すみだ区報2018年8月1日号

特集

つながる すみだ(びと)

概要

すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。

第3回目は、押上在住の加藤寿男さん。健康のためにマラソンを始めて18年。還暦を過ぎた今でも、3時間半を切る速さでフルマラソンを完走しています。また、マラソンですみだを盛り上げようと精力的に活動されています。

加藤寿男さん(押上在住)

Q. 加藤さんは現在、すみだでどのような活動をしていますか?

「すみだランRun倶楽部」(すみラン)で、朝ランニングを開催しています。火曜日は、おしなり橋に集合し大横川親水公園等を、木曜日は、東あづま駅に集合し旧中川沿いを走ります。約5キロを45分、仲間と会話しながら走り、その後みんな気持ちよく仕事に向かいます。休日は、すみだを起点に少し遠出するマラニック等もやっています。

会員は280人。すみだで生まれ育った私の様な会員から、地方や外国から来た会員、転勤先などで走っている会員もいて、走ることですみだと世界がつながっています。年齢層は20代~60代と幅広いですが、大半が40代以下とフレッシュで、地元で始まり地元に密着したランニングクラブは、23区でもあまりないと思います。

すみランは私の人生の一部。ここから人と人とのつながりが生まれ、区の活性化にもつながっていると思うと、立ち上げてよかったなと感慨深いし、これからもがんばろう、と身が引き締まります。

すみラン5周年のパーティにて
おそろいのTシャツやSNSへの投稿など、すみランは、ランニングライフを楽しむことを大事にしています

Q. すみランをすみだで立ち上げたのには何かきっかけがありますか?

平成20年に始めた「東京マラソンを招致する会」が発端です。「ランナーに魅力あるすみだを走ってほしい。そして、すみだを元気にしたい。」という思いで始めたこの活動ですが、マラソンシンポジウム、1万6000人もの署名集め、すみだを走るミニマラソン大会等・・・いろんなことをやりました。途中、「もうだめか」と思うこともありましたが、諦めずに招致活動を続け、苦節8年。すみだの一部がコースになったときは本当にうれしかったですね。

招致活動を続ける中で、「走ることによって、人のつながりをすみだで育むランニングクラブを作りたい。」と思うようになりました。偶然にも、それまでの私たちの活動を知った一人の若者ランナーが「私も、一緒にやりたい。」と来てくれて意気投合し、彼と招致する会の仲間たちと共に「すみだランRun倶楽部」を25年4月末に設立しました。

Q. 生まれも育ちもすみだの加藤さんは、すみだのどんなところが好きですか?

すみだは川に囲まれているのがいいですね。隅田川や荒川、旧中川などがあるのでいいコースになっています。また、少し走れば皇居やお台場、葛西臨海公園など、近隣区のいろいろな場所を巡ることもできます。すみだってマラソン天国です。それから、まだまだ新しいことが何でもできそうな予感のするところが魅力的ですね。新しい人をどんどん受け入れる柔軟さもある。すみランが一つの例であるように、地元の人と新しく入ってきた人とのつながりができ、そこから新しいことや楽しいことが生まれる。またまた面白くなりそうだな、と感じています。

次回登場してくださるのは・・・

三井 千賀子さん
三井 浩さん

加藤さんのマラソン仲間、「すみだクリエイターズクラブ」の三井さんご夫妻です。

問合せ広報広聴担当 TEL:03-5608-6223