すみだ区報2022年6月1日号

区政その他

山本区長のメッセージ

脱炭素社会に向けたまちづくりの推進

墨田区長 山本 亨

区では、この3月に〝第二次すみだ環境の共創プラン″の中間改定を行い、SDGs(エスディージーズ)(持続可能な開発目標)を踏まえた中長期的な視点から、「みんなで創る環境にやさしい持続可能な〝すみだ″」の実現をめざし、様々な環境施策に取り組んでいます。

地球温暖化対策に向けた取組として、2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロの実現をめざす〝すみだゼロカーボンシティ2050″宣言を令和3年10月に表明して、区民・事業者・区の協働による脱炭素社会の実現に向けたまちづくりを推進していきます。具体的には、区庁舎における省エネの徹底や、グリーン購入による環境にやさしい物資の調達など、環境に配慮した取組を進めながら、この4月からは〝すみだ環境学習ツール″をインターネット上で公開し、小・中学生を対象とした普及啓発事業に力を入れています。また、昨年度の3R促進ポスターコンクール(中学生の部)で全国最優秀賞に選ばれた上野 夢さんの作品を区のクリーンキャンペーン周知ポスターに活用するなど、区民の皆さんにごみの減量や3R推進への意識をさらに高めていただくための普及啓発も行っています。上野さんの作品は、墨田区にゆかりのある葛飾北斎の〝冨嶽(ふがく)三十六景 神奈川沖浪裏″に着物姿の女性や紅葉を組み合わせたデザインで、「日本は江戸時代に完全な循環型社会を実現していたため、時空を超えて江戸時代から学ぶべき」という(おも)いが 込められています。

6月5日は〝環境の日″で、今月は〝環境月間″です。かけがえのない地球を未来の子どもたちに引き継いでいくため、環境にやさしい取組を皆さんで実践していきましょう。

〝3R促進ポスターコンクール〞で全国最優秀賞に選ばれた上野 夢さんと