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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2020年12月11日号

すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。

 「北斎漫画」の「漫画」という言葉は、北斎が漫然と描いた画という意味で、現在の漫画の意味とは異なります。しかし、本書の中には現在の漫画の原点ともいえる表現が含まれています。例えば、当時の誰もが知っている桃太郎や浦島 太郎などが描かれていますが、これは現在の漫画に登場するキャラクター性の源流とも言えます。
 本図では、鬼ヶ島で桃太郎が鬼をねじ伏せています。後ろには打ち出の()(づち)や宝珠などの宝物も見え、昔話の桃太郎の象徴的な場面を1枚の絵で物語っています。本図は「GIGA・MANGA展」の中期(12月15日から令和3年1月3日まで)でご覧いただけます。

 すみだ北斎美術館では、昨年11月15日に、ポーランドのクラクフにある日本美術技術博物館マンガ(通称 マンガ館)と友好協力協定を締結しました。両館の友好協力協定締結1周年を記念して、「クラクフ ドラゴンとドラゴン」展を開催しています。マンガ館があるクラクフのヴァヴェル城に伝わる「ポーランドのドラゴン」と、北斎の龍の図にインスピレーションを得た「日本のドラゴン」をテーマに、ポーランド人のアーティスト6人による48点の作品を展示しています。また、会場では、作品を紹介するショートアニメーションも上映しています。ぜひ、北斎がつなぐポーランドと日本のドラゴンの競演をご覧ください。
[とき]令和3年1月24日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[観覧料]AURORA(常設展示室)または企画展の観覧券が必要
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
[申込み]期間中、直接会場へ
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936



[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115

このページは広報広聴担当が担当しています。