すみだ区報2018年11月1日号

特集

つながる すみだ(びと)

概要

すみだを愛し、すみだで活躍する方をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第6回目は、石原在住の中田 環さんです。自宅などでお茶やお花を教えたり、大手百貨店で講師をしたりする傍ら、「大江戸両国・伝統祭」の運営チームの一人としても活躍されています。

中田 環さん(石原在住)

Q. 中田さんは現在、すみだでどのような活動をしていますか?

10月28日に開催した「大江戸両国・伝統祭」の運営チームの一員として活動しています。このお祭りは、今回で19回目です。前回まではお茶を教えている経験を()かして茶店を開いていましたが、今回からはお祭り全体の運営に関わるようになりました。

地域の方にたくさん参加してもらいたい、特に地域の子どもたちにもっと参加してもらいたい、という運営メンバーの(おも)いがあり、今回は子どもが主役の構成にしたんです。舞台では子どもたちが空手や書道など、日頃親しんでいる和・伝統のものを披露しました。私が自宅でお茶やお花、作法を教えている小学生たちも、舞台上でお稽古の成果を披露してくれました。

自宅で開催している、お茶やお花の教室

Q. すみだで現在の活動を始めたきっかけは何ですか?

両国で和を伝えるお祭りがあると知って、石原でお茶やお花などを教えている自分も協力できると思い、自分からお祭りの主催者に電話をして、参加させてもらいました。

参加してみたら幅広い年齢層の方がいらっしゃって、1年に1回、ここでしか会えない方もいらっしゃいます。人のつながりを感じて、とてもうれしい1日です。また、皆さんの笑顔がすぐに見られることが、やりがいに繋がっています。今は生徒さんも、ボランティア「両国こころのおもてなし会」として、お祭りでワークショップを行うなど、活躍してくれています。

Q. 中田さんは、すみだのどんなところが好きですか?

「大江戸両国・伝統祭」もそうですし、ほかにもお祭りが多いところです。そして、何かやるとなると、皆さんフットワークが軽いですね。町会の活動も盛んです。あとは、皆さん気取っていない、ありのままでいらっしゃるから、自分もありのままでいられる、普段着で歩けるまちですね。

それから、いい意味でのおせっかいがまだ残っていますね。私の夫は仕事が忙しかったもので、息子と娘が小さい頃は病気になったときも近所の方のお世話になって、皆さんに助けられながら子育てをしてきました。助けてもらうばかりだったので、今はお茶を通して子どもたちの心を育むことで、私も地域の子育てを応援したいです。そして、地域の皆さんにも、お茶でくつろいでもらったり、お祭りを楽しんでもらったりすることで、お返しをしていきたいと思っています。

次回登場してくださるのは・・・

中田さんが「大江戸両国・伝統祭」で毎年会うのを楽しみにしている方の一人で、カメラもブログも楽しむ、森 きよ江さんです。

問合せ広報広聴担当 TEL:03-5608-6223