すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
北斎の享和年間(1801年から1804年まで)を代表する1点として知られる優品で、急降下する雁と、ふっくら丸みを帯びた
一点物の肉筆画は、浮世絵版画よりもその起源は古く、複雑で奥深い彩色技法や描き手の筆遣いを直接感じることができます。本展では、浮世絵の先駆とされる岩佐又兵衛をはじめ、浮世絵の始祖である菱川 師宣、喜多川 歌麿、東洲斎 写楽、葛飾 北斎、歌川 国芳など60人に及ぶ浮世絵師の肉筆画を、前後期合わせ約125点、公開します。重要文化財や重要美術品、初公開作品など約40点を含んでおり、見所満載の展覧会です。浮世絵の源流である肉筆画を通して、300年に及ぶ浮世絵の歴史を体感いただくとともに、それぞれの絵師の巧みな線の引力、色の魔力、そして絵に宿る筆魂をご堪能ください。
[とき]4月4日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]
- 一般=1,200円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=900円
- 中学生・障害のある方=400円
- 小学生以下=無料
*観覧日当日に限り、常設展も観覧可能
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術担当 電話:03-5608-6115