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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2020年6月11日号

 区では、区民の皆さんが納めた税金等がどのように活用されているのかをお知らせするために、区の予算と収入・支出の状況を年2回公表しています。今回は、令和元年度下半期の財政状況をお知らせします。
[問合せ]財政担当 電話:03-5608-6232

*各表・グラフ中の数値は、四捨五入により合計額が合わない場合があります。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、令和元年度下半期の景気は大幅に下押しされ、年度末から厳しい状況に置かれているものの、区の人口増により、特別区民税をはじめとする歳入の一部が前年度に比べ増収となりました。
 こうした中で、“すみだの夢”実現に向けた実効性の高い取組に優先的に対応するとともに、令和元年台風第19号対応経費や新型コロナウイルス感染症対策事業費の新規計上、心身に障害のある方のための自立支援医療給付事業費の追加計上などを補正予算で対応した上で、予算に計上した事務事業を計画的・効率的に執行することができました。

備考1:収入・支出ともに( )内の数字は、一般会計予算額に占める比率です。
備考2:一般会計予算額のうち、人件費は189億7,189万円(区民1人あたり6万8,856円)です。
備考3:歳入・歳出予算額のいずれも、前年度からの繰越明許費分を除いています。

[一般会計]元年10月1日以降、下表の補正を行った結果、最終予算額は1,245億8,793万円となりました。
[特別会計]当初予算に必要な補正を行うことにより、最終予算額は、国民健康保険特別会計が278億3,338万円、介護保険特別会計が235億3,054万円、後期高齢者医療特別会計が60億1,711万円となりました。

11月補正…27億6,851万円の追加 3月補正…9億3,443万円の追加
・令和元年台風第19号対応経費
・財政調整基金積立金追加
・北斎基金事業費追加
・自立支援医療給付事業費追加
・児童扶養手当支給事業費追加
・地域型保育事業費追加
・障害児通所支援事業費追加
・過年度国庫支出金等返還金追加
・職員退職手当追加
・財政調整基金積立金追加
・公共施設整備基金積立金追加
・北斎基金事業費追加
・すみだ北斎美術館管理運営費追加
・商工業融資事業費追加
・新型コロナウイルス感染症対策事業費
・水と緑のまちづくり基金積立金追加
・個人番号カード交付経費追加
・各種事務事業の不用経費の減額

 2年3月31日現在の元年度各会計の予算現額と収支の状況は、下表のとおりです。一般会計の予算現額に対する執行率は、歳入が86.0パーセント、歳出が82.0パーセントとなっています。
 なお、事務処理手続等の関係で3月末日までに執行できなかったものについては、出納整理期間中(2年4月1日から5月31日まで)に執行しました。

区分 予算現額 収入額 支出額
一般会計 1,250億8,751万円 1,075億4,476万円(86.0パーセント) 1,026億2,410万円(82.0パーセント)
国民健康保険特別会計 278億3,338万円 258億4,089万円(92.8パーセント) 247億1,438万円(88.8パーセント)
介護保険特別会計 235億3,054万円 219億 394万円(93.1パーセント) 198億7,840万円(84.5パーセント)
後期高齢者医療特別会計 60億1,711万円 59億1,728万円(98.3パーセント) 58億6,495万円(97.5パーセント)

備考1:予算現額とは、最終予算額に平成30年度からの繰越明許費分を加えたものです。平成30年度からの繰越明許費は、一般会計で4億9,958万円ありました。
備考2:収入額・支出額欄の( )内の数字は、それぞれ予算現額に対する割合です。
備考3:各会計の収入・支出はともに出納整理期間中に執行・整理を行い、いずれも予算計上額をほぼ達成しています。

 区の施策を実施するために必要な財源として、区民の皆さんに税や各種使用料、手数料を負担していただいています。このうち、特別区税の予算現額と収入額は、下表のとおりです。

内訳 予算現額 収入額 収入率
特別区民税 229億5,100万円 204億5,849万円 89.1パーセント
軽自動車税 1億1,200万円 1億1,269万円 100.6パーセント
特別区たばこ税 20億3,700万円 21億 54万円 103.1パーセント
入湯税 1,300万円 1,291万円 99.3パーセント
合計 251億1,300万円 226億8,463万円 90.3パーセント

備考1:上記の収入額に加え、出納整理期間中にも収入がありました。

 2年3月31日現在の区有財産の現在高は、下のグラフのとおりです。

 学校施設の整備や、まちづくり事業などの公共施設の整備には、多額の経費がかかります。このため区は、公債(特別区債)を発行し、その財源を確保するとともに、公債の償還を通じて現在から将来にわたる区民の皆さんの世代間の負担の公平化を図っています。
 各年度末における公債の残高は、下のグラフのとおりです。

 一時借入金とは、収入と支出の時期の違いにより、事務事業を執行する上で一時的に資金が不足する場合に、年度内償還を条件として市中銀行などから借り入れる資金のことです。
 元年度は、この借入れを行う必要がありませんでした。

 令和2年度予算は、「“すみだの夢”実現プロジェクト」の成果を見える形にするとともに、将来にわたる本区の発展への大きな一歩を踏み出す年とするため、「令和の時代のすみだを創る さらなる“飛躍”と“夢”実現に向けた予算」として編成しました。
 しかしながら、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し、国内外において重大な局面を迎えている中、我が国の景気の先行きは厳しい状況が続くと見込まれます。
 一方、区財政においては、人口の伸び等を背景に引き続き特別区民税の増収を見込んだところですが、景気減速の影響が区内企業の業績を悪化させる懸念があります。また、景気の影響を強く受ける特別区交付金等についても、大幅な減収が想定されます。
 こうしたことから、区民の皆さんの安全・安心の確保や区民福祉の向上につながる緊急性・優先性の高い需要に対し、迅速かつ積極的に対応していくとともに、これまで以上の行財政改革を推し進め、予算計上した施策の目的が最小の経費で確実に達成されるよう取り組んでいきますので、区政へのご理解とご協力をお願いします。

このページは広報広聴担当が担当しています。