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すみだ区報(墨田区のお知らせ「すみだ」) 2021年11月11日号

 すみだの中小企業ならではの魅力に()かれて就職した若者たち。今号では、入社当時に区報にご登場いただいた社員や今年度入社したばかりの若手社員などに「働き続けられる理由(わけ)」と題して「やりがい」や「夢」を語っていただきました。
[問合せ]経営支援課経営支援担当 電話:03-5608-6185

備考1:取材は感染症対策を行ったうえで、短時間で行いました。

平成30年(2018年)8月11日号の区報にご登場いただいたお二人。当時と同じ会社で活躍するお二人に「今」を伺いました。



アイディアを尊重してもらえる
 アパレルの企画・縫製を行う株式会社 和興に入社してから約3年が経ち、今では一定の責任を伴う仕事を任せてもらえるようになりました。入社前から、じっくり私の話を聞いて意見を尊重してくれた社長や専務。それは今も変わりません。自分の裁量の範囲内で、こうしたいと思ったところは、変わらず自由にやらせてもらっています。アイディアが浮かんだときは、気軽に上司や先輩方に相談でき、OKが出れば自分で進められるので働きやすいですね。弊社は決して大きい会社ではありませんが、人との距離感が近く、家族のように接してくれる環境があります。このことが仕事に励める理由なのかもしれません。
 現在、私は、お客さんと工場をつなぐ橋渡し役を担っています。お客さんから「こんなものを作りたい」という要望を受け、生地や資材、縫製方法などを提案します。その後、社内のパタンナーや工場と調整し、商品を形にしていきます。お客さんのご要望が一つの商品として形になったときは「自分ごと」として(うれ)しく、やりがいを感じますね。
コロナ禍での挑戦・気付き
 オリジナル商品として和紙100パーセントのカットソーを手掛けていましたが、コロナ禍になってからは同じ生地で布マスクを製作しました。オンラインショップのほか、ポップなどを手作りし、会社のガレージを特設会場として販売しました。この取組も「会社で直接、売ってみよう」と私から提案したもので、周りは快く応援してくれました。
 これまでは企業との取引が主でしたが、マスクの販売をきっかけに、直接消費者とつながることができました。入社当時からの「作り手と使い手が近くに」という夢。消費者の声を直接聞くことで、その夢を(かな)える方法が少しずつ見えてきました。新型コロナの影響で業界として、また会社として仕事が減ってしまったのは事実ですが、新たな気付きを得られ、必ずしもマイナスではないと感じています。今後も夢の実現に向けて着実に進んでいきたいと思います。

温かさに支えられて
 株式会社 松田自動車整備工場の社長に会ったのは、区が実施している「すみだ合同企業説明会」でした。社長の人柄の良さを感じ入社を決めたのですが、あれからもう4年が経ちました。入社当時は車の塗装を担当していましたが、現在では、事故後の車の形を直す板金も担当しています。車に関する専門知識は入社後に一から学びましたが、周りの手厚いサポートのおかげで、仕事の種類も幅も4年前に比べると随分広がりました。
 社内には年齢が離れている方もいて、入社当初は付き合い方に戸惑うこともありましたが、現在ではその懐の深さに助けられています。1年目の終わり頃、体調を崩して出社できない時期がありましたが、周りの理解や温かさに支えられて復帰することができ、今でも働き続けられています。
一つひとつを確実に
 塗装の作業は、同じ車種でも保存状態などにより個体差が大きいので、車としっかり向き合って集中する必要があります。現場は率直な意見を伝えても受け止めてくれ、風通しが良いなど、働きやすい環境が整っているため、作業に集中できます。入社当時よりできることが増え、仕事のスケジュールが厳しいときも、一つひとつの仕事を確実に行えるよう、常に責任感をもちながら業務に取り組んでいます。

区内の中小企業が合同で行う新入社員研修で、同期のお二人。「社内では同期がいないので、区内企業のつながりを通して同期ができ、ありがたかったです。業種や年齢はバラバラですが、研修の枠を超えていろいろと相談できます。」と小林さん。

株式会社 和興

 昭和4年(1929年)創業。アパレルの企画・縫製を手掛ける。老舗のノウハウと新しさの融合を試み、和紙100パーセントの生地を使った製品を製作している。

株式会社 松田自動車整備工場
 昭和31年(1956年)創業。自動車の車検や整備、板金、塗装までを一手に行う。今年7月には東京商工会議所が行う第19回勇気ある経営大賞を受賞。

入社3年目。その言葉からは若手社員が求める働きやすい職場環境が見えてきました。

社長の(おも)いに共感
 私が通っていた学校で開催されていた企業説明会で、弊社を知ったのが入社のきっかけです。製作物だけでなく、お客さんの目的や想いをとても大切にし、「お客さんのために」という社長の熱い想いに強く共感し、入社を決めました。
 現在は、ホームページ作成前の戦略立案やデザインなどを担当しています。ホームページのリニューアルを手掛けた際、ホームページからの問合せが増えたというのを聞いたときは大変(うれ)しく、お客さんの喜びが私の喜びになっています。

「ホームページ作成には、ボタンの配置ひとつにまで、使いやすさにこだわっています。」と寺嶋さん。その(まな)()しは真剣です。

安心して自分らしく働ける
 ホームページ作成の知識はゼロでしたが、先輩方が丁寧に教えてくれたおかげで成長できました。勤務時間中に会社の費用負担で外部の研修にも積極的に参加でき、しっかりと学ぶ機会があります。
 また、弊社は女性が多く、中には小さなお子さんがいる社員もいますが、いろいろな状況の方が働けるようにと、社長が在宅勤務やフレックスタイム制度をコロナ禍以前から導入していて、働きやすい環境づくりに積極的なのが嬉しいです。(ちまた)では、在宅勤務の導入でコミュニケーション不足が課題と聞きますが、少なくとも私はそれを感じることはないですね。先輩方はもちろん、社長にも気兼ねなく相談できるおかげです。このような環境があるからこそ、社員は安心して、しかも自分らしく働けているんだと思います。今後はさらに勉強を重ねて、自分にしかできない仕事ができる人材になりたいです。

株式会社 Soichiro
 平成24年(2012年)創業。ホームページの作成をはじめとしたデジタルマーケティングの支援を手掛ける。

今年の春に入社した3人は職場のどこに魅力を感じたのでしょうか。

 「すみだ合同企業説明会」をきっかけに弊社を知りました。代表や社長と話した際に、人との距離感が近く個人をしっかり見てくれると感じたのが入社の決め手です。現在は、インターネットサイトの運営などを担当しています。
 弊社は就業規則が整っているため、しっかりお休みが取れ、定時で帰れるので働きやすいです。職場では、区役所にある「すみだビジネスサポートセンター」から講師を招いての新入社員研修もあり、社会人1年目でも安心して働けています。また、誕生日には代表と社長からプレゼントをいただき、温かい会社だなと感じています。最近はできることや任せてもらえることが増えてきて(うれ)しいですね。今後も一人でできることを増やしていきたいです。

 メディアに取り上げられていた弊社の温かい雰囲気に惹かれて入社しました。現在はライブ配信イベントの企画・運営などを担当しています。お客さんはオートレース場などの公営競技の事業者が主です。公営競技は全く知らない世界だったので、最初はイメージが湧かず苦労しましたが、上司や先輩の温かいサポートのおかげで、乗り越えられています。周りの皆さんが、助けを求めやすい雰囲気を作ってくれるのでありがたいですね。イベントの都合で時々休日出勤はあるものの、その分しっかりと代休が取得できるため、仕事とプライベートのバランスがきちんと取れています。また、会社の近くにある社宅が利用できるなど、働きやすい環境が整っています。
 今後は、社内でもお客さんにも、相手の要求に先回りして(プラス)α(アルファ)で提案できるようになりたいです。

 転職先を探していた際、メディアに取り上げられていた弊社を見て、アットホームな雰囲気に惹かれ入社しました。職場は入社前に感じたとおりで、気兼ねなく意見を言えたり、相談したりできる温かさがあります。新型コロナのワクチンを接種し、副反応で発熱した際も休暇制度を利用してお休みをいただけました。勤務時間や休暇制度がしっかりしていて、プライベートの時間を満喫できています。また、いろいろ覚えたいという私の要望を代表と社長が聴いてくれて、多岐にわたる業務を任せてくれるのもやりがいにつながっています。
 就職先選びで大切なのは、会社の規模ではなく、「何をしたいか」と「出会い」ですね。

研修では、電話応対や名刺交換の作法など、ビジネスマナーを一から学ぶことができます。

株式会社 kh-jl
 平成22年(2010年)創業。イベントの企画・運営やイベントへの人材キャスティング、インターネットサイトの運営など、幅広い事業を手掛ける。

12月7日(火曜日)
午後4時半から6時半まで

[参加企業]6社(予定)
*詳細は、すみだ就職・仕事Webのホームページを参照
[対象]自宅等からオンライン会議システム「Zoom」で参加できる

  • 39歳以下の若年求職者(学生も可)
  • 子育て世代等の女性

[費用]無料
*通信料は自己負担
[申込み]事前に、すみだ就職・仕事Webのホームページから申込み
[問合せ]

  • すみだ人材発掘・就労支援プログラム事業運営事務局(株式会社 HRP内) 電話:03-3222-1801
  • 経営支援課経営支援担当 電話:03-5608-6185

このページは広報広聴担当が担当しています。