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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2019年6月11日号

 区では、区民の皆さんが納めた税金等がどのように役立てられているのかをお知らせするために、区の予算と収入・支出の状況を年2回公表しています。今回は、平成30年度下半期の財政状況をお知らせします。
[問合せ]財政担当 電話:03-5608-6232

*各表・グラフ中の数値は、四捨五入により合計額が合わない場合があります。

 平成30年度下半期は、景気が緩やかに回復する中、各分野における様々な地域活性化施策の効果もあり、区の人口は増加傾向が続いています。このことから、特別区民税をはじめとする歳入の一部が前年度に比べ増収し、区財政は、収入面において徐々に改善の兆しが見られています。
 こうした中で、“すみだの夢”実現に向けた実効性の高い取組を確実に推進するとともに、「人 つながる 墨田区」をテーマとするシティプロモーションの展開によって、地域活性化を図ってきました。
 また、風しんの流行などに伴う予防接種経費や心身障害者のための自立支援給付事業費の追加などを補正予算で対応したうえで、予算に計上した事務事業を計画的・効率的に執行することができました。

備考1:収入・支出ともに( )内の数字は、一般会計予算額に占める比率です。
備考2:一般会計予算額のうち、人件費は196億2,636万円(区民1人あたり7万1,928円)です。

[一般会計]平成30年10月1日以降、下表の補正を行った結果、最終予算額は1,225億5,428万円となりました。
[特別会計]当初予算に必要な補正を行うことにより、最終予算額は、国民健康保険特別会計が290億3,809万円、介護保険特別会計が221億6,360万円、後期高齢者医療特別会計が57億5,189万円となりました。

11月補正…20億5,751万円の追加 3月補正…11億8,440万円の追加
・通学路に面する民間ブロック塀撤去工事助成事業費
・財政調整基金積立金追加
・中国残留邦人等支援事業費追加
・自立支援給付事業費追加
・私立母子生活支援施設保護委託費追加
・ひとり親家庭自立支援給付事業費追加
・学童クラブ事業費追加
・予防接種費追加
・小児疾病等の医療給付費追加
・肝炎ウイルス検査経費追加
・学校屋内運動場空調設備設置経費
・運用資金貸付金等追加
・過年度国庫支出金等返還金追加
・職員退職手当追加
・財政調整基金積立金追加
・公共施設整備基金積立金追加
・水と緑のまちづくり基金積立金追加
・すみだ北斎美術館管理運営費追加
・プレミアム付商品券事業費
・各種事務事業の不用経費の減額

 平成31年3月31日現在の平成30年度各会計の予算現額と収支の状況は、下表のとおりです。一般会計の予算現額に対する執行率は、歳入が91.4パーセント、歳出が79.1パーセントとなっています。
 なお、事務処理手続等の関係で平成31年3月末日までに執行できなかったものについては、出納整理期間中(平成31年4月1日から令和元年5月31日まで)に執行しました。

区分 予算現額 収入額 支出額
一般会計 1,232億6,505万円 1,126億8,064万円(91.4パーセント) 974億8,727万円(79.1パーセント)
国民健康保険特別会計 290億3,809万円 262億1,132万円(90.3パーセント) 254億2,661万円(87.6パーセント)
介護保険特別会計 221億6,360万円 211億2,501万円(95.3パーセント) 190億9,238万円(86.1パーセント)
後期高齢者医療特別会計 57億5,189万円 56億9,186万円(99.0パーセント) 54億8,405万円(95.3パーセント)

備考1:予算現額とは、最終予算額に平成29年度からの繰越分を加えたものです。平成29年度からの繰越額は、一般会計で7億1,076万円ありました。
備考2:収入額・支出額欄の( )内の数字は、それぞれ予算現額に対する割合です。
備考3:各会計の収入・支出ともに出納整理期間中(平成31年4月1日から令和元年5月31日まで)に執行・整理を行い、いずれも予算計上額をほぼ達成しています。

 区の施策を実施するために必要な財源として、区民の皆さんに税や各種使用料、手数料を負担していただいています。このうち、特別区税の予算現額と収入額は、下表のとおりです。

内訳 予算現額 収入額 収入率
特別区民税 215億9,100万円 195億7,279万円 90.7パーセント
軽自動車税 1億2,000万円 1億1,230万円 93.6パーセント
特別区たばこ税 20億8,400万円 19億1,774万円 92.0パーセント
入湯税 1,400万円 1,278万円 91.3パーセント
合計 238億 900万円 216億1,561万円 90.8パーセント

備考1:上記の収入額に加え、出納整理期間中(平成31年4月1日から令和元年5月31日まで)にも収入がありました。

 平成31年3月31日現在の区有財産の現在高は、下のグラフのとおりです。

 学校施設の整備やまちづくり事業などの公共施設の整備には、多額の経費がかかります。このため区は、公債(特別区債)を発行し、その財源を確保するとともに、公債の償還を通じて現在から将来にわたる区民の皆さんの世代間の負担の公平化を図っています。
 各年度末における公債の残高は、下のグラフのとおりです。

 一時借入金とは、収入と支出の時期の違いにより、事務事業を執行するうえで一時的に資金が不足する場合に、年度内償還を条件として市中銀行などから借り入れる資金のことです。
 平成30年度は、この借入れを行う必要がありませんでした。

 令和元年度(2019年度)予算は、「“すみだの夢”実現プロジェクト」のより一層の進捗や、次世代育成・高齢者施策の推進、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会への取組など喫緊の課題に対応するため、“すみだの夢”実現に向けて、次のステージへ着実に進める予算「つながりを“力”に」として編成しました。
 我が国の経済は、緩やかな回復が続くことが期待されるものの、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響など、今後の景気動向には注視が必要です。
 一方、区の財政状況は、人口増などによる特別区民税の増収はみられるものの、国による地方消費税清算基準の見直しや、市町村民税法人分の一部国税化の影響等により、将来にわたる区財政への影響が懸念される状況にあります。
 このため、各事業の必要性・緊急性・費用対効果や後年度負担等を十分に検討し、限りある財源を効果的・効率的に配分することで、区政の課題解決に取り組んでいきます。
 引き続き、区政へのご理解とご協力をよろしくお願いします。

このページは広報広聴担当が担当しています。