すみだ区報2020年9月1日号

特集

つながる すみだ(びと)

概要

すみだを愛し、すみだで活躍する人をリレー形式で紹介する「つながる すみだ人」。お話を伺った方に次の方を紹介していただき、すみだを愛する人をつないでいきます。第26回は、長年、区内の小・中学生の育成をはじめとした多くの活動に携わられてきた野城 東亜子さんです。

野城 東亜子さん(横川在住)

Q. すみだでどのような活動をされていますか?

今まで区内の様々な活動に携わらせていただきましたが、現在は、自分の住む地域に軸を置いた活動をしています。具体的には、錦中地区青少年育成委員として、子どもの野外体験を企画したり、横川五丁目東部町会の役員として、同じ地域に住む高齢者の見守り活動を行ったりしています。

いずれも新型コロナウイルス感染症予防のためしばらく自粛していましたが、高齢者の見守り活動は予防対策の上、7月から再開しました。集合住宅1棟、40軒のお宅を訪問し、熱中症の注意について呼び掛けを行いました。久しぶりの訪問を歓迎してくださる方も多く、元気なお声が聞けて(うれ)しかったですね。子どもの野外体験などについても、思い切りできる状況になることを心待ちにしています。

顧問を務めている墨田区少年団体連合会が実施する「少年キャンプ」の集合写真
様々な活動の中でも特に想いの詰まった「高尾の森ワクワクビレッジ」での野外体験の資料

Q. 現在の活動を始めたきっかけは何ですか?

昭和52年に横川五丁目東部町会の子ども会である若葉会の会長を務めて以来、様々なご縁でお声掛けいただき、ジュニア・リーダーなどの子どもの育成に関わる活動や、区内巡りのガイド、視覚障害のある方向けの音訳ボランティア等、区内全域で多様な活動をしてきました。現在は体力と相談をして、地元でできる活動に絞っています。

しかし、今までも現在も活動の根本にある(おも)いは同じで、「毎日を気持ちよく楽しく生活したい」ということ。そんな気持ちを家族も理解、応援してくれました。約30年前に、青少年海外研修というオーストラリアでのホームステイを団長として引率しました。長い期間家を空けることに家族から反対されるのではないかと思ったのですが、「行きたいんでしょう?」と賛成してくれたことは強く心に残っています。また、娘が高校生になって、「お母さんみたいな歳の取り方をしたい。」と言われた時は本当に嬉しかったですね。

Q. 野城さんは、すみだのどんなところが好きですか?

結婚をしてからすみだに来て、50年以上が経ちましたが、少しずつ好きに「なっていった」街ですね。

私は人と関わるのが好きなんだと思います。関わりを通じて、楽しいことも、悲しいことも経験しましたが、「関わった人がたくさんいる」すみだが好きです。例えばジュニア・リーダー研修の卒業生と、区内のイベントなどで再会できると大きな喜びを感じます。

現在の町会の活動でも、住民の皆さんと仲良く、ずっと住み続けても疲れないような、居心地の良さを感じられる場を作れたら良いと思っています。

次回登場してくださるのは・・・

町会活動のほか、25年に渡って視覚障害のある方向けの音訳活動を続けている牧野 さえ子さんです。

問合せ広報広聴担当 TEL:03-5608-6223