すみだ区報2021年2月21日号

区政その他

人権コラム(76)

あなたは大丈夫?考えよう!インターネットと人権

現代社会では、インターネットは身近なものとなっており、SNSや動画共有サイト等のソーシャルメディアの利用者も増加しています。

しかし一方で、インターネット上でのプライバシーの侵害や名誉棄損等の人権を軽視した行為が、社会的な問題となっています。また、SNSや掲示板で、特定の民族や国籍の人々を排斥する「差別的言動(いわゆるヘイトスピーチ)」や、部落差別(同和問題)に関する悪質な書き込み等も発生しています。最近では、なりすましや、発信元を特定できない形での書き込みなど、手段が悪質で巧妙なものもあります。

インターネットを使用する際は、根拠のない情報やうわさ話を拡散しないよう、冷静な行動を取ることが大切です。また、インターネット上では、情報発信の容易さや匿名性から、無意識のうちに相手を傷つけてしまう場合があります。LINE等の無料通話アプリやSNSなどを利用するときは、普段以上に相手への配慮を心掛けましょう。顔が見えないからこそ、その言葉を直接相手に伝えた場合、相手はどう思うかを考えてみることが大切です。

(注)部落差別(同和問題)とは、日本社会の歴史的発展の過程で形成された人々の意識に起因する差別が、様々な形で現れている人権問題のことです。

問合せ人権同和・男女共同参画課人権同和担当 TEL:03-5608-6322