すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第34回は、東向島で地域に根ざした英会話教室「
Nigel Bondさん(東向島在住)
私はイギリス出身です。イギリス英語に触れてもらおうと、英会話教室「STARS」を運営しながら、さゆり保育園や東向島児童館など、区内の保育園や児童館でも教室を開いています。
「STARS」は大人も通っていますが、小さなお子さんが多いので、お母さんと一緒に英語に触れていた赤ちゃんが、お友達と遊びながら英語を使うようになった姿を見ることができるなど、子どもの英語力以外の成長も感じられるのは楽しいですね。
保育園や児童館での活動は、6月1日号の「すみだ人」吉永さんからのお誘いがきっかけ。地域とつながりながら英語教育を行いたいと思っていたので、
英語はコミュニケーションの手段。だからこそ、どの教室でもレッスンを受けている子や大人の方が、下を向かず顔を上げて話せるように工夫をしています。
妻が墨田区出身で、結婚と同時に日本に来て、以来ずっと墨田区に住んでいます。イギリスでは、銀行に勤めていたのですが、来日に当たり、「これからは、ワクワクするような様々な色に囲まれながら子どもに関わることをしたい」と考えたんです。日本に来てから、地域の子どもたちにサッカーを教えていた時期もありましたし、子どもに関わることは好きですね。
「STARS」の教室名は、子どもを意味する「youngster(ヤング“スター”)」と、星や成功などを意味する「star(スター)」から考えました。誰もが聞いたことのある馴染みのある英単語であることもポイント。子どもから大人まで、地域から親しまれる教室でありたいです。
イギリスの中でも少し郊外の自然が多い地域で生まれ育ったこともあって、自然が好き、特に水辺が大好きなんです。そんな生まれ育った地域に似ていて、川に囲まれ、憩いの場となる公園があるすみだが好きです。昨年新しくなった隅田公園へは毎日趣味のマウンテンバイクで通っています。池の亀に話し掛けることもありますよ。
すみだに来た当初は、私のような外国人は珍しく、お店に入ると皆振り返るほどでしたが、今は地域に溶け込み、声を掛けてくれる人もいて、温かい街だとも思います。都心に出かけても、すみだに戻ってくるとホッと安心します。
また、そんな温かさを持ちながら、観光で注目されたり、若い世代が増えたりと、変化していくすみだも
子ども向けのクラスの様子(平成30年頃撮影)。教室では、たくさんの色に囲まれます。
英語のパズル。楽しく遊びながら学びます。
助産師として、妊娠期から卒乳までを支え、育児相談なども行う、助産所「
[問合せ]広報広聴担当 電話:03-5608-6223
今月の1枚
「あじさいとスカイツリー」
【撮影】木村 茂さん
本コーナーへの写真を随時募集しています。詳細は区ホームページをご覧ください。
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