すみだ区報2019年7月1日号

特集

つながる すみだ(びと)

概要

すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第13回は、京島在住の丸山五郎さん。町会長として、地域に貢献する傍ら、区内の高齢者施設などから演奏に呼ばれるほど人気の「おじじバンド」のギターを担当されています。

Q. すみだで現在の活動を始めたきっかけは何ですか?

町会活動を始めたきっかけは、「地域に尽くすべき」との母の教えから。仕事をしている頃から長年務めてきました。一方、バンドは、地域のお店でよく会う仲間から、「おじじバンド」に誘ってもらい、そこからギターを始めました。最初は認知症を予防するために始めたギターでしたが、バンド仲間との練習が楽しくて、どんどん上達しました。そのうち、高齢者施設やイベントで引っ張りだこになりました。メンバーには、ボーカルのほか、ベースやギター、ピアノを弾く者もいます。奏でる音にも厚みがあって、聞いてくれている人からも喜ばれますし、演奏していても楽しいですよ。

Q. すみだでどのような活動をしていますか?

現在住んでいる地域で、町会長をしています。また、定年後は75歳からギターを始め、「おじじバンド」というバンドの一員となり、区内を中心に高齢者施設やイベントなどで、定期的に演奏をしています。「おじじバンド」の名前の由来は、結成当時のメンバーの平均年齢が還暦を優に超えていたため。曲目は、昭和歌謡を中心に70曲以上のレパートリーがあります。老人ホームでの演奏会では、昔を思い出して涙を流して聞いてくれる方もいました。こうしたボランティア活動に対して、老人ホームから感謝状をいただいたこともあり、大変光栄に思っています。

曳舟駅前の広場のイベントで、おじじバンドが出演した時の様子。高齢者施設の演奏会では、聞いてくれる方々と一緒に、誰でも知っている懐かしい昭和歌謡を歌うこともあるそうです。

Q.丸山さんは、すみだのどんなところが好きですか?

下町の風情があって、とても暮らしやすいところがいいです。その分、寂しく思うのは、個人で経営されているお店が少しずつ減ってきていると感じるところ。店主や常連客と仲良くなれるお店は大事だと思うので、これからも応援していきたいです。最近は、曳舟駅周辺も随分変わってきて、色々なことの変わり目に来ていると実感しています。区内に新しく引っ越してきた人たちと、もっと地域でつながりたいとも思います。町会だけでなく、どんな活動に対しても、常に人と人との「輪」は大切ですからね。一人だけで解決できないことって、どうしてもありますから、地域や人とのつながりはこれからも大切にしていきたいですね。

次回登場してくださるのは・・・

丸山さんとご近所で長年のお知り合いという小峰優介さんです。京島地域で建設業を営んでいます。
問合せ広報広聴担当 TEL:03-5608-6223