すみだ区報2018年9月1日号

区政その他

人権コラム(64)

一人ひとりの人格が尊重され、誰もが安心して暮らせる社会になるように!

私たちの社会には、先天的または事故および病気等による後天的な理由で、人目に触れる部分に生じた特徴的な目立つ症状によって、様々な社会的困難を抱える方がいます。

その症状を起因として偏見や差別を受けるなど、生きていく上で深刻な問題となっているケースも少なくありません。

こうした「見た目問題」は、心理学、社会学、社会問題に関する事象等、様々な分野でまだ研究途中で、「見た目問題」を定義する言葉は確立されていません。また、日本における当事者の正確な人数も判明していませんが、海外の統計などから、およそ80万人~100万人の方がいると推定されています。

墨田区議会では、平成30年第2回定例会において提出された「見た目問題」に関する陳情を採択し、国会と政府に対し、実態把握とその結果を踏まえた施策を検討するよう意見書を提出しました。

一人ひとりの人格が尊重され、誰もが自分らしく安心して暮らせるよう、そして、個性を認め合い支え合う社会となるよう、区でも取組を進めていきます。

問合せ人権同和・男女共同参画課人権同和担当 TEL:03-5608-6322