雨水をためると・・・
向島百花園(東向島3-18-3)内にある茶亭さはらの佐原さんは、雨水市民の会の会員でもあり、自宅や百花園で雨水を活用しています。そんな佐原さんに雨水の活用方法を詳しく教えていただきました。
家庭では、ためた雨水をトイレの水として使ったり、気温が高いときは打ち水をして家の周りの気温を下げたりすることができるそうです。百花園でも打ち水として雨水を
そして、ここからが重要です。この雨水は非常時、水道水が止まってしまった場合などに沸かせば飲むことができます。雨は地上の水が蒸発した、いわば蒸留水なので、最初の2〜3mmは空気中のちりなどで汚れていますが、そのあとに降ってくるものは非常にきれいなのだそうです。
また、水をためるための方法も教えてくださいました。雨水タンクを買い、業者に雨どいのつなぎかえをしてもらうだけだそうです。設置するときには、墨田区から助成金ももらえるそうです。
雨水市民の会の高橋さんと宮城島さんは、雨水タンクを買わなくてもいいように、雨水タンクの作り方を教えてくださいました。手作りのタンクならば、1万円以下の予算で作ることができます。
一方、良いことばかりではなく大変なこともあるそうです。例えば、タンクと雨どいをつなぐ管が壊れてしまうと雨水をうまく活用できなくなってしまうことです。
みんなで少しずつ水をためれば、雨水が一度に流れ出さないので洪水を抑えることができます。さらに、東京都の飲み水は、みんなが雨水をためればそれだけで足りるそうです。