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第10回

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更新日:2009年2月27日

1 東武タワースカイツリー株式会社(吉野氏)、東武鉄道株式会社(塚原氏)による説明概要
 一昨年、区民会議において環境影響評価書を中心に説明をいたしました。今回はすでに着工していますので現況、今後の工事の流れなどを中心に話した後に環境に配慮する計画の部分を説明いたします。
 2008年6月10日にタワーの名称を決め、同時に「新東京タワー株式会社」から「東武タワースカイツリー株式会社」と社名を変更しました。7月に起工式を執り行いまして、2011年12月に竣工予定となっています。現在は基礎の杭が終わり、鉄骨を組み立て始めたところで今年の秋ごろには200mくらいに組み立てられる予定です。2010年夏ごろに放送事業者が電波を発信するための「ゲイン塔」を吊り上げていく作業をし、2011年の春にはタワーの外装を作り終えます。
 「東京スカイツリー周辺(業平橋押上地区)開発省CO2推進事業が国土交通省のプロジェクトに採択され、それを昨年の12月におこなったシンポジウムで発表しました。それをもとに説明いたします。株式会社東武エネルギーマネジメントと連名で発表しましたが、これは地域冷暖房を行う会社です。
 省CO2技術導入として4つ掲げています。まず、「プラント連携とエネルギーネットワーク」が挙げられます。従来、熱供給をする際に導管が鉄道を横断するとコストがかかります。そこで、既存の地下鉄(半蔵門線)を利用して導管を敷設し熱供給が出来るように、と考えています。また、本社と街区2箇所の熱供給プラントをつくり、昼夜の熱需要を効率よく行います。
 次に「国内最高レベルの高効率DHC(地域冷暖房)」です。地域冷暖房としては国内で初めての地中熱を利用したものを考えています。常に17、8度に保たれている地中の温度を夏と冬でそれぞれ利用するものです。また、蓄熱槽に利用する水は非常時にトイレの流し水などに利用することが出来ると考えています。
 3番目に「街区とDHCとの連携によるLCCO2削減」です。Life Cycleを通じてCO2を削減するようにシミュレーションを行うものです。従来、地域冷暖房を行う際に、熱供給の会社とビルのオーナーが相互に連携することはありませんでした。今回、テナントを含めた検討会をつくり効果を検証し改善につなげるような仕組みを作っていきます。
 最後に、「水と緑と省CO2の情報発信ステーション」ということを目指します。雨水利用も首都圏最大規模のものを設置し、植木への散水のほかに太陽光発電の際に温度調整をする水に利用したいと思っています。発電パネルというのは夏場に温度が上がりすぎると発電の効率が落ちるそうです。うまくいくかはわかりませんが夏場にパネルの温度が上がりすぎないように、効率よく発電するために雨水を散布したいと思います。また、隣に出来る予定の墨田区の環境ふれあい館(仮称)とも連携できる企画を探っていきたいと思います。
 以上のような省CO2対策を行うことにより、建物全体で3割近く排出量を減らすことになります。これに甘んじることなく、さらに一層の削減が出来るように努力していきたいと思います。
~質疑応答~
(委員)あるテレビ局が周辺県に越境して電波を発信することになり問題があるという記事がありましたが何か聞いていますか?
(吉野氏)テナントさんのことについては、こちらで申し上げる立場にはございませんのでご理解ください。ただ、1社だけが東京タワーから電波を出すということは、受信者が2方向から同じ種類の電波を受信することになるため考えにくいことだと思います。
(委員)熱源供給会社側とテナント側で熱の管理を個別にするということですか?
(塚原氏)そのとおりです。各テナントで熱量計をつけて、たとえば従量制といった形などで省エネにインセンティブを与え、そして、室内の温度管理も1度単位で変えられるようにしたいと考えています。 
(委員)個別に計量できるようになれば、効果はかなりあるのではないかと感じます。また、その表示を区民や来客者に対しアピールできれば良いのかと思います。墨田区の場合、温暖化地域推進計画に区・区民・企業だけでなく「滞在者」を対象者にしており、そういった観点からも効果はあるのではないでしょうか。
(会長)須田先生が希望していたのですが、“日時計”というのは可能ですか?
(塚原氏)環境影響評価書のなかで、「日影」という環境負荷の部分でご迷惑をかける側としては言い出しづらいことです。
(委員)たとえば、春分の日、秋分の日に“ストーンヘンジ”のようにタワーの先の部分の影がある一点にかかるところを表示し、観光のスポットにするというアイディアとしては面白いでしょう。それをつないで11時の点、12時の点と結んでいくのもひとつだと思います。もっとも、それは個人の敷地内等の諸問題はあるかと思いますが。もし出来たとすれば世界で一番大きい日時計になるのではないでしょうか。
(委員)北十間川に船でタワーに行くというのはできますか?
(吉野氏)墨田区としても、そのようなアイディアはあるようですが増水時の隅田川の水が入ってくることによる洪水を防止するための、東京都の管理である水門の問題もあります。そういった問題が解決できればぜひ、我々としても前向きに考えております。
(相澤課長)先日、新しい環境ふれあい館の検討の一環でボートに乗って川をめぐってみました。個人的にも非常に楽しいと思いました。
(委員)東京タワーのように階段で登ることができますか?
(吉野氏)非常階段はありますが、外から見ることは出来ません。囲まれていますので、あくまでもイベントなどで使う程度を想定しています。
2 区民会議のまとめ、来期の方向性について
(事務局)活動期間も残りあと2回となってまいりました。今期委員の活動報告をいただくにあたり、委員から前年度・今年度の活動の資料を提供していただきました。これを活かして報告書を作っていくということにしたいと思います。また、来期の委員の継続の意向についてお伺いしますので期限までにご回答ください。謝礼の件について、昨年度と住所・口座の変更があるかたはお申し出ください。
(相澤課長)さて、来期のすみだ環境共創区民会議では区でテーマを考えております。前回の須田先生の講義の後に話させてもらいましたが、現在、翌年度に緑や生物の調査について予算の要求をしております。そして、翌々年度は環境基本計画の改訂の時期になります。ぜひ皆様がたには継続してこういった計画づくりにご参加いただいて意見をして検討していただければと思います。また、あるいはそういったものに興味のある方を紹介していただけませんか。
(事務局)次回は、委員による発表をリバーサイドホールの会議室で行います。

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