すみだ区報2014年12月01日号

特集

様々な人権を知って、考えてみましょう!

同和問題(部落差別)

かつてあった身分制度や、歴史的・社会的に形成された人々の意識により差別を受けてきた人たちが住まわされていた場所を「同和地区(被差別部落)」といいます。そして、この同和地区出身の人たちに対するいわれのない差別が「同和問題(部落差別)」です。この問題を解決するため、国や地方自治体は様々な取組を行ってきました。しかし、現在でも差別意識が残っていて、結婚や就職で差別されたり、インターネット上に同和問題に関わる差別的な言葉が書き込まれたりするようなことが起こっています。

こうした差別をなくすためには、私たち一人ひとりが同和問題について正しく理解し、差別を"しない"・"させない"ことが大切です。

社会福祉会館(東墨田2-7-1)

社会福祉会館では、区民の福祉の増進をめざし、幼児から高齢者までを対象に、教養・文化など様々な事業を実施しています。また、同和相談事業や人権・同和問題に関する啓発を行っています。

会館には、ホールなどの有料貸出施設や、体育室・幼児室・高齢者向け娯楽室等の無料利用施設を備えており、どなたでもご利用になれます。

9月20日には、開館40周年記念として、 人権講演会「マスオさんの人権問題考"ことばはプレゼント"」を開催しました。講演会では、マスオさん役などでおなじみの声優、増岡 弘さんが自身の体験談にユーモアを交えながら、人と人とのコミュニケーションにおける言葉や思いやりの大切さを語ってくださいました。