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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2021年6月1日号

 すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第33回は、NPO法人 子育てひろば「かぁかのおうち」(東向島六丁目16番10号)の運営に携わり、多くの子育て中の方を見守ってこられた吉永 道子さんです。

吉永 道子さん(東向島在住)

 「地域子育て支援拠点」として、子育てひろば「かぁかのおうち」を運営しています。妊娠中の方や、3歳までの子どもを育てる方が、お茶を飲みながらほかの利用者やスタッフとのつながりを深め、実家のようにほっと一息つけて、困ったときに気軽に子どもを預けられる場所を提供しています。また、子どもの成長に合わせて、利用者に寄り添った"切れ目のない支援"を行っています。例えば妊娠中の方には、両親学級を開き、助産師を招いて沐浴(もくよく)やおむつ替え指導を1対1で行っています(こちらに同講座の掲載あり)。出産後は、育児相談をはじめ、英語教室やピラティスなどの子育て講座、七夕などのイベントを行っています。
 ここではスタッフが橋渡し役となり、利用者同士の“つながり”作りのお手伝いをしています。利用者の中には、ここで出会い仲良くなって、家族ぐるみで親交を深めている方もいます。スタッフとだけでなく利用者同士で子育ての悩みや喜びを共有して、子育てが大好きになれる場所です。

 私自身9人の孫がいますが、子育てをしている親御さんを見ていて、寄り添うことがとても大切だと感じたことがきっかけです。
 親御さんの中には、自分が生まれ育っていない地域で子育てをしている方が多いことに気付きました。このような土地勘がなく身内や知り合いが少ない“アウェイ感”を抱える方にも、すみだを“ホーム”と感じてほしいと強く思っています。今はコロナ禍で、何かあった時に実家の親御さんに来てもらうことや、帰省することが難しい利用者がたくさんいます。困ったときに“ちょっと預けられるお母さん”のような存在が近所にあったら、それだけですごく安心すると思うんです。この施設は私の自宅を一部改修して運営しているので、実家に帰ったような温かい気持ちになれると思います。

 下町ならではのお節介や、人の温かさやつながりが、今も残っているところです。
 すみだには祖父の代から住み始めて、私自身、生まれも育ちも墨田区。さらに、結婚して子育てを経験したのも墨田区です。生まれ育った地域で子育てができた私自身の経験が、“アウェイ感”を抱える方への思いを強くさせたのかもしれません。
 ここのスタッフは全員、私自身のママ友やこの施設を利用していたママたちなんです。ここで開く各講座の先生も、利用者やそのご家族です。全てが“人とのつながりとご縁”で運営されています。すみだに引っ越してきた方にも、ここで生まれ育った方と同じようにすみだの良さを感じてほしいです。

普段の一時預かりの様子。新型コロナウイルス感染症対策を徹底しながら運営しています。

七夕まつりの様子。スタッフと一緒に、子どもたちが願い事を書いた短冊を笹に飾り付けていきます。

 東向島で英会話教室「スターズイングリッシュスクール」を運営する傍ら、保育園等で子どもたちに英語を教えるナイジェル・ボンドさんです。

[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

今月の1枚

「幼なじみのデート」
【撮影】伊藤 牧子さん

 本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細はこちらをご覧ください。
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223

このページは広報広聴担当が担当しています。