すみだ区報2020年11月11日号

特集

すみだのものづくりの力を世界のすみずみへ

SPIDER(スパイダー)と株式会社ヒロカワ製靴 廣川雅一社長

区では、「ものづくりのまち すみだ」としての魅力を国内外に発信する「すみだ地域ブランド戦略」を推進しています。その取組の1つが、今年で10年目となるブランド認証事業。優れた商品や飲食店メニュー等を「すみだモダン」として認証しています。昨年度はブランド認証商品137点の中から「ベストオブすみだモダン」として13点、さらにその中から特に象徴的な1点を「ザ・ベスト」として選定しました。

その「ザ・ベスト」に選ばれたのが、ヒロカワ製靴が手掛けるSPIDER。38の革の端材を縫い合わせ、滑らかな表面に仕上げたSPIDERには、長い歴史と経験に裏付けられた高い技術力や斬新で美しいデザイン力など、すみだのものづくりの魅力が凝縮されています。

株式会社ヒロカワ製靴 会社概要

昭和39年(1964年)創業。昭和54年(1979年)に墨田区に移転して以来、すみだで全ての製品を一貫生産している。自社一貫生産を行う靴メーカーは、日本で同社のみ。日本人の足に合う木型と、履き心地にこだわったグッドイヤーウェルト製法が特徴で、全国的に有名な「SCOTCH(スコッチ) GRAIN(グレイン)」は同社の製品。