すみだ区報2020年4月1日号

特集

つながる すみだ(びと)

概要

すみだを愛し、すみだで活躍する方をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第21回は、区内の小・中学校でPTA活動に携わり、現在は主任児童委員を務める杉崎真嗣さんです。

杉﨑真嗣さん(墨田在住)

Q. すみだでどのような活動をされていますか?

小・中学校のPTA活動を経て、昨年の12月からは区の民生委員・児童委員としての活動をスタートさせました。その中でも、地域の子どもが元気に安心して暮らせるように相談や支援等を専門に行う主任児童委員を務めています。

PTA活動と異なる点は、学校に通う子どもの保護者としての立場ではなく、専門の委員として、学校や行政をはじめとする様々な支援機関などと連携することや、学区域を越えて広域的に活動することなどですね。

でも、子どもの暮らしを見守り支えるという本質は同じ。主任児童委員としての私の活動には、PTA活動の様々な経験から得たものが詰まっています。

「PTA会長退任後の今でも、交流がある大切な仲間です。」
「学校の行事を手伝ってもらうこともあり、様々な面で支えてもらっています。」

Q. 現在の活動を始めたきっかけは何ですか?

もちろんお声が掛かったからですが、お引受けする決断には、PTA活動の経験が大きく関わっています。

区内の全中学校のPTA会長が集まる「墨田区立中学校PTA連合会(中P連)」などでは、同じ墨田区でも地域によって歴史や文化のようなものが異なることを知り、驚くこともありました。そういった違いを知る楽しさもあり、自分の地域だけでなく、他校の地域のイベントなどのお手伝いもさせていただきました。え!?そんなに関わって大変じゃなかったか?いえ「めちゃくちゃ」面白かったですね。

もちろん、日々の課題について保護者や先生方と一緒に考えることもたくさんありました。また併せて先生方の負担をどうしたら軽減できるかなども考えました。でもそういったことも含めて、この活動は好きだからやっている、関われて(うれ)しい、楽しいことです。それに、私たち大人が楽しんでいる姿は、子どもにも伝わり、楽しさの連鎖や安心感を生み出すのではないかと感じています。

主任児童委員を務めるに当たっても、そんな経験や考え方、これまで築いてきた関係性などを大切にしていきたいと思います。

Q. 杉﨑さんは、すみだのどんなところが好きですか?

困っていると、知らない人でも「グイグイ」行くような、良い意味で「おせっかい」な人が多いところです。また、学校に関心を寄せてくれる人の多さにも気付き、ありがたいと思うことが多いです。

近年は国際化が進み、学校も様々な国籍の子どもが通っています。中には18か国もの子どもが通っている学校もあるんですよ。日本に長く住んでいない方は当然、わからないことが多いと思いますが、そんな方をすみだの「おせっかい」で迎えていきたいです。

次回登場してくださるのは・・・

大学時代から様々な教育の在り方について学び、区内の小・中学校の教育支援にも携わる佐伯実紀さんです。

問合せ広報広聴担当 TEL:03-5608-6223