すみだ区報2022年6月1日号

区政その他

人権コラム(77)

人権を尊重し多様性を認め合う平和な社会に向けて

区では、人権啓発基本計画を策定し、人権に関する啓発を行っています。この度、令和4(2022)年度~13(2031)年度の計画改定を行いました。

誰もが住みやすい環境づくりには、お互いの生活習慣、文化、価値等の違いを認め合い、多様性を尊重することが大切です。

しかし、依然として女性・子ども・高齢者・障害者への差別や偏見、部落差別(同和問題)等、様々な人権課題が存在しています。

また、近年では、インターネット上の人権侵害や様々なハラスメント、ヘイトスピーチ、性的指向および性自認を理由とする差別や偏見、災害時における人権侵害、新型コロナウイルス感染症に関する様々な差別や偏見など、社会・経済状況の変化等により人権問題も多様化、複雑化しています。

人権を尊重し多様性を認め合う平和な社会の実現には、自分の人権と同時に他人の人権も尊重することが必要ですが、ときに様々な権利が対立することも考えられます。このようなときに重要になるのが、相手の立場に立って考え、感じることです。どちらか一方、あるいは誰かが我慢したり譲ったりするのではなく、まずは相手の立場に立って考えることから始めましょう。そして、人権が尊重され、多様性が認められ、社会的に孤立することなく人とのつながりを持つことができる社会の実現をめざしていきましょう。

問合せ人権同和・男女共同参画課人権同和担当 TEL:03-5608-6322