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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2021年11月1日号

 私たちが暮らす地球は、大気と呼ばれるベール状の気体で覆われていることで、適切な気温が保たれ、紫外線などの有害な物質から守られています。しかし、便利な生活と引換えに私たちが排出し続けてきた二酸化炭素などの温室効果ガスで気温が上昇し、海面上昇、砂漠化の拡大、極端な気象現象などが発生しています。今年8月に公表された国際連合のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書でもそのように結論づけられ、喫緊の課題となっています。こうした状況を私たちが"自分ごと"と認識したうえで、温暖化を防ぐための行動を加速し、私たちで実現させるべきものが脱炭素社会です。
 区では10月5日に、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「すみだゼロカーボンシティ2050宣言」を表明しました。カーボンとは炭素のこと。今後さらに、区民の皆さん、事業者、区の協働による脱炭素社会の実現に向けたまちづくりを推進していきます。
[問合せ]環境保全課環境管理担当 電話:03-5608-6207

「すみだゼロカーボンシティ2050宣言」の宣言文に署名を行った山本墨田区長(左)と木内墨田区議会議長(右)

 二酸化炭素の排出を「実質的にゼロ」にする社会のことです。例えば、太陽光や水力などの再生可能エネルギーを効率的に活用し、二酸化炭素(CO2)の排出を削減しつつ、それでも暮らしの中で排出される二酸化炭素を、資源として再利用したり森林等が吸収したりすることで、実現をめざしていきます。

今までの大量生産・消費の暮らしも見直さないとね!

墨田区環境キャラクター「地球くん」

二酸化炭素の排出を抑制



排出された二酸化炭素を利用・吸収

 地球温暖化の防止につながる環境にやさしい生活「エコライフ」を無理なく継続的に実践できる方法を学びます。
 また、環境ボランティア「エコライフサポーター」として活躍する人材育成も行っています。

自然の原料から作るサシェ

 水は私たちの生活や社会、環境と様々な形でつながっています。
 水辺環境を保全する大切さを現地見学などで身近に感じながら学びます。

船上から見学することも

 天体観測を通して、大気汚染や光害等による環境への影響について学びます。

天体観測

 友好都市である栃木県鹿沼市での植林や間伐等の森林整備活動を通して、緑や森林の大切さや地球温暖化防止などについて学びます。

大自然の中での体験

 雨水の利用は、都市の渇水・洪水の防止と防災対策として役立ちます。雨水タンクを設置する場合、助成をしています(詳細は区ホームページを参照)。

区内にある雨水タンク

 区では、水素で走る燃料電池自動車や電気自動車などのエコカーを導入しています。燃料電池自動車は、学校での環境学習などでも活用しています。

燃料電池自動車

このページは広報広聴担当が担当しています。