区では、高齢者が生きがいをもって暮らせる社会をめざして、様々な施策を展開しています。この施策の基本となる「墨田区高齢者福祉総合計画」は、介護保険事業に関する計画と一体的に策定するものであり、3年ごとに見直しを行っています。
この度、令和3年度から5年度の計画である、「墨田区高齢者福祉総合計画・第8期介護保険事業計画」の「中間のまとめ」を作成しました。その概要などを、この特集号でご紹介します。
来年3月の策定に向け、より良い計画とするために、この「中間のまとめ」に対する皆さんのご意見をお寄せください(ご意見の提出方法はこちらを参照)。
介護予防教室の様子
「墨田区高齢者福祉総合計画・介護保険事業計画」は、高齢者を取り巻く様々な課題に的確に対応し、高齢者が住み慣れた地域で安心していきいきと暮らせる社会を実現するため、墨田区がめざす基本的な目標を定め、その実現に向けて取り組むべき施策を明らかにすることを目的としています。
令和3年度からの「第8期計画」では、団塊の世代が75歳以上になる令和7年(2025年)や、国内で高齢者が最も多くなるとされる令和22年(2040年)を見据え、多様かつ複雑化すると想定されるニーズへの対応を進めていくことが必要です。
高齢者が生きがいをもって暮らせるしくみをつくる
地域包括ケアシステムの充実
以下の5つの基本目標を設定し、地域包括ケアシステムの充実を図ることにより、基本理念の実現をめざします。
- 地域の中で必要とされている生活支援や見守り体制が充実している
- 介護予防・生きがいづくりなどの取組が身近にあり利用できる
- 多様な介護サービスを必要に応じて利用できる
- 医療と介護の連携が円滑に行われ、安心して在宅療養を受けられる
- 身体状況の変化と本人の希望に応じて住まい方を選択できる
本計画の策定にあたっては、公募した区民や学識経験者などから構成される「墨田区介護保険事業運営協議会」等において協議・検討を行っています。
また、庁内においても、「第7期計画」の進捗状況や課題を分析するため、ワーキンググループを設置し、分野ごとの課題や解決策について検討を行っています。
さらに、計画策定に先立ち「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」「在宅介護実態調査」等の調査を実施し、高齢者や介護者の生活実態の把握に努め、高齢者福祉施策および介護サービスの在り方について検討を行っています。
高齢者が要介護状態になっても、可能な限り住み慣れた地域において継続して生活できるよう、介護・予防・医療・生活支援・住まいの5つのサービスの連携を図りながら提供していくシステムです。
墨田区高齢者福祉総合計画・第8期介護保険事業計画「中間のまとめ」について、区民説明会を開催します。ぜひ、ご参加ください。
[とき]12月15日(火曜日)
- 午後2時から
- 午後7時から
*いずれも同一内容
[ところ]すみだリバーサイドホール1階会議室(区役所に併設)
[定員]先着20人
[費用]無料
[申込み]事前に介護保険課管理・計画担当(区役所4階) 電話:03-5608-6924へ