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墨田区長 山本 亨
先月9日に、すみだリバーサイドホールで「春の全町会長・自治会長会議」を行いました。この会議は例年、春と秋に2回開催していますが、昨年度は新型コロナウイルス感染症の影響で2回とも開催できませんでした。今回は、各町会・自治会の会長の皆さんが集まる久しぶりの機会となり、地域が抱える課題の共有等、とても有意義な時間になりました。私からは、今年度の区政運営の基本的考え方と主要施策についてご説明しましたが、会長の皆さんには、これからも地域のリーダー役として、ご協力を賜りますようお願いします。
さて、各地域には様々な困りごとの相談を受ける方々がいます。例えば、行政等へのご意見・ご要望を受けて中立の立場で解決を進める行政相談員や、地域の身近な相談役である民生委員が代表的な存在です。今号1面の特集で取り上げた民生委員・児童委員は、民生委員制度の創設から100年以上の歴史を持ち、厚生労働大臣から委嘱を受けた方々が地域の福祉増進のために重要な役割を担っています。相談者から受けた内容に応じて、区をはじめとした公的機関や団体につなげるなど、地域福祉を支えるために日々活動をされています。現在はコロナ禍のため、一人暮らしの高齢者が孤立したり、子育てに関して家庭内で不安を抱えたりする状況が多くあります。地域の中で誰かに相談することができ、解決に向けて必要な機関へとつながる体制がこれまで以上に重要になっています。皆さんにも、福祉に関して信頼できる相談相手である地域の委員を頼りにしていただきたいと思います。
最後になりますが、本区からの新型コロナワクチン接種に関する新しい情報は、先月末に発行した墨田区のお知らせ「すみだ」特集号に掲載しました。このほか、区ホームページでも情報を随時更新しますので、ご確認をお願いします。
「春の全町会長・自治会長会議」にて
