい、滝の存在に気付く人も減りました。しかし、滝自体は昔と変らず、途絶えることのない水量と20メートル余りの落差で、訪れる旅人に爽快感を与え続けています。

 猫と人との理想郷を描いた漫画「アタゴオル」シリーズで知られる、ますむら ひろし氏。同じくますむら氏の作品である「アタゴオル×北斎」は、漫画「アタゴオル」に登場するキャラクターが北斎の浮世絵に入り込んだ異色の作品です。本展では、その「アタゴオル×北斎」を中心に、「アタゴオル」シリーズの漫画原稿やイラスト作品、そしてますむら氏のイメージの源泉となった北斎の作品の一部を紹介します。
[とき]6月26日(火曜日)から8月26日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円

*団体割引あり
[申込み]期間中、直接会場へ
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)

ますむら ひろし≪尾州不二見原(冨嶽三十六景)≫2010年発表©ますむら・ひろし

すみだ 北斎美術館

[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115 http://hokusai-museum.jp

このページは広報広聴担当が担当しています。