すみだ区報2018年11月11日号

特集

考えていますか?ペットの防災対策

飼い主としての日頃からのこころがけ

身元表示

突然の災害により飼っていたペットが驚いて逃げてしまうことがあります。また、飼い主が不在のときに災害が発生し、ペットと離れ離れになってしまうかもしれません。はぐれてしまったペットが飼い主の元に戻れるよう、迷子札やマイクロチップを装着しましょう。身元表示はペットを救援する側にとっても重要な情報となります。

健康管理

災害はいつ発生するか予測できません。日頃からペットの習性や性格に合った飼い方を心掛け、健康を保つようにしましょう。また、普段から体を清潔に保ち、各種ワクチンの接種や、ノミなどの外部寄生虫の駆除もしっかり行いましょう。

しつけ

緊急時、速やかに避難するためには、日頃からのしつけが重要です。また、避難場所で初めて会うペットや、大勢の人に興奮しないよう、飼い主がペットをきちんとコントロールできるようにしましょう。

犬の場合
▶「待て」「伏せ」等の基本的な号令に従う
▶嫌がらずにケージに入る
▶トイレは決められた場所でする
▶無駄吠えをしない
▶他人やほかの動物を怖がらない

猫の場合
▶嫌がらずにケージに入る
▶トイレは決められた場所でする
▶他人やほかの動物を怖がらない

協力し合える仲間をつくる

災害発生時は、ペットを連れて避難することが望まれますが、自らの安全が確保できない場合や、家族全員が不在の場合等、ペットを連れて避難できない様々な状況が想定されます。ペットについて相談することができ、いざというときにはお互い助け合えるような飼い主仲間を普段から作っておきましょう。また、近所の方と被災時の対応について話し合っておくことも重要です。

飼い犬の登録と予防注射

犬の飼い主には、飼い犬の登録を行い、年に1回の狂犬病予防注射を受けさせることが法律で義務付けられています。

区への登録により交付された鑑札と狂犬病予防注射済票は、必ず犬の首輪等に着けてください。迷子札の役割も果たします。