すみだ区報2020年2月11日号

特集

すみだの未来を考え、話し、創造する
中学生区議会

中学生区議会を終えて

今回参加した中学生の感想(抜粋)

・フィールドワークを行って、普段はあまり見ないようなところや通らないところを見たり通ったりすることで、区のことを今まで以上に知ることができました。

・大学生が私たちの意見を聞いて一緒に考えてくれたので、自分の考えの幅を広げることができました。

・まちの環境を見るようになったし、まちに捨てられているゴミなどが気になるようになりました。

中学生議長をやってみて…

みんなの意見をまとめることはもちろん、全体を見て周りを引っ張っていく力が大切だと実感しました。これから仲間のためにできることをもっと増やしていきたいです。

伊藤 海さん(両国中学校)

協力してくれた明大木寺ゼミ学生からのコメント

私も中学の時に、こんな学びをしたかった!まちの中のいろんな〝気付き″に出会えるはず

中学生たちは、フィールドワークを通して、まちの課題を発見するところから始めました。そして、そこでの気付きを質問としてまとめていく過程は、私たち大学生がゼミ活動で政策提案を考える過程にとてもよく似ています。自分の住むまちについて、真剣に考える機会って大人になっても、そんなに多くないと思います。中学生の時にこの経験ができれば、高校生になったときの視野も広がるはず。他の人が見過ごしてしまうところにも気付いて、なぜそうなっているのか考えられるようになるのではないでしょうか。

滝口 真亜子さん(明治大学政治経済学部3年)

中学生区議会OB(第5回子ども区議会参加)に当時を振り返ってもらいました

地域によって特性が違うという発見!まちづくりに興味を持つきっかけとなった

参加以前は自分の住む限られた地域のことしか見えていませんでしたが、他地区から参加した生徒の意見等を聞き、同じ区内なのに地域によって特性が全く異なることに驚きました。それをきっかけに、まちづくりに興味を持ち、学生時代には墨田区の環境等をテーマとした自由研究に取り組んだり、区が開催するイベントの手伝いをしたりしました。まちへの興味が高じて、いま区の職員になっているので、子ども区議会への参加が私の職業選択の原体験になったと思います。

星野 優さん(墨田区職員)