すみだ北斎美術館に収蔵されている北斎の名品をご紹介します。
本作品は、曲亭 馬琴の代表的な読本の一つで、葛飾 北斎が挿絵を担当しました。読本とは江戸時代の小説の一種で、文字のページと数点の挿絵で構成されたものです。物語は、保元の乱に敗北し伊豆大島に配流された後に自害したとされる源 為朝が、琉球に渡り活躍するという内容です。本図は、封印されていた石櫃を暴いたところ、百千の雷が一度に落ちたような爆音と共に櫃が八方に砕けて飛び散り、中から妖術師が出現した場面を描いています。吹き飛ばされる岩の破片や人々の描写、放射状の線で衝撃の強さが表現されています。本図は、下記の「しりあがりサン北斎サン“クスッと笑えるSHOW TIME!”」展にて展示されます。
世の中の不条理や不合理をゆるいタッチで描き出す、マンガ家でアーティストのしりあがり 寿氏。2018年当館で開催の展覧会「ちょっと
[とき]4月20日(火曜日)から6月27日(日曜日)までの午前9時半から午後5時半まで
*入館は午後5時まで
*休館日を除く
[ところ]すみだ北斎美術館(亀沢二丁目7番2号)
[入館料]
- 一般=1,000円
- 高校生・大学生・65歳以上の方=700円
- 中学生・障害のある方=300円
*観覧日当日に限り、常設展も観覧可
[申込み]期間中、直接会場へ
[問合せ]すみだ北斎美術館 電話:03-6658-8936
*詳細は、すみだ北斎美術館のホームページを参照
[問合せ]文化芸術振興課文化芸術・国際担当 電話:03-5608-6115
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