すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
「百人一首うはかゑとき」は、乳母が子どもに百人一首を教えるために歌意を絵画化した北斎最後の大判錦絵のシリーズで、中でも本図は安倍 仲麿の和歌「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」を題材にしています。安倍 仲麿は遣唐留学生として唐に渡りましたが、帰国が叶わず唐で生涯を終えました。本図の中央に立つのは安倍 仲麿と言われており、唐の月を眺めながら、故郷の奈良三笠山の月を
すみだ北斎美術館の開館以降、新たに収集した肉筆画、版画、版本の中から、学芸員が選んだ50点の作品を展示します。展示作品の多くが初公開です。北斎と門人たちによる名作の数々をお楽しみいただき、北斎の魅力や影響力を改めてご実感ください。
[とき]9月15日(火曜日)から11月8日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]
- 一般=1,000円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
- 中学生・障害のある方=300円
*観覧日当日に限り、常設展・常設展プラスも観覧可
[申込み]期間中、直接会場へ
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
上から錦絵「冨嶽三十六景 凱風快晴」、錦絵「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」、錦絵「冨嶽三十六景 山下白雨」(いずれも吉野石膏コレクション、すみだ北斎美術館寄託)
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115
このページは広報広聴担当が担当しています。