すみだ区報2021年2月21日号

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すみだSDGs(エスディージーズ)ステーション

SDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」は、人類がこの地球で暮らし続けていくために2030年までに達成しなければならない世界共通の17の目標です。

目標達成に向けて知っておきたい理念や特徴をご紹介します SDGsウォッシュ

「SDGsウォッシュ」は、英語で「粉飾」を意味する「ホワイトウォッシュ」と「SDGs」を組み合わせた造語で、実態以上に、または実態がないのにSDGsに取り組んでいるように見せることを言います。

また、環境問題には取り組んでいるものの、労働環境が劣悪であるような場合にも、「SDGsウォッシュ」という言葉が使われます。

SDGsが掲げる17の目標は、誰もが取り組み参加できるものです。また、義務ではなく自発的に取り組むものです。

しかし、だからこそ SDGs の基本である「持続可能性」「誰一人取り残さない」という点をよく理解し、経済・社会・環境を総合的に捉える必要があります。個人や、企業・団体の取組が誰かの権利や利益を搾取していないか、持続可能な社会の実現に貢献しているか、情報源が不明確な情報や誇張した表現を発信していないか、といった視点をもつことが大切です。

また、「SDGsウォッシュ」に対する法的措置はありませんが、指摘された企業・団体等はイメージが損なわれ、経営や活動に影響する可能性があります。危機管理としても、SDGsの基本的な考え方を十分に理解し、「SDGsウォッシュ」になっていないかどうか、振り返る必要があります。

より良い世界をつくるために、私たち一人ひとりがSDGsの達成に向けた取組を真摯に行うという姿勢が求められています。

問合せSDGs未来都市政策調整担当 TEL:03-5608-6231