すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいく企画です。第12回は、東墨田でバネの製造に携わる、生まれも育ちもすみだの中島 栄藏さんです。働くまちとしてのすみだ、暮らしを彩るすみだ、様々なすみだの姿をお聞きしました。
中島 栄藏さん(東墨田在勤)
東墨田でバネを製造する会社を営み、私で4代目です。手掛けているバネは、プラントなど重工業用の大きなものから、ネクタイピンのバネのような小さなものまで様々です。
私は、働く場所だけでなく、生まれも育ちも墨田区。まちが時代とともに変わっていく様子を見てきました。昔は、作業着を着た人を、区内のあちらこちらで見かけましたが、現在は見かける地域が減りました。今でも墨田区は他と比べると、ものづくりの企業が多い地域ですが、昔を知る者としては少し寂しい気持ちになることもありますね。でも生活は随分と便利になりました。
そんな墨田区で、変わらず続けているのはテニスです。サークルを作り、少し前までは区内外の大会にも出ていました。現在でも5、6人で区内外の様々なテニスコートを利用して活動しています。
テニスは現在も人気ですが、30年以上前にもブームがあり、私自身はそれがきっかけで始めました。テニスに関心がある方や、やったことがある方は本当に多くて、よく会話のきっかけになったものです。テニスサークルは、そのような会話の中から生まれました。サークルを作ると仲間がすぐに集まり、多い時で20人位いましたね。墨田区のテニスコートは全て利用しています。
前回の「つながる すみだ人」に登場した丸井製作所の池田さんとは、テニスが縁で仕事が始まりました。前社長と私は同じテニスサークル仲間だったんです。先ほどネクタイピンのバネも手掛けていると話しましたが、これは池田さんからの依頼なんですよ。一つの地域の中で、趣味のつながりが仕事のつながりにもなるのは、様々な業種の中小企業が集まる墨田区ならではかもしれませんね。
様々なバネを手掛けています。
バネは熱いうちに加工します。
住みやすさですね。昔ながらの人のつながりがありながらも、どんどん便利になっていますよね。特に交通の便が良いと思います。成田空港にも羽田空港にも行きやすく、都心にも出やすいですね。これから大学もできるし、また様子が変わってくるでしょう。テニス以外にも、音楽や仲間との交流も好きなので、錦糸公園で行われるジャズフェスティバルや飲食関連イベントなど、区内のイベントにもよく行きます。住んでいる者として、働いている者として、すみだを楽しんでいます。
中島さんのお住まいの地域で、町会長を務めている丸山 五郎さんです。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223
今月の1枚
「大空に泳ぐ
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