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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2020年2月1日号

 すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第19回は、生まれも育ちもすみだで、小学校・中学校でのPTA活動に12年も携わっているという小川 政美さんです。これまでの印象深いエピソードと、PTA活動に秘めた(おも)いをお伺いしました。

小川 政美さん(立花在住)

 60年以上続く家業の(はく)押加工会社を手伝いながら、PTA活動として中川小学校の顧問と吾嬬立花中学校の会長を務めています。
 4人の娘を育てながらの活動は、時間との戦いでしたが、両親、家族、PTA役員さんたちの支援があって続けてくることができました。
 特に、6年前に中川小学校で「絵本の読み聞かせ会」を立ち上げたことを(うれ)しく思っています。これは、月2回、保護者が朝の授業前に各クラスに入って、自ら選んだ本を子どもたちの前で読み聞かせるものです。
 この経験を()かし、今は中学校での実現もめざしています。中学生は自分でも十分に本を読めますが、気持ちがこもった保護者の朗読を聴く時間も、多感な時期に心を落ち着かせるために、有意義なことだと思っています。

 他のPTA会員の方からお声掛けいただいたことです。私自身もPTA活動で成長させていただきました。
 思い出深いのは、中川小学校の児童と夏休みに明け暮れたソフトボールですね。親御さんたちは、早朝のラジオ体操後から仕事までの時間も惜しまずに指導しました。頑張って練習を続けるうちに、初心者の子も難しい球を捕れるようになったり、ヒットを打てるようになったりと、日ごとに上達していきました。その結果、夏休みの最終日曜日に行われた大会で優勝!子どもたちの勇姿に感動し、先生も保護者も、皆が何物にも代え難い達成感を味わうことができました。
 そのほか、中川小学校、東吾嬬小学校、立花吾嬬の森小学校のバザーやフェスタへの出店にも力を入れていました。会場では、駄菓子つかみやヨーヨー釣りの出店、中学生のヒップホップダンスショー、制服を着たミニチュアマネキンの展示等を行い、多くの方が集まってくださいました。小学生にとっては中学校への興味を持ってくれるきっかけに、保護者の方々にとっては、PTA活動の楽しさを間近に見ていただく機会になったと思っています。

吾嬬立花中地区青少年育成委員会主催のソフトボール大会にて(後列一番左が小川さん)

吾嬬立花中学校の運動会でPTA本部役員の皆さんと(最前列中央が小川さん)

 自ら率先してやる。困っている人を放っておかない。強い(きずな)で一つのものを成し遂げる。そんな義理人情があるところが好きですね。普段は穏やかでも、いざとなったら団結する熱い心を持っている人がすみだには多いと、これまでのPTA活動から実感しました。子どもは家庭だけでなく、学校や地域、皆で育てていくもの。大人が頑張る姿は、子どもの希望や自信につながります。人と人との絆や空気感…肌で感じた「すみだの思い出」がいつまでも子どもたちの心の支えになれば。そんな想いで、今後もPTA活動に取り組んでいきます。

 小川さんと同じく中学校のPTA活動をされ、墨田区立中学校PTA連合会会長でもある、廣田 晃久さんです。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

今月の1枚

「向島百花園にて」
【撮影】小久保 徳子さん

 本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細は区ホームページをご覧ください。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

このページは広報広聴担当が担当しています。