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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2020年4月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します


 毎年、5月5日の端午の節句の際には、(しょう)()や家紋を染めたのぼり、こいのぼりなどが立てられてきました。魔よけの神としての鍾馗の伝説は、唐の玄宗皇帝が病気の際に鍾馗が悪鬼を退治する夢を見ると、その後病気が治ったので、画工にその像を描かせたことが始まりといわれています。本図の朱描きの鍾馗図は、流行病の(ほう)(そう)よけの祈りを込めて北斎が制作したものです。数え年で87歳の時の作品で、朱色だけでなく、目や口、髪などには墨が用いられており、細かな工夫がなされています。本図は、「大江戸歳事記」後期の5月19日(火曜日)から6月14日(日曜日)までに展示予定です。ぜひ、ご鑑賞ください。

 私たちは、毎年決まった時期に行われる節分やひな祭りといった季節の行事を通して、1年のリズムを感じ取っていますが、それは北斎が生きた江戸時代の人々も同じでした。本展では、年中行事に焦点を当て、北斎や門人が描いた当時の風俗から江戸の四季をご紹介します。150年以上前の先人の生活に思いをはせながら、江戸の歳事記をお楽しみください。
[とき]4月21日(火曜日)から6月14日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]

  • 一般=1,000円
  • 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
  • 中学生・障害のある方=300円

*団体割引あり
*観覧日当日に限り、常設展・常設展プラスも観覧可
[申込み]期間中、直接会場へ
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照



[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115

このページは広報広聴担当が担当しています。